カグラ士協会入会!!5
「うずめ様、また人前で脱いでいるのですか?はぁ・・・まったく、うずめ様には困った物です。
あれほど、何時でも何処でも無闇やたらに脱がないで下さいと散々言っているのに・・。」
犬耳をしたその女性はやれやれとした表情を浮かべ、うずめさんに近づいてくる。
近づいてくるたびに刀に付いた鈴が、シャン、シャン、と鳴り響く。
「あらあら、カンナちゃんおかえりなさい~、哨戒任務ご苦労様~。」
うずめさんは、犬耳の女性が近づいてくるのを見ると大きく手を振った。
手を振るたびに、その大きな胸が上下に動く。第3ボタンまで衣服がはだけているので、殆ど半裸の様な状態だった。
「はい、ただ今戻りました。無事異常なく哨戒任務完了です。それよりも!また悪い癖が出てしまいましたか・・。毎回毎回、服を整えなおす私の身にもなって下さい。」
そう言って”かんなちゃん”と呼ばれた犬耳の女の人は、うずめさんの乱れた服のボタンを掛け直し、襟を整え、パンパンとほこりを払い、鮮やかな手つきで元のキッチリとした服装に戻していく。
「やれやれ、風邪でもひいたらどうなさるのですか?」
「大丈夫よ~、脱いでる状態が私のデフォルトだもの~」
うふふ~と優しい笑みを浮かべながら、うずめさんが服を着させてもらっている。
そして、衣服を整え直すと、犬耳の女性はこちらの方を向き
「えっと、初めて見るお顔なのですが・・・うずめ様、もしや・・。」
犬耳の女性は首をかしげながらうずめさんの方を向く。
「そうですよ~、今日からカグラ士協会に入会した日暮夕華さんと、十五夜紅さんですよ~、ぱちぱち~。」
「なるほど、このお二人方が今日入会すると言っていた方々なのですね。先ほどは我が主が失礼致しました。私は、うずめ様の式神にして狼族の、”カンナ・ルルゥー・ブラン”と申します。以後お見知りおきを、気軽に”かんな”とお呼び下さい。」
そう言うと深々と礼をしてにっこりと微笑んでくれた。その微笑があまりに自然で綺麗だったので見惚れてしまい返事がワンテンポ遅れてしまい、わたしは慌てて、
「は、はい!私は日暮夕華といいます!よ、よろしくお願いします!か、かんな・・さん。」
どぎまぎしながらの返事となってしまった。
かんなさんは、短く、はい。といい笑顔でこちらを見つめていた。
うずめさんとは違った、しっかり者のお姉さんって感じで、しかも凛とした立ち振る舞いがさらに、しっかりとした雰囲気を出している。
うずめさんは三つ目のパネルをスライドさせ、一瞬、かんなさんと目を合わせると。
「ではでは、かんなちゃんも来たところで、式神とカグラ士にとっても関わりのある,現人神化について説明しましょうか~。」