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猫になった人魚姫  作者: 雪心
人魚になりました?
3/17

☆三話☆

私がこの世界に生を受けて、3年がたちました。おかげでいろんなことが分かりましたとも。


私は、やはりあの6人の美女達の妹のようです。しかも、すごいことを知ってしまいました。



なんと、人魚の王族のようなのです。



...いやいや、びっくりだよね。小さい頃読んだ人魚姫みたいって思ってたら、本物だからね。



それと、私話せるようになったのでいろんなことを聞いてみました。


私を一番最初に抱き上げた、オレンジ色の髪の美女は、私の一番上の姉で、ミラというお名前らしいです。



そして、もう1つ!!



なんと、人魚姫はそれぞれ不思議な能力を持っているらしいのです。


この前、セリナお姉様が話してくれました。



***




「ルルナ、お姉様と一緒に遊びましょう!」


セリナお姉様に声をかけられました。セリナお姉様は、私の6番目の姉で、私が産まれるまで一番下だったため私に構いたくて仕方がないようなのです。


「うん!」


遊んでくれるのならば、遊んでもらいますとも。今の私は、3歳児ですからね。


「ルルナは何をして遊びたい?」


セリナお姉様が、私に目線の高さを揃え、話かけてきました。


うわあ、至近距離でこんな美形な人の顔を拝める日がくるとは、思いませんでした。セリナお姉様は、綺麗な紫色の髪でそれがとても似合っています。


っていかんいかん。返事をせねば。


「え~っとね、お話がいい!」


私は、悩んだ末、物語にしました。


「では、この海に伝わるお話をしましょうね。」


ナンダソレ!?


なんかワクワクするではないか!!


私が、ワクワクしているとセリナお姉様は話し始めた。



***





むかし昔、この海には七人の人魚姫がいました。七人の人魚姫は、とても仲がよく、幸せな毎日を送っていました。


しかし、ある日この海に魔物が現れたのです。


その魔物は、この海を


汚し


荒らし


壊し


海は大変なことになってしまいました。


海は、助けを求めましたが誰も魔物の相手などしたくはありません。海を助けようとする者などいませんでした。


そんな中、唯一海を助けようとする者達がいました。


七人の人魚姫達です。


海は、その七人の人魚姫に力を与えました。


海を凍らすことのできる力。


先を見通すことができる力。


波を操ることのできる力。


海の纏う気を操ることができる力。


海を浄化することができる力。


光を操ることができる力。


そして、特に海に愛されていた末の姫は


聞いたモノに様々な影響を与えるできる声を与えられた。



四番目の姫が海を浄化し、


魔物が住むことのできる場所を減らし、


二番目の姫が様々な場所に目を凝らし


魔物の位置を探し


三番目の姫が波を操り


魔物を引き寄せ


六番目の姫が光を操り


魔物に幻を見せ、惑わし


四番目の姫が気を操り


姫達の周りに結界を張り


一番目の姫が海を凍らし


魔物を封印しました。


魔物は封印されましたが、海は元通りにはなりませんでした。


そんな中、末の姫が歌い出しました。


すると、たちまち


傷ついた海が元通りになり


傷ついた者達の傷が癒され


封印されていた魔物が浄化されたのです。


こうして海は元通りになりました。


めでたし。めでたし。



***




お話が終わった後、セリナお姉様は爆弾発言をしました。


「私達もその力を受け継いでいるのよ。」


「えっ!?」


どうやら、ただの伝説ではないようです。


「ルルナもその力を受け継いるわ。私達の妹だもの。」


「じゃあ、私が歌うと不思議なことが起こるの!?」


私が興奮しながら聞くと


「強い祈りがあればね。」


セリナお姉様は答えました。


強い祈りってなんだ?取り敢えず強く願えばいいのか?


私は凄く不思議そうな顔をしていたのだろう。


「つまりね、普段は使えないってことよ。」


笑いながら、セリナお姉様は話した。




***



普段は、使えないらしいが、不思議な力があるのだ。


驚きである。







...もうすることもないし寝るか。



頑張った。凄い頑張った。

主人公の名前はルルナです。

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