プロローグ
ここは日本。昔から世界でも屈指の機械技術を持つ国だ。
現在、世界はとてつもない時代に入っていた。
そう、あれは10年前、世に言うVRMMOが世界に出てきて
しばらく月日が経ったころある一人の天才がありえないことを世に発表した。
そう、VRMMOにおける[技]すなわちスキルを現実の人間に与えると言うものだ。
これはすぐさま世界に響き渡り世の中の人間がスキルを手にした。
これで犯罪が増えたかと言うとそうではない。なぜなら警察も当然のごとく
スキル、それも戦闘用のスキルを携えていたからである。
しかし、現実はゲームとは違っていた。そう、スキルは選ぶことができないのである。
さらに一人一つしかスキルは与えられないとのことだった。
そして当然のごとくスキルによる差別、就職など様々な面で問題となった。
しかし世界はスキルを手にしたことにより大きく変わっていき、「スキル差別」はあたりまえになった。
そして世の中は上位の戦闘用スキルを所持する物は軍に入るのが一番の出世コースとなり学校でも戦闘という科目が新たに加わることなった。
「お~い おきろ~!」
「んっ・・うるせえなまだ昼休みだろ」
「いいからいいから!次、戦闘だろ?早めに起きといたほうがいいって!」
「そういえばそうだったな・・・」
「もう新学期が終わって一ヶ月だぞ?いい加減時間割くらい覚えるのが普通だぞ」
「聖也・・・たまたま覚えてたくらいで偉そうに言うなよ」
おれは呆れながら言う
「ハハッそれもそうか!ってなわけではやく行こうぜ龍人!」
「わかったよ・・・ったく」
そういってグラウンドに向かうおれと聖也。
そう、このときはまだ知らなかったんだこれから起こることをそしてそれがすべてを巻き込むことになるなんて。
1話から長くします。。。