小さい時から
暗い闇の中に一つの光が見える
妹:あれ…? ここは…
辺りを見回しても人の気配がない
それどころか何も見えない
妹:ここどこ…? お姉ちゃんどこ…?
そのとき、何処からか声が聞こえた
?:妹よ、あなたとお姉さんの関係はとても深いものです
その幸せも永遠に続くものでしょう。
しかし、お姉さんを守ってあげることもしなければならないのですよ
妹:そんなのわかってるよっ! というか貴方は誰…!?
しかしその呼びかけに返答はなかった
そして視界は開け…
…ちゃん… …きて… …なみ、起きて…
妹:ハッ!? ガバッ
姉:わぁ! ステーン
妹:あれ、お姉ちゃん!? 何で床で寝てるの!?
姉:違うよ… ななみがいきなり起きてびっくりしたんだよ…
妹:わわ…! ごめんお姉ちゃん! スッ
姉:ん…ありがと…!
妹:か~ら~の! ギュッ
姉:んぅ!? ギューッ
妹:えへへ、おはようお姉ちゃん!
姉:ん、おはようななみ
妹:ってもう10時!?
姉:うん、そうだよ ななみの寝顔が可愛くて起こすの勿体無いなーって
妹:早く起こしてよー! お姉ちゃんのお手伝いしたいのにー
姉:ありがと、ななみ ニコッ でももうご飯の用意できてるよ?
妹:えっ ホントに!? 食べる食べる! お姉ちゃんはもう食べたの!?
姉:食べてないよ ななみが起きるの待ってたんだよ
妹:ホントに!? じゃあ早く食べよ!
姉:うん
妹:んーっ やっぱりお姉ちゃんが作るご飯は美味しいなっ!
姉:ほんと? ありがと、ななみ
妹:えへへー! 今日はお姉ちゃん何するのー?
姉:んー 入院してた間家の片付けできなかったから掃除しようかな?
妹:おー! 私も手伝う!
姉:ホントに? ありがと ニコッ
妹:うん! じゃあ道具準備してくるねー!
姉:あ… ちょっとまって!
妹:どうしたの?
姉:ちょっとこっち来て
妹:んー?
姉:ん、ちゅ…
妹:っ!? ちゅ…っ
姉:よし、お掃除しよ?
妹:う、うん!
姉:どうしたの? 顔赤いよ?
妹:ななな、なんでもないっ!
姉:クスクス
1時間後
妹:ふー! 目に付く埃とかは無くなったかな!
姉:そうだね、次は私の部屋の片付けかな 必要なもの全部ななみの部屋に移動しちゃおうかなって
妹:えへへ! お姉ちゃんと一緒の部屋!
姉:うん さ、移動しちゃお? ニコッ
30分後
妹:ガサガサ.. (あれ…この分厚い本なんだろう…? アルバム…?)
妹:(!!!! 私の小さい時の写真!? お姉ちゃんも写ってる…!)
妹:(こっちの薄いのはなんだろう…? …!? これも私の写真ばっかり!)
姉:ななみー? そっち片付いた? ...ってそれ…!! バッ
妹:はわ!?
姉:み、みみみ見た…!?
妹:う、うん…!
姉:…終わった…
妹:え!? いやいや、そのこれは! あれでしょ…?
姉:うぅ…
妹:私の写真ばっかりで、その…嬉しかった! お姉ちゃんは昔から私を見てくれてたんだね!
姉:その…引かないの?
妹:なんで今更引くの! 素直に嬉しくて言葉が出なかったの! 私だってお姉ちゃんの写真アルバムに入ってるんだし!
姉:ななみもなの?
姉:うん! でもこれからは、そんなことしないで済みそうだね!
姉:え…?
妹:これからは… ギュッ
姉:んっ… ななみ…?
妹:二人で一緒に撮れば、一つのアルバムに収まるし! ね?
姉:ん、そうだね ニコッ
妹:さ、残りの片付けすましちゃお!
姉:うん
1時間後
姉:殆ど家全体掃除しちゃったね
妹:そうだねー! 綺麗になったー!
姉:手伝ってくれたご褒美あげよっか?
妹:えー? 何くれるのー?
姉:おいで!
妹:うん!
姉:今日は寒いから、ね ? お姉ちゃんがあっためてあげる! ギュッ…
妹:ん… えへへ! あったかい…!
姉:ななみの髪さらさら… ナデナデ
妹:お姉ちゃんだって…! ナデナデ
姉:… ジー
妹:…ジー
姉:…ななみ チュッ…
妹:チュ…
姉:…やっぱりななみの唇って柔らかいな
妹:お姉ちゃんの唇も柔らかいよ!
姉:ん、ありがと そろそろ夕ご飯の時間だね
妹:そうだね! 夕ご飯はお姉ちゃんと作りたいな?
姉:ん、いいよ じゃあつくろっか
妹:うん!
姉:ななみ包丁使い上手くなったよねー
妹:ん、そう? お姉ちゃんの手元ずっと見てただけだよ!
姉:見てるだけでも覚えちゃうってななみはシェフになれるかもね ニコッ
妹:お姉ちゃん専属のシェフならいーよっ!
姉:ななみは誰にも渡さないもん ギュッ
妹:あわわ! お姉ちゃん包丁使ってるんだから危ないよー!
姉:あ、ごめんごめん さ、早く作っちゃおう
妹:うん!
20分後
妹:お姉ちゃんとの愛の料理ー!
姉:ん、頂きます
妹:いただきまーす!
姉:…ん、美味しい
妹:美味しいねー! そうだお姉ちゃん!
姉:んー?
妹:はい、あーん!
姉:…あーん…っ パクッ
妹:えへへ…! どう、かな?
姉:美味しいよ ニコッ 私も… あーん
妹:えへへ! …あーんっ! パクッ
姉:どう…?
妹:ん、美味しい!
姉:よかった… ニコッ
妹:んー! ご馳走様でしたー!
姉:ご馳走様でした
妹:あ、食器荒いは私がするよ!
姉:ん、一緒にするの
妹:えへへ はーいっ
カチャカチャ
妹:んー洗物も終わったしお風呂はいろー!
姉:待って、ななみ
妹:どうしたの?お姉ちゃん!
姉:手…冷えちゃったでしょ? ギュッ
妹:あ… お姉ちゃんの手温かい…!
姉:こうしてれば、温かいよ… ニコッ
妹:えへへ、お風呂行こっ? お姉ちゃん!
姉:うん…っ
投稿が遅くなってすみません!!
リアル事情があって遅くなりました!大変申し訳ございません!
次話からは順調に投稿できるハズですので!
…しかし、お姉ちゃんの可愛さは相変わらずの犯罪級ですね
今回の話は日常を描きましたが、これからもイベントが起こる予感がします!




