表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
103/104

8-9 終わり2

新生活に伴うネット開通問題にて、長々長々とおまたせしました。今日から復活です!

毎週日曜更新に戻します。ご迷惑とご心配をおかけしました!

それでは、本編どうぞ。



「く・・ふふふ、いい表情ですね。これで訓練は終了ですわ。お疲れさまでした」

「お疲れさまでした。っはぁ、疲れたぁ・・・・」


百回目の攻撃をシトリスに当て終え、その言葉を聞いた途端、緊張が解けたようで急に体に力が入らなくなる。この空間では疲労や怪我は瞬時に回復するようだが、精神までは癒してくれないようだ。全く立ち上がれる気がしない。


「さて、それでは帰りますわよ」

「鬼畜・・・ちょっと休憩してからってのは駄目か・・・・?」

「従者のほうが先に訓練を終えていますのよ。悔しくありませんの?」

「なっ・・・同じ訓練をか!?」

「いえ、内容は違いますが現在の実力に合わせた難易度としては同程度といえます。つまり根性と物覚えの差ですわね・・・別に手を貸してあげるくらいはよろしくってよ」


シトリスにひっぱりあげられてやっとのことで立ち上がる。同情されているようで少し胸が痛むが、戦いとは無縁な日本に住んでいたのだから仕方ないだろうと心の中で言い訳しておいた。


「それでは帰還いたしますわ」


そういうと同時に世界が一瞬暗転し、すぐに赤に染まった。どうやら元の世界に戻ってきたようだ。時間は・・・朝か。


少し遠くに、シューミルの姿も見える。シューミルもこちらに気づいたようで、手を振ってこっちに走ってくる。元気だな。


「ご主人様、お疲れ様です!」

「お疲れ様、シューミル。怪我とかはない?」

「はい! 大丈夫です!」


服も汚れていないようだし、あの空間とここはつながっていないようだ。シューミルもあの空間に送られていたのだろう。


「って・・・シトリスはいなくなってるな。変な場所に飛ばすくらいだからそのまま帰っても不思議じゃないけど」

「そうですね。私たちも帰りましょう」


ユートたちはまた五分ほど歩き、家へと戻った。




「おぉっ、帰ってきたか! 大丈夫だったか? 怪我はないか? どんな訓練をした?」

「疲れてるだろうから、話はあとにしてお風呂にでも入ってきたら?」


帰るなりリビングから飛び出してきて娘を心配するかのように矢継ぎ早に質問を投げかける稔さんと、それを宥める夏芽さん。ゼフィーがとてとてと走って風呂にお湯を張りに行ってくれた。


シューミルはどうぞと言っていたが、先に風呂に入ってしまうと訓練の内容を話す前に疲れて寝てしまう気がしたので先に風呂に入らせ、軽く内容を説明した。稔さんは何らかの呪術がかけられてはいないかととても危惧していたようだが、それはゼフィーが調べることで解決した。曰くゼフィーの解呪系魔法で解けなかった呪いは無いらしい。


「ふぅむ・・・お前さんの言うことで全てだとしたら、何が目的なのか全く理解できんな・・・」


腕を組み、俯いて唸る稔。夏芽さんも考えすぎだと口では言っていたが、やはり心配しているようだった。


「能力値の方も見ますか? 一応訓練の成果は僕も気になりますし」


そう言ってギルドカードを取り出し、数字の増減を確認する・・・・


ユート ヒイラギ/男性-17歳

体力 196/196

魔力 210/210

腕力 58

知力 65

敏捷 75

耐性 57

スキル

《身体術Lv42》(敏捷中強化・回避中上昇・体力中強化・見極め)

《剣術Lv34》(剣威力上昇・剣耐久大上昇・魔法剣・魔力剣・連閃)

《女神の悪戯Lv36》(鬼神の魔眼・連鎖する四肢・身体収納・喚命術—暗闇—・死の欲動・神速)

《再生力Lv41》(体力自動小回復・魔力自動小回復・状態異常回復・再生)

《----Lv1》(閾ェ?域凾髯仙シ擾シ)


ユートは目を見張った。スキルが一つ、増えているのだ。それも内容が不明な。文字化けを起こしていて、怪しさ満点だ。スキルも成長しまくっておまけにいくつか増えているがそれどころじゃない。


「こんなスキルは見たことも聞いたこともないな・・・ゼフィー、どうだ?」

「いや・・スキルの内容までは守備範囲外だよ。さっぱり判らない」


二人にもわからないようだ。これがヴィアメルの狙いだったのか・・・? 

ユートは自分の体温が急激に下がるのを感じた。自分には解らない所で何かが進行している感覚。まさに不快そのものだった。


「とりあえず、今のままだと何とも言えない。一刻も早くアイツの所に殴り込みに行きてぇところだが、体調は万全な方がいいだろう。こういう面倒なやり方を取った以上、早急な狙いがある確率は低いと祈って今日は体調を整え、明日もう一度あそこに行くぞ。俺は準備してくる」


急いで自室に戻っていく。明日にするならまだ時間はあるのに・・・・ゼフィーも「気が早すぎだよね」と笑っている。


「ゼフィーもやれることはやってみるから、とりあえずお風呂に入ってゆーっくり疲れをほぐしてきてね? あ、ちょうど上がってきたみたいだし」


確かに部屋の方から控えめなドライヤーの音が聞こえてくる。まずはゆっくり風呂に浸かって・・・


寝よう。自分は能天気なほうだとは思っていないが今日はとにかく、疲れた。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ