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プロローグ
どうかお楽しみくださ。
俺の名前は竜導寺 彰。
この退屈な世界に飽き飽きしているものだ。
身分は学生で、将来必要かどうかわからない勉強に時間を使うことに無意味だとさえ感じる。
こういう時ラノベなら異世界に転生しファンタジーを繰り広げられるのに、現実とは残酷なもんだな。
こうなったらいっそ、家に魔法陣っぽいものでもかいてみるか。
親にバレたら気まずくなるがダメだったらすぐ消せばいいだろう。
無駄に終わるだろうが暇つぶしぐらいにはなるだろう。
とりあえず自分の部屋に魔法陣みたいなものをかいてみた。
そして、異世界に移動できるような呪文を唱えてみた。
「我は世界の救世主なり。我こそがそなたたちの世界を変える男。
今救済を求むならば我を召喚したまえ。」
……ギュイーン…
なんだ!
魔法陣っぽいものが光だした。
もしかして成功した!?
黒歴史を作った価値があったというものだ。
さぁ、俺をファンタジーな世界へと連れていってくれ!
読んでくださりありがとうございました。