どうも初めましてモルク・ボルクです
初心者です。アドバイスお願いします。(書き直しました)
何処までも
何処までも
何処までも続く青い空の下
一人の少年が、気絶した仲間を荷車の様な物で運びながらため息交じりに想う。
世の中にはこんな考え方がある。
仲間と協力するとどんなことも成し遂げられる、たとえそれがどんなに辛いことでも仲間と力を合わせれば乗り越えられる・・・・・・
仲間さえいればきっと大丈夫。
仲間さえ・・・・・・仲間は・・・・・・仲間と・・・・・・
仲間がいればどんなことも・・・・・・みたいなことを言い始めたのはいったい誰なのだろうか。
そんな・・・・・・そんな・・・・・・そんな・・・・・・
「戯言を言いやがった奴は誰だぁあっ!」
ここはベルモンド大樹林。
初級マップだが様々な種類のモンスターが跋扈する樹林だ。
まあ、今日はここにとある依頼をこなしに来たんだけど。
今から始まる物語は色々訳アリチーム モルク・ボルクの戦記だ。
・・・・・・戦記とかかっこいい言葉を使ってみたけど実際は連携の取れない雑魚チーム モルク・ボルクの物語だ。
戦記って言い切りたかった・・・・・・
「お、おい!ドラゴンキングだぞ!見るからにレベルは・・・・・・80を優に超えているぞはずだ!」
ジークが叫ぶ。
目の前に見えるのはドラゴンの中の頂点に君臨する最強のドラゴン、その名もドラゴンキング。
それは時に空を支配し、そして時に地上を支配する存在。
人の恐れるフォルムをまさに具現化したような堂々たる風格。
それはまさしく最強種であるドラゴン・・・・・・
「うそっ!そんなのに勝てるわけないじゃないっ!」
フィーネが悲鳴じみた声を上げる。
「あぁ、フィーネの言う通りだ逃げるか?」
フィーネにかぶせるようにジークが言う。
「否、逃げるなど断じてあり得ぬぞ!武士は武士として果てるべき」
勇敢にも道真が二人の発言を切り捨てるかのように言う。
「私達は武士じゃないわよっ!しかも死ぬ前提で話を進めないでよ!」
フィーネが間髪入れずに叫ぶ。
確かに武士じゃないな。
「えっ、逃げるんですか? で、でも蓮さんは何も言ってないので蓮さんの意見を聞きましょう?」
マルコが慌てたような口調で聞く。
「そ、そんなの退くに決まってるじゃないの!」
「早く退く準備を始めるぞ、蓮」
・・・・・・おい、俺はまだ何も言ってないぞ。
「は?お前ら・・・・・・ここで退いていいと思ってんの?」
俺がドスの効いた声で言う・・・・・・言えたかな?
『え?』
ジークとフィーネが素っ頓狂な声を出す。
「いやいや蓮、さっきの話聞いてた?明らかに強敵だから退こうって話しだったでしょ!」
「蓮、退くぞマジで」
お前ら何言ってんの?俺の辞書に退くという文字は無い。
この腰抜け共め。
俺が一発克をいれてやらんとなぁ。
「いいか、俺らは一人じゃない。こいつは一匹だが俺らは5人いる。一人では勝てなくとも皆で力を合わせればきっと勝てる・・・・・・たぶん」
またまたドスの効いた声・・・・・・か、どうかはさておき、でもその中に優しさのある声で全員を諭す。
まあ、これで納得するだろう。
『たぶんッ!?』
また、一同が言う。そんなに驚くことだろうか。
「私ら個人の実力はそこそこ高いけれど、チームになると酷いくらいの雑魚に成り下がるし・・・・・・」
フィーネが不安そうに言う。お前は心配性か?
「うるせーな、つべこべ言ってねーでぱっぱと逝くぞ、ほら死中に活を求めるってやつだよ、人間極限の時の方が頭が働くんだ、あと次からそれ禁句な、一回目は俺の寛大さに免じて許すけど次それ言ったら晩飯抜きな」
俺がフィーネを脅す。
ちなみに「行く」が「逝く」になってたのは気にしたら負けですよ。
「ちょっと!晩飯抜きは酷くないっ!?」
は?当たり前だろ。働かざる者食うべからずってやつだ。
あ、待って、お前が働くとかえってクエストが上手くいかなくなるからほどほどに働いてください。
「え?は?戦うのかよ?俺の細胞の一つ一つが戦うことを拒んでいる件、そもそもドラゴンキングって俺らが相手にするような奴じゃなくて、上のランクのチームが狩る相手だろ」
ジークが言う。
やめろ、それは言うな。なんか・・・・・・虚しくなる。
「つべこべ言ってんじゃねえ!逝くっていってんだから逝くんだよ!」
もうゴリ押しで戦うことにした。
あ、でもよく考えたら相手はドラゴン最強のドラゴンキングじゃん。
勝てる気がしないんだが・・・・・・
まあ、もういいっ!戦うんだ!
「よし、お前ら構えろッ!俺が指示を出す!」
「はぁ、また死ぬのかもうこりごりだぜ・・・・・・
「さあ逝くでござる!」
「了解です蓮さん、勝てる気は・・・・・・しませんが頑張ります!」
「蓮、あんたは本物の馬鹿ね、でも晩飯抜きは流石に死んじゃうから戦うしかないわね」
よし、全員腹はくくったな・・・・・・それじゃ行くぞ。
戦闘開始だ
文章を書くのは難しいですね、不定期にはなりますが頑張っていこうと思います