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いざ!高天原へ!

今回の依頼は、自由に生きたいです!と、うずめさんが言うと私達は顔を見合わせて、お互いに意味が分からない、という表情をした。


「うずめさん、いまいち意味が分からないんですけど・・・。具体的にどうすればいいんですか?」

「うん。うずっち、依頼の内容が抽象的すぎて分かんない。」

私達が想像していた依頼はもっと、好きな人と付き合いたいとか、受験に合格したいとか、もっと目的がはっきりしているものだとばかり思っていたので、今回の依頼は人によっては様々に捉えられる。

うずめさん自身も、自分で依頼内容を発表しておきながら、今回の依頼について首を傾げていた。


「あらら~、ちょっと変わった依頼ですね~。かんなちゃん、どう思います?}

「はい。確かに、この様な依頼は珍しいですね。こんなに抽象的とは、Eランクの依頼でこの内容は少し変です、ここは一度、協会上層部に連絡をしてみては?」

「そうね~、間違って届いたのかもしれないしね~。」


と言いながら、うずめさんはパンパンと二拍して、右手の親指と小指を立て、受話器の様な形にすると何やら会話をし始めた。


「もしもし、受付前のうずめです~。今届いた依頼の内容なんですけど~・・・はい~・・・はい~・・・・なるほど~・・・・そうですか~・・。了解しました~。二人にはそのように伝えときますね~。ではでは~。」

と上層部の方であろう人と話が終わると、パンと一拍して通話が終了した。そしてこちらの方を向き、


「おまたせ~、今回の依頼なんだけど~、正式にカグラ士協会に届いたもので間違いないんですよ~。確かに、今回の依頼は抽象的ですけど、初めての依頼ということで、依頼の本質も考える事の重要性も勉強できるので、頑張ってみてね~。との事です。」

と、にこやかに笑っているうずめさんであったが、私達にはさっぱりだった。依頼の本質ってのも、どういったものなのか分からないし・・。困惑した表情の私を察してくれたのか、かんなさんが近づいてきて、ポンっと肩に手をおいて


「難しく考える必要はありませんよ、この依頼を出した人が何を願って、何が必要なのかを神様に伝えればいいだけの事です。」

と、耳元でそっと落ち着いた口調で語りかけると、ポンポンと肩を軽く叩いて励ましてくれた、叩いてくれるのと同時に、犬耳がピクピクと動き、長いポニーテールがふわりとなびくと、柑橘系の爽やかな香りがした。


「あ~~、かんなちゃんが夕華ちゃんと、いちゃいちゃしてます~!うずめさんは仲間はずれなのですね~、悲しいです~~~。こうなったら脱ぐしかないですね~・・・。」

と私達の方を指差すと、うずめさんは、ぷくっ~~~とほっぺたを大きく膨らませ、せっかくかんなさんが整えてくれた制服のボタンに手を掛けてまた脱ぎだそうとする。


「いちゃいちゃしてませんよ!ただ、アドバイスをもらってただけです!だから、うずめさん脱ぐのヤメて~~~~!」

私は必死に止めにかかりました。それを横で見ていた紅ちゃんが


「うずっちも、夕華も、ごきげんだね。」


と冷静に言うのでした。



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