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第4話 ダヴィーラ・アストゥルム

 命が始まり終わる森


フルツホルツ


 この森は不可侵で世界が生まれ、命が宿ってからは

四つの方角には森を守る番人が存在する。


番人は個人であったり、一族であったり色々だが各地の強い者が番人に選ばれる。



 二つ口の魔女は北に位置することから北は魔女の眷族か近い者がいるはずだが。

どういう訳か私が森に足を踏み入れた瞬間から私が番人になったようだ。


その証明として、

瞬きをする間に目の前に蔦で覆われた古い屋敷が現れた。


扉にはエルフの古代語で“アストゥルム”と刻まれていた。


  意味は“輝く星”だ。


屋敷の中を見ようとドアノブに手を伸ばして、やめた。


この森に来た目的は番人になる為ではなく、居るのか分からない番を見つける為だからだ。


私は屋敷を後にして森の奥へ足を進めた。


森の木々達は喜びの歌を歌うように。

風にざわめき、その光を受けて緑を濃くする。



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