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ハッピーエンド  作者: オロカモノ
6/10

別れ

当然である。

部活は中途半端に投げ出し、タバコは吸い、だらしない格好、デートの企画もしない情けない男に好意を持てる訳がない。


距離を置こうと言われて自分はどうすればいいのか判らなかった。


その後彼女から普通にメールは来るし、距離を置くというのは彼女の優しさで本来は別れを切り出せなかっただけなのではないかと自分では思ってしまうし、受験の為かとも思った。


結局俺は1週間考えた挙げく彼女にメールを送った。


「中途半端な気持ちで付き合ってもらっても困るし。君はもっと頭いい人と結婚すべきで、俺と付き合っていても裕福な生活を送れない。だから別れてよう。幸せになって下さい。」


結婚は考え過ぎだったと思うが、当時自分にはそれが精一杯の言葉だった。

彼女の事が好きだったから。


彼女からはメールだけは続けて下さいとの言葉が来た。


彼女の事が好きだったからそれも辛かった。好きな人とメールが出来て辛かったのはこの時が初めてだ。


数日後、駅で待ち合わせし彼女特性のスイートポテトを貰った。相変わらず可愛すぎてビビった。


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