表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハッピーエンド  作者: オロカモノ
1/10

出逢い

初心者が、初めて小説かくので誤字脱字ありましたらすみません。


初めて付き合った人との事を書きました。


最後まで読んで頂けると幸いです。


高校受験試験からの帰り道一緒に受験した友人から


「俺、山田ひとみさんに告白したんだけどフラレたんだ。」


と言われた。


中学3年間通っていて初めて聞く名前だった。


俺の中学校は8クラスもあり、クラスや出身小学校が違うと名前も知らない同級生が沢山いた。


それから半年が過ぎ、学校の卒業旅行で遊園地へ行った時だった。

突然見知らぬ同級生の女子から声を掛けられ、たじろいた。


「一緒に写真撮ってもらえますか?」


「えっ!  あっ。 はい。」

同じ学校と言えども見知らぬ女子とは緊張して顔すら見れない。


棒立ちのまま写真を撮って頂いた。


近くにいた友達から

「お前すげーじゃん!今の子山田ひとみさんじゃん!」

と言われが顔もよく見てないし一瞬の事で何がなんだか分からなかった。


山田ひとみさんは同学年の男子から、さん付けのフルネームで呼ばれていた。成績優秀でさらに可愛かったから男子のみんなから一目置かれた存在だったのだろう。


俺が初めて彼女の顔を確認出来たのはその写真が手元に届いた時だったと思う。


正直可愛すぎてビビった。

と同時に何で俺?って感じた。

イケメンでもなくガリガリで頭も悪く学区内の高校へすら進学できないのに・・・。


仲の良い友達から批判を受けながら卒業間近の2月下旬友人カップルから一緒に帰るよう促され、学校裏で待ち合わせし彼女の家の近くまで一緒に帰った。


帰り道で連絡先を交換し、俺は本当に幸せな奴だと感じた。


彼女の話によるとゲーセンで俺が友人達と撮ったプリクラをフリースペースに貼っておいたら彼女は剥がして手帳に貼っていたらしい。

それを聞かされて胸が締め付けられる位嬉しくて俺の顔はブッサイクにニタニタしていたと思う。


数週間後の卒業式、山田ひとみさんに第2ボタンを渡した。


まさか自分に好意を寄せてくれる人がいるとは半年前には思いもしなかった。彼女のお陰で中学時代の思い出がとても良いものとなった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ