表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/12

第9話 まどろむふわふわ

わからない



何かを忘れている気がするけど、それは何だったか思い出せない。白いもやがかかっているような、重いきりを押し返そうとしても押せないどころか押し返される。



自分が何だったのか。


自分は私だった。


私はひとだった?


それ以外は凄く曖昧だった。


頭の中で考えてもふわふわとしてまとまらない。


ふわふわしている。



そう、ふわふわと。


目を開けると目の前は白くて暖かくてふわふわしていた。


触ってみるとそれは糸が幾つも絡まっていた。


自分の手も見える。


「小さい」


にぎにぎとしてみたり目の前のふわふわをつかんでみたり。


なんだかわからないけど、楽しくて眠い。


「んふふ」


私のまぶたは落ちて、私はまどろみに沈む。



まさか自分が赤ん坊の姿を飛び越して歩ける姿で、繭から生まれるなんて思わないし目の前に誰かがいるなんて思わない。


私はこの時、自分のことがわかっていなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ