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6-5 親交戦(前編)

またシューミルちゃんが空気になりますがすぐに出てきます。使わないキャラがいるというのは極力避けているのですが、うるさいのが居るせいで出しづらい・・・←主に自分の実力のせい

あと、私は○館さんの実況は好きです。賛否両論あるようですが。





「さぁいよいよ始まります親交戦! 今年の勝者は橘クラスか桜クラスか、どちらなのでしょうか!!」


観客の前で拡声器を握り叫んでいるのは、ゴンさんだった。出る、と言っていたが出場のほうじゃないらしい。内心ツッコミを入れたくてたまらなかった。


「試合開始は五分後となりますが、ここで一旦ルール説明です。ユカさん、どうぞ」


入れ替わりに、眼鏡をかけた女の子が出てきて、紙を読み上げる。


「ルールは簡単、三人一チームとなって、一体の人型の魔道具を動かして頂きます。そして、相手の機体に取り付けられたウィークポイントに先に攻撃を当てた方の勝利となります!」


三人で一つの魔道具を操縦するのか。これはかなり協調性が問われそうだ。


「さらに、両チーム一か所づつ、機体に改造を施すことが可能となっております。これは生徒が独自に開発した魔道具で、すべて原則手作りということになっております」


以上で説明を終わります、と女の子が引っ込んですぐに、またゴンが戻ってくる。


「―――っということで準備はすべて整いました! それでは各チームの紹介をして参りましょう!! まずは橘クラスから!」


わっと歓声が上がり、右奥のほうから煙が噴き出す。煙が切れる頃には、そこには三人の生徒と土偶をスマートにかっこよくした感じのロボットのような魔道具が立っていた。


身長は三メートルほどで、左手には盾、右手には某岩男についていそうな砲身がある。胸の中心にはハート型のスイッチがついていて、ちかちかと点滅している。あれがウィークポイントなのだろう。


チームのメンバーの中に、アズキの姿は見受けられない。もう一つの桜クラスの方なのだろう。まさかゴンと同じく実況解説というわけなんてことはない・・・と思う。


「今年の橘クラス、ズバリ! 見所は何でしょうか?」

「はい。私たちのクラスでは、機動性を重視した配役、行動の俊敏性と正確さをポイントとしています。魔道具に関しても、かなりいい出来になっているので、勝利はたやすいことでしょう」


リーダーと思しき長身痩躯の男がさらりと答える。怒っている訳ではないが、仕草が気障だ。


「すると、例年足に一人、腕に二人となっている配役を、足二人に入れ替えたということでしょうか?」

「はい。それによってどのような環境でもより素早く行動できるようになりました」


なるほど。各パーツごとに操作する役が違うのか。慣れない人が操作するとちぐはぐな動きになって難しそうだ。


「ありがとうございました。次は、桜クラスの入場です! どうぞ!!」


同じく煙が噴き出し、今度は左奥に現れる。あっ、アズキもいる。どうやらリーダーのようで、真ん中を堂々と歩いてくる。


ロボットを連れて前を通るアズキと目があった気がしたので、軽く手を振ってみたら振り返してくれた。


「あっ、さっき話していた知り合いの方ですよね?」


シューミルが聞いてくる。ちらっと見かけたか見かけていないか程度だったのによく覚えてたな。


時々漠然と思うことがあるのだが、シューミルは実は相当頭がいいのではないかという気がする。


「橘クラスは自信満々のようでしたが、そちらはどうですか?」

「はい。私たちも今回は勝てると思っています」

「この機体の見所はズバリ、なんでしょうか?」

「魔道具です。長所を最大限に生かすために配役も大きく変更していて、足一人、腕一人、そして私は、魔道具専門の操縦者です」

「なるほど、よく使われる自律型ではなく、直接操作型の魔道具を使うのですか。それは類を見ない挑戦ですね。どちらも定石とは外れた戦い方をする。うーん、熱くなってきました!!! これは試合が楽しみです!!」


それからもアズキは質問にはきはきと答えている。他の二人も、自信にあふれた表情だ。


「そろそろ、開始の時間が近づいているようです。皆さん、指定の席についてください」


審判の先生から一つづつリモコンのような魔道具を受け取って、仕切られた柵の外に出る。


「それではまもなく親交戦が開始致します。皆さんも一緒にカウントダウンを!!」


三、二、一、と全員でカウントダウンをする。


「スタートォォ!!!」


ゼロになるや否や、双方の機体が相手めがけて滑らかに動き出す。


初撃は橘クラスからだ。足回りの良さを活かして走りながらの三点バーストだ。桜クラスはそれを盾を使ってうまく捌ききった。


しかし、そのスキをついて、タックルを入れられる。やはり魔道具に人員を一人割いている分、魔道具無しでは分が悪いようだ。


やはりこのままでは不利だと判断したのか、少し距離を取り、桜クラスの機体が腕を掲げる。それと同時に何かが爆ぜるような音がして、小さなものがパラパラと飛び散った。


そして、むくむくと小さな人形が地面から出て来る。どうやらアズキが紹介してくれた、【土塊傀儡(クレイゴーレム)】を発動する魔道具が仕込まれていたようだ。


「おぉっとこれが桜クラス自慢の魔道具か!? 小さな人形が大量に生産されておりますこの様子はまるで将軍が兵士を引き連れ進軍するかのようであります! まさに人形の行軍(マリオネット・アーミー)と言ったところでございましょうか!」


アズキが一人でこれを操作しているらしい。十数体のクレイゴーレムが、ばらばらに攻撃を仕掛けている。


一体を打ち落としても他の一体が攻撃を仕掛け、残りはその間に再生する、かなり強力な攻撃手段だ。これで本体は身を守ることに徹せるので、操縦が一人減っても大丈夫という算段だろう。


「おっとこちらも反撃の魔道具を発動しようとしているぞ! さてこれでどう戦局は動くのか!?」



↑実況の正しい使い方。CMとか挟む感じで引いて、終わる。

連日投稿は・・・どうでしょうね?

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