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甘い日常

今回は若干過激な部分があります。

ジリリリリリ...

いつもと同じ時間に目覚まし時計がいつものように鳴り響く

けどいつもと違うのは隣にお姉ちゃんがいること

私と一緒のタイミングに起きて若干眠そうな表情をしている


妹:寝起きのお姉ちゃん可愛い…っ


姉:はへ? ななみだって可愛いよぉ…


妹:ありがとねっ 私学校行かなくちゃだから仕度するね


姉:あ、そっか 部屋出てったほうがいいかな?


妹:ううん 寝てていーよ!


姉:うん… ななみの匂いがしてぐっすり眠れるぅ…


妹:あはは お姉ちゃんまた寝ちゃうのー?


姉:うーん…? あと少しだけ…


妹:じゃあ学校いってきまーす


少し悪戯っぽく言うと


姉:あ…待って…! 見送る!


妹:冗談冗談! まだ起きたばっかりでしょ?


姉:あう…冗談かー… ななみの馬鹿ぁ


妹:ごめんごめん! ちょっと朝ご飯作ってくるね お姉ちゃん一緒に食べようよー


姉:うん 一緒に朝ご飯つくろっかぁ


妹:うん だけど、寝起きじゃあちょっと危ないなあ… 今日は私が朝ごはんつくる!


姉:うーん…ありがと じゃあ私も起きるかー


妹:先下行ってるね!


部屋を出ようとしたとき。


姉:ちょっと待ってよー ギュッ


お姉ちゃんに後ろから抱きしめられる


妹:もうお姉ちゃんってばー 学校遅刻しちゃうよ!


姉:んー… 下まで連れてってー


妹:えー無理無理! 階段落ちちゃうって!


姉:私そこまで重くないよ?


妹:そーゆー問題じゃない! ほら、お姉ちゃんリビングいくよー!


姉:はーい


いつもなら私より早く起きてお姉ちゃんが朝ご飯を作っていてくれるのだが、今日はその逆だ

まだ若干眠たそうな表情のお姉ちゃんはリビングの椅子に座ってじーっとこっちを見ている


妹:お姉ちゃん? どうしたの?


姉:んー? ななみ可愛いなって


妹:お姉ちゃんのほうが可愛いよ!


姉:私可愛くないもん でも、この家に住んでるのも私たちだけだし夫婦だねー


妹:そだねー 早くバイトしてお姉ちゃんの助けになりたいな


姉:ごめんねー あまり贅沢させてあげられなくて


妹:ううん大丈夫 お姉ちゃんに任せっぱなしだから早く働きたいな


姉:私のところバイト募集中だから、気があったら面接来てみるといいかもねー 店長には話しておくからさ!


妹:ホントに!? お姉ちゃんと一緒のところで働けるの!?


姉:うん 勿論面接合格したらだけどね!


妹:私頑張る!


姉:おーう!


お姉ちゃんはどこか上機嫌だ

お姉ちゃんのあの告白以来、パティシエの道を諦めたお姉ちゃんは近くのファミレスでウェイトレスの仕事をしている。


妹:はーい おまちどおさま 美味しいかわからないけど…


姉:大丈夫! ななみが作ったものなら何でも美味しいよ いただきまーす


妹:召し上がれ!


お姉ちゃんが私の料理を口に運ぶ


姉:おお! これ美味しい…! ななみ料理上手だねー


妹:お姉ちゃんには及ばないよ!


姉:うぅん! 美味しい!


幸せそうな表情のお姉ちゃんはとっても可愛かった


妹:あ…お姉ちゃん ちょっとじっとしてて…


姉:んー?


チュッ…


姉:っ!?


妹:口の周りにご飯ついてたよー?


姉:あ、ありがと…っ


妹:お姉ちゃん照れてる! 可愛い…!


姉:だ、だっていきなりキスするんだもん!


妹:だって取るにはこの方法以外考え付かなかったんだもん!


姉:もー ごちそーさま! 美味しかったよ!


妹:お粗末様でした!


姉:食器は私が洗うね


妹:うん、ありがとお姉ちゃん! 私はそろそろ行かなきゃ!


姉:およ、もうそんな時間? 行ってらっしゃい


妹:うん、いってきます!


姉:あ、ちょっと待って!


妹:んー? どうし…


チュッ


姉:行ってらっしゃいのキス、ね! 頑張ってね


妹:お、お姉ちゃんにキス…された…!! い、いってきます…っ!


赤面しながら若干早足で家を飛び出した

前まではお姉ちゃんと二人で歩いた通学路

学校を卒業したお姉ちゃんは居ない

そこだけは毎朝 寂しさを感じてしまう


一方、家にいる姉は…


姉:今日はバイト休みだから家事全部終わらせちゃおう! とりあえず洗濯…!?


姉が見つけたのは…


姉:な、ななみのぱんつ… いやいやいや! だめだめ! いやでも… う… す、少し…だけなら…ね… いやでも…



妹:へくちっ…!

   (誰か噂してる…?)


姉:せ、洗濯は後にして… そ、そうだ! お布団干さなきゃ!


自分の布団を干して、ななみの部屋に向かう


姉:失礼しまーす…


ななみの部屋に入ると、一目散にベッドに飛び込んだ


姉:うーん… ななみの匂い…


枕に顔を埋め 眠ってしまった


そして夕方になった。


妹:ただいま~! おねえちゃーん!


反応がない


妹:あれ? お姉ちゃん? お出かけかな…


とりあえず自分の部屋に向かう


妹:あれ? お姉ちゃん寝てる… って… なんでこんな服が乱れてるの!?

でも、お姉ちゃんの身体…綺麗… ちょっとくらい触っても…


とりあえず髪を撫でてみる


姉:ん…うぅん…


妹:すごいサラサラしてる… お姉ちゃんの髪きもちぃ…

次はどこに… っ!?


見えてはいけない何かがななみの目には映った


妹:…私よりでかい… お姉ちゃんのばかー!


躊躇せず手を伸ばした


姉:んん…っ!? ちょ、ちょっとななみ…! 何して… んっ…!


妹:私よりでかい!


姉:ちょ…やめ! やめええ!



妹:むー…


姉:な、ななみのばか…っ! びっくりしたじゃんかぁ


妹:お姉ちゃんがそんな格好で寝てるからだよっ!


姉:寝てる間に乱れちゃったの!


妹:…でもお姉ちゃんの柔らかかったもん…


姉:もっと触る?


妹:むー! あとで! とりあえずご飯作らないと!


姉:んーそうだね 下いこっか


妹:うん


夜ご飯はお姉ちゃんが作ってくれた

やっぱりお姉ちゃんが作る料理は美味しい


妹:よーし! 今日はお風呂一緒に入ろ、おねーちゃん!


姉:いいよー


妹:先はいってるねー!


姉:うん、着替え用意してくるね


妹:うん!


久し振りにお姉ちゃんとお風呂に入る

ちょっとドキドキ…


待っているとお風呂場のドアが開いてお姉ちゃんが入ってきた

バスタオルを巻いている。


姉:は、恥ずかしいから…さ!


妹:むー お姉ちゃん背中流すよ!


姉:ほんとに? じゃあお願い


妹:えいっ!


バサッ


妹:ひっさつ! バスタオル剥がし!


姉:ちょ、ちょっと!! 恥ずかしいって!


妹:いいじゃん! 姉妹じゃないんだよ?


姉:そ、そうだけど…


妹:お姉ちゃん綺麗だよ?


姉:うーん… まぁいっか!


妹:じゃあ背中流すね


姉:お願いね


ペタ…


姉:ひゃ…っ 手で洗うの…?


妹:うん! 肌に優しくね!


姉:う、うん… ひゃ…くすぐった…っ


妹:ちゃんとじっとしててよー!


姉:だ、だって…! んっ…ちょ、そこ…っ! だめ…っ


妹:何もしてないじゃんー! 洗ってるだけだって!


姉:くすぐったいんだもん… え、ちょ…っ ま、えは…っ だめ…っ!


妹:前もだよー 決まってるじゃん!


姉:ほんと…っだめっ! やめぇええっ…!!!



姉:もー… ななみのばーか…


妹:ごめんごめん! 機嫌治して?ね?


姉:むー… もう寝る!


妹:ごめんってー! ね? ギュッ


私と反対のほうを向いて寝てるお姉ちゃんに抱きつく


姉:ちょっと…嬉しかった…


お姉ちゃんが小さい声で何かを呟いた


妹:え?


姉:なんでもない!


妹:もーなんで怒ってるのー?


姉:怒ってないっ


するとお姉ちゃんは身体の向きを私の方へ向けてきた

そして耳元で


姉:ちょっと嬉しかった…


と囁いて抱きしめてくれた


妹:お姉ちゃん大好き…!


姉:私もななみ大好きだよ


こうして二人は眠りに落ちた






どうでしょうか? 全話の後書きで「次回は濃くする」的なことを書いたのですが、濃すぎた気もします(笑) 次回からは普通の百合百合な感じで進めていきますよー!

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