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神様会議  作者: 暴走紅茶
3/8

第3題目!!!

此処は世界の上空『スカイ・キャッスル』此処では神様達が日々くだらない会議をしています

本日はインド上空!ナマステェ~


もちろんこの日も、しっかり、定時に、きちんと(ここ重要)出勤した

ああ…………みんながちゃんといる…………

「ねーねー今日の会議は何するのぉ?」

「そうだね~何しよう? あ!じゃあさ~みんなが受け持ってる神社について色々話さない~?」

まぁ、良いだろう。

「良いじゃん! その議題!」

おおっ土神がいつになくノって来た


「ここ100年くらい全く行ってねえケドな!」


「って!おいっ」

「行けよ!」

「やだ。めんどい」

「うおい!」

「そんな私もほとんど行ってないけどねぇ」

「木神さんも?」

「ひょっとしてみんなここ10年以上行ってないの?」

一斉にうなずく。が、

「はい!」

「なにかな~火神~」

火神が勢い良く手を挙げていた

「私ね! 私ね! ちゃんと行ってるよ~年に一回は自分の管轄まわってるよ~!」

「え? マジで?」

もし、本当なら関心だな。

「うん!」

「偉いですね。火神さんは」太陽が褒める

「えへへ~だって~よくお菓子置いてあるから~」

ああ~やっぱりか~薄々感付いてはいたけどね。

「そんな理由ですか!?」


「うん。でもね、やっぱり火神のいめーじってのがね、初代の筋肉ムキムキのおっさんなのかね、置いてあるのが基本煎餅なのがふまんだけどね」


「信仰してる奴らが可愛そうだろっ! お供えに駄目出しすんなよ!」

でも人々に知られているのは初代なわけで、その辺の不満は俺も感じている


「あ、その系統の不満なら私も有ります!」

太陽が勢いよく手を挙げた


「へ~どんなの?」

「えっとですね○戯王なんですけど、別に初代のラーは龍じゃないです! ちゃんと人型をとってますよ!」

「まさかの初代から勘違いされている!?」

「ええ。まあ。結構前から気にはなってたんですけどね。なかなか言い出す時がなっかたんですよ。」

ああ。そゆことか。

「でもなぁ、俺思うんだが。確かに人は俺ら神に勝手なイメージを押しつけやがってるよな。一発雷落としとくかな」

「相変わらず考え方が物騒だねぇ雷神」

なんか人ごとだな木神!

でもみんな確かになとかそうだよなとか呟いて下を向いてしまっている。

「(バァッ)…そんなこと言った雷神が一番イメージに近い神。」

急に顔を上げてとんでもないこと言いやがったよ! こいつ!

更にうつむくみんな


「でもでもっ! こんな神様もありだよ……………………ね?」


ぼそっと火神が呟くとみんながそうだねぇ。うんうん! と口々に言いながら顔を上げ始めた。うんうん!ここはそうでなくちゃ! みんなが笑ってないとね!

てなわけでめだしめで・・・・・・


バァァァアッァァァアァッァァァァァァァァァンン


扉が思いっきり神の力込み込みで開け放たれた。


「おい!水神? また勝手に雨降らせやがったなぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁっぁぁぁぁ?」

「やがったなー!」


こいつらは気象部のやつらで先にしゃべったのが雨神(200歳女)で、後にしゃべった奴が妹の雪神(199歳)だ。この姉妹は、神官連合 気象部の実質トップ2なのだが、大人の都合で代表は風神・雷神が務め、現場監督はこの姉妹で行ってる。通称『オーガ・シスターズ』。理由はまあ、この先を読んで察してくれ。

「まじか! お前!」

「…………また?。」

こいつらも一応気象部であるのから一緒に怒ってくる。

因みに何で怒られてるのかって言うと、気象部が全面的に管理してる天気をちょっと水の力を使って弄ったからで、あ、でも! それは乾きに苦しんでる村を救うためであって!…………。

「ちょっ! 言い訳を! 言い訳を聞いてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」


「問答無用。付いてこい」

「付いてこいっ!」


「うわぁぁぁぁぁあぁあぁぁぁあ」

「あ、連れていかれた」

誰かが呟いた。ってか、助けろよぉぉぉぉぉぉおおおおお


「たーすーけーてぇぇええぇぇぇえぇえ」


ずるずると引きずられていく俺。遠くから

「水神も連れていかれちゃったことだし~お開きにしようか~」

なんて声が聞こえてくる。畜生っ! あ、なんか目から熱いものが。


ー数時間後ー


足が痺れてきた

膝の上の石は早10枚

下は石畳

段々と痛みを感じなくなってきた

聞こえてくる説教も、もう聞こえてこない

てか、居るのは知ってるし、うっすらとは聞こえてるんだけど

感覚が死んでる………………………………

「ご、ごめんなさ…………」

トンと更に1枚石が増えた

「ギャーーーーーーーーー」

「うるさい。あんたはもう11回も勝手に降らせてるんだよ? それと同じ数の石でも抱いて反省しなさい!」

「しなさい」


ああ! もう。ちっこいのがウザい!

もう知るかよ!

そんなことを思ってると、

「ピピピピピピピピピピピピピ…………」

「時間だぁ………………やっと解放される………………長かったなー」

一応神官連合では拷問OKになっている(神は基本不死身だしな)だが、精神的にはヤバイので拷問の種類によって時間が決められているのだ。


「「チッ」」


今! 姉妹揃って舌打ちしたよねぇ????

「これが神がすることかよ。」

抱かされていた石を解放されながら言った

「あ、手が滑った」

石が振ってきた

「ぎゃふん」

黙ってよ・・・・・・。

数分後完全に解放されて

「これでもう懲りたか? 反省した?」

「した?」

「あぁ、したよ。しましたよ!」

「よしっ! それなら今回のことは許そう!」

「ありがとうございます」

うんうんと頷く姉妹

「じゃあな」

「あ、待てよ! 飯食ってくか? もう遅いし、反省したならそのくらいはしてやるよ」

「え? お姉ちゃん?」

「まあ?流石に11枚はやり過ぎたかと・・・。」

段々と声が小さくなっていってしまったのでよく聞き取れなかったが、飯を食わせてくれるならその話にのってやろうかな。

「ああ! ありがとう!」

そんなこんなで飯を食わせてもらい、すっかり遅くなったのでもう帰宅。

反省用拷問はキツかったがそれを上回るくらい飯が旨かったし(てっきり不味いのかと思って恐る恐る食べたのに、あまりの美味しさに我を忘れてがっついてしまったのは今言うことではないだろう)、まあ、めでたしめでたしだな。


そして家に帰り着き、暖かい布団で寝ようと思ったときにふと


(そういえば……なんで、金剛神はいないんだ……?)


と、疑問に思ってしまった。今思うと、こんな事おもわなけりゃよかったのかもしれない。



END

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