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猫になった人魚姫  作者: 雪心
猫になりました?
11/17

☆十一話☆

「にゃ、にゃ~」

『ルルナです。』


「にゃにゃうにゃっ、にゃ~にゃにゃん」

『海から来ました。もっと遡るのならば、地球の日本ってところですね。え、そこまで聞いてない?』


私は、親切だから答えてやりましたとも。決して、私を助けてくれた(であろう)王子様に対して、頭大丈夫って思った罪悪感からではないですよ?だから、違いますってば!


「ごめんね。全く分からないよ。」


...だろうな。うん。分かっていたよ!通じないことぐらいね!!


しかし!ここで諦める私ではないのですよ!!


「にゃ、にゃ。」

『ルルナ。』


せめて、名前くらいは!!


「え~っと、ナナっていうのかい?」


「うにゃっ!!」

『違う!!』


「そうか!ナナっていうんだね。」


「にゃ!にゃう、にゃ!」

『違うって言ってるでしょ!』





――コンコン。




ノックの音が聞こえた。


「失礼します。」


そういって入ってきたのは、長い髪をひとつにたばねたいわゆる、メイドさんでした。


「にゃ。」

『リアルメイドさん!!すごい、すごい!!始めて見た!!人魚の国にもいたけど、メイド服じゃなかったんだよね!!だから、メイドさんって感じじゃなくて...。でも、これは、ほんとにほんとのメイドさんだよ!!文句ないくらいメイドさんだよ!!メイド服を隙なく着こなすってこういうことをいうんだよ!!』


...思わず初メイドさんに興奮してしまいました。


誰だ?今、「にゃ」だけでどんだけ話してるんだよ。とか、言った奴!!「にゃ」って言うのはな、万能なんだ。お前ごときが馬鹿にしていい言葉ではないんだぞ!!これは、とても、奥ふかぁ~い言葉であり(以下略)


とか、言っている内にメイドさんの腕の中にいました。警戒心なさすぎですね。私。でも、いいんです!!だって....


とっても美人さんなんだもの。


癒し系の美人さんです!!泣きぼくろが素敵です。


「お風呂に入りましょうね。ナナ様。」


そういって、微笑みました。もう、ナナでいいです!!どうでもいいです!!だって、こんな素敵な笑顔が見られたのだから...。


思わずスリスリしてしまいました。すると、

「ナナ様ったら甘えん坊さんなのね。」


と言って、頭を撫でてくれました。


5分ほど歩いたでしょうか。まあ、私は歩いていませんが。


私をここまで、連れてきてくれたメイドさんがある扉を開けました。すると、中には5人のメイドさんが待機していました。...みんな美人さんです。


「かわいい!!アイネずるいわ!!私にも抱っこさせて!!」


素敵メイドさんの名前はアイネっていうらしいです。


「だめ。ほら、早く綺麗にして差し上げましょう。」


そういって、アイネは部屋の奥にある扉を開けました。


湯気がむわあっとします。懐かしいお風呂です。日本にいた時以来ですね。


そこで、私は3人のメイドさんによって体を丁寧に洗われ、2人のメイドさんによって体を丁寧に拭かれ、アイネによって、丁寧に毛を整えられました。


至れり尽くせりですね。








ちょっぴり、猫も悪くないかもしれないって思いました。






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