姉妹の絆
姉:ただいま
妹:ただいま…
久し振りの家に帰ってきた
姉:荷物、そこ置いといていいよ
妹:あ、うん…
私はさっさと自分の部屋に来てしまった
そしてベッドに飛び込む
少しお姉ちゃんのにおいがした
妹:(こんなのやだな… お姉ちゃんの顔…気まずくて見れないよ… どうしたらいいの…?)
一方姉は…
一人黙々と旅行の片付けをして、夕飯を作っていた
姉:(よし、出来た… ななみ、呼びにいかないと…)
少し複雑な気持ちでななみの部屋に向かう
コンコン
姉:ななみ、ご飯出来たよ
妹:わかった…
お姉ちゃんの足音が遠ざかっていく
妹:(どうしよう…顔見れないよ…)
布団の中でじたばたしていると、お姉ちゃんが呼びに来てから1時間が経っていた
そのとき
コンコン
姉:あの… ご飯ここに置いておくね ちゃんと食べるんだよ
妹:…
お姉ちゃんの気配が遠ざかっていく
妹:(お姉ちゃん…どうしたらいいの… ぐすっ… うぅうう…)
そのななみの涙の声を、姉はドア越しに聞いていた
姉:(もう、ななみったら…)
そっとななみの部屋のドアをあける
妹:ひっく…ぐすっ…!? お姉ちゃん…っ!?
姉:ごめんね、ノックもしないで… ちょっと心配で
妹:出てって…っ …いま、お姉ちゃんの顔…見たくない…っ
姉:っ… わかった…ごめん…
そして遠ざかるお姉ちゃんの足音
妹:(どうして…ホントはそんなこと言いたくないのに…っ!! ぐすっ… お姉ちゃんに嫌われちゃうよ…)
一方姉は
姉:(私、嫌われちゃったかな… 姉として、恋人として失格かな…)
そして明くる日の朝
妹:(結局、あまり寝られなかったな… 今日こそ、お姉ちゃんに謝ろう…)
そしてリビングに向かう
妹:おはよう、お姉ちゃ… あれ… お姉ちゃんいない… 寝てるのかな?
お姉ちゃんの部屋に向かう
妹:お姉ちゃん、入るよ?
しかしそこには誰もいない お姉ちゃんの匂いだけ、そこにはあった
妹:(と、トイレだよね)
トイレに向かう
コンコン
妹:お姉ちゃん?
しかし返事は無い
妹:(お姉ちゃん、どこ行っちゃったのかな… 家出てっちゃったとか… まさかね…)
妹:(お仕事の時間とかじゃないし、買い物だよね、うん)
そしてお昼になった しかしお姉ちゃんは帰ってこなかった
妹:(お姉ちゃん…どうしたんだろう… 家出しちゃったのかな…)
玄関に向かう
妹:お姉ちゃんの靴がない… …ぐすっ…お姉ちゃん…どこいっちゃったの…? ひっく…
ずっと一緒にいるって…言ったのに…ぐすっ… おねぇ、ちゃん…
ごめんなさい…っ うぅうう… 一人にしないで…っ ぐすっ…
うわぁああん…っ!!
そのとき、玄関の扉がそっと開いた
姉:ただいま… ってななみ!? どうしたのこんなところで…!? 床まで濡らしちゃって…
妹:ぐすっ… ふぇえええ…っ おねえちゃぁああんっ… 一緒にいるって、いったのにぃいい… えっぐ… ふえええぇええ…
姉:あーもう、ほらほら 可愛い顔が台無しだよ?
妹:おねえちゃぁあんっ…ぐすっ… ごめんなさいいぃ… わ、たし ひとりやだよおおおっ… ふぇええ…
ガバッ
妹:ひうっ!?
姉:私こそ、ごめん…っ ななみのこと、気付いてあげられなくて… お姉ちゃん失格だよ…
妹:そんなこと、ないっ…ひっぐ… お、ねぇちゃん、は…うぅうう… わ、たしの…っぐすっ…たいせ、つn…んんっ!?
姉:ちゅ… ちゅっ…
妹:んんっ…ちゅ… ぷはっ… ぐすっ… おねえ、ちゃん…っ?
姉:もう、いいから お姉ちゃん全部わかってるから、仲直り、しよ?
妹:う、んっ… お姉ちゃんっ…おね、ぇちゃん… ふぇえええええっ…
姉:あーもう泣き虫さんなんだから、ななみは よしよし ナデナデ
妹:ひっぐ…寂しかったぁあああ… ぐすっ おねえちゃん、に触れたかったぁあ…っ
姉:ごめんね… お姉ちゃん失格だね…
妹:うぅん…っ ぐすっ お姉ちゃんは…ひっぐ…私の大切、な ぐすっ… 世界で一人だけの…っ お姉ちゃん、だも、ん…っ
姉:ん、ありがと、ななみ ぎゅーっ…
妹:そ、れに…っ ひっぐ…ぐすっ… わた、しの恋人、だもん…っ
姉:ん、そうだよ ななみ、顔上げて…?
妹:や、だぁ… ぐすっ… 泣き顔、恥ずかしいっ…もん…
お姉ちゃんの胸に顔を埋める
姉:ほら…
お姉ちゃんがグイッと私の顎を持ち上げる
妹:い、やぁ…っ
姉:泣き顔、可愛いっ ちゅ…
妹:ん…ちゅ…ぅ…
姉:ちゅ…ちゅっ…
妹:んん… ちゅ…
姉:ちょっと、ベッド行こっか
妹:ひっく…でも、お姉ちゃんおしごと…
姉:今日は休みもらった だって、ななみといたいから トンッ
妹:きゃっ… バサッ
お姉ちゃんにベッドに押し倒される
妹:ちょ、っと…ぐすっ… お姉ちゃんっ…!?
お姉ちゃんが私の服を脱がせる
妹:ちょ、ちょっとおねえちゃ…ん…っ
下着姿にされてしまった
お姉ちゃんが私の上に覆いかぶさる
そして顔を近づける
妹:おねえちゃ…顔…近いよぅ…っ
姉:ななみ、私のこと好き?
妹:好き…大好き…っ うぅん…愛してる…っ
姉:ん、よかった ちゅっ…
妹:ん…ちゅっ…
お姉ちゃんの手が私の肩を撫でる
妹:ひゃ…っ
姉:ななみって敏感なんだね
妹:お姉ちゃんだからだよ…!
そしてお姉ちゃんの手がお腹を撫でる
妹:ひぅ…っ! んっ…
姉:ななみ、可愛い…っ
妹:かわいく、ないぃ…!
そしてお姉ちゃんの手はふとももに…
妹:っは…ぅ… んんっ…
姉:可愛い…っ…
そしてそのままベッドで1時間が経過した
妹:なんか…いっぱい汗かいちゃった…っ
姉:私も…
そして沈黙
姉・妹「あははっ!」
姉妹で笑い合う
姉:一緒にお風呂はいろっか
妹:うんっ
こうしていつもの雰囲気に戻っていった
仲が戻ってよかったという感じですね!
今回は仲直りがメインの話になりました
なので、ちょっと文章は短めです!
次回からどんな展開になっていくのか、楽しみです