地名や施設の名称など
【 国名関連 】
◇ 大陸
・マドローム<Modorom>
作品の舞台。大陸でもあり、世界線でもある。現在は五つの国が存在。
◇ 現存する国家
※ 「人」と書いてあるが、必ずしも人というわけではない。
・ ユベルディルマ帝国<Empire of the Yubel Diroma.>(EYD)
[在住者数] 25,963万人
[帝都] ユベル・ガヴァマント特別市
[首都] ファアス・チェンジェル市
神族を中心とする国のことを指す。第二次世界大戦争以前は、「ベリグラル」と呼ばれていた国だった。基本、国の君主である女王陛下の名前を国名に用いるため、国としての存続期間は短い。しかしながら、この帝国がこの場所に今の形で出来てからであれば、存続期間は世界最古級である。
略字表記:湯(帝)
漢字表記:湯鐘弟入間
・ エルダレア帝国<Empire of Eledarair.>(ELD)
[在住者数] 20,050万人
[帝都] ディビガスタル市
[首都] ヴァイサヘル市
魔族を中心とする国のことを指す。『エルダレア帝国』ではなく、基本的には『エルダレア』と言う。 これは、帝国主義の産物を消し去るための措置で、サディスティーア大元帥が指導している。また、この国は独裁国家である。他、帝都や他の主要都市以外は貧しい生活をしている魔族が多い。
略字表記:江(帝)
漢字表記:江瑠堕珍(帝国)
・ ギレリアル連邦<Federal Guiray Rear.>
[在住者数] 167,500万人
[首都] サテルデイタ市
人族を中心とする国のことを指し、マドーロムに存在する国として連邦制を取っている唯一の国である。勿論、連邦は『大統領』を置いているが、各国で法律が異なっていたりするため、現実世界におけるアメリカ合衆国に近い作りとなっている。
略字表記:儀
漢字表記:儀玲理有(連邦)
・ アングロレロ共和国<Republic of Anglorero.>(ANG)
[在住者数] 4,960万人
[首都] フェアティ・クリル市
妖族を中心とする国のことを指し、ギレリアルにならった民主主義を取り入れている。王様などはおらず、連邦制でもないため、大統領の権限は非常に大きい。しかし、妖族は基本的にそれほど大きい種族ではなく、魔法を使わなければ一寸程度のフェアラルトが多いため、戦争などの有事の際は、ギレリアル連邦の傘下に入る。
略字表記:案
漢字表記:案黒玲露(共和国)
・ エルフィリア王国<Kingdom of Elfiearea.>(ELF)
[在住者数] 1,790万人
[王都] ニューレイドーラ市
本作の超重要人物である『リート』が第二王女を務める国で、本作のメインカントリーである。王国制を敷いているが、かつての帝国主義とは違い、王族は国家をまとめている象徴であって、本当の国の元首は『首相』と呼ばれる者が務める。今の日本と似ている国と言える。
かつては人口が一億人を超えていた時も有ったが、第二次世界大戦争時、エルフィートの大量虐殺などが発生したことも有り、今では十分の一程度になっている。
略字表記:得
漢字表記:得留輝理亜(王国)
◇ 現存しない国家
・ ドラゴニカル連邦<Federal of Doragonicalc.>(DOR)
[在住者数] 2,450万人
[首都] ニカヴドラ市
第二次世界大戦争の際、エルフィリア帝国軍と連合軍との戦いの末、連合軍にあらゆる箇所を略奪され、結果として国家消滅に至った。
元から連邦国家であったため、国内の龍族は一国に避難するのではなく、エルフィリア以外の多くの国へと避難した。
昔はそれなりに繁栄を誇っていたのだが、エルフィリア帝国が繁栄するに連れ、ドラゴニカル連邦はエルフィリア帝国を頼るようになり、結果として略奪されて国家消滅という、悲しい歴史を辿ることになった。
略字表記:龍
漢字表記:龍御仁狩(連邦)
・ ベリグラル帝国<Empire of Berry-Grall.>(EBG)
[在住者数] 18,570万人
[帝・首都] ファアス・チェンジェル市
第一次世界大戦争中、ベリグラル女王陛下が逝去するまで築かれていた帝国。当時はエルダレア帝国と同様、『二大列強帝国』として危険視されていたが、戦時中に陛下が逝去、結果として国名の変更を余儀なくされた。
ベリグラル帝国の次は、ユベルディルマ帝国である。
略字表記:実
漢字表記:実久楽流(帝国)
・ エルフィリア帝国<Empire of the Elfiearea>(ELF)
[在住者数] 132,020万人
[帝都] ニューレイドーラ市
第二次世界大戦争の降伏後まで存在していた、今のエルフィリア王国の前身国家。第一次世界大戦争終結後は超大国として栄えており、広大な農地や多すぎる水源を抱えていた国だった。
第二次世界大戦争によって滅んだ国家だが、帝王の血筋は継承されている。
略字表記:得帝
漢字表記:得留輝理亜帝国
国旗:白地に桃色で桜の花片がヒトデのように描かれている。
【 都市&建物関連 】
・ ニューレ・イドーラ市<City of Nyure-Idolla>/ 新零虎市
日本でたとえるなら、東京。
エルフィリア王国西部に位置する超巨大都市。ただ、海には面していない。一極集中が激しく、この都市を失った場合、東部のボンクローネを頼らざるを得ないものの、人口が天と地の差であるため、完全なバックアップは不可能に近い。隷族取引の聖地。
・ エルフィリア・メモリアル・センター・タワーズ・ビルディング<Elfiearia Memorial Center Towers Buildings>
日本でたとえるなら、特に無い。
エルフィリア王国中部の農村に存在する超高層ビル。造られた理由は非常に悲しい理由であるが、入居している物はほとんどが墓だ。五階までの螺旋階段が印象的だが、ここにも悲しい歴史が刻まれている。
後述の『ボン・クローネ・メッセ』と同じように、見た後の憂鬱さには注意が必要だ。
最上階には女神像と男神像と鐘が、それぞれ線対称になって置かれている。
・ ボン・クローネ市<City of Bong-Krone> / 本九路根市
[ 旧市街 ]
日本で例えるなら、京都が妥当。但し、東京のバックアップという意味であれば大阪が妥当。しかし、位置的には全く持って妥当ではない。
エルフィリア王国東部に位置する大都市で、かつてはこの場所にエルフィリア王朝を築いていた時期もあった。その時代、他の国から貰った技術を使い、『ヴェレナス・キャッスル』を造りあげた。
エルフィリア帝国の臨時政府が有ったことでも有名。ただ、臨時政府は第二次世界大戦争の終結間際の一週間程度。この期間中、帰化人や外国人の大量抹殺などが行われた。
[ 新市街 ]
日本で例えるなら、特に妥当な街はない。海外の都市で言うと、成り立ち等を考えなければ香港。二〇〇メートルを超える超高層ビル群が多く立ち並び、超高層ビルが九九棟ある。
故に、別名は『黒港99』と言われる。
・ ヴェレナス・キャッスル<Wellenass Castle>(水波城)
日本でたとえるなら、姫路城又は首里城。
ボン・クローネ市内にある中世ヨーロッパ風のお城で、失われた七人の騎士の第六の騎士が爆弾が仕掛けた時、稔らが戦いを繰り広げた場所。
広大な敷地が有り、白い外壁と美しい水の噴水、赤いカーペットと輝くシャンデリアなど、後世に残していきたい数々の遺産が、何百年と前から残る。
・ 王国図書館<Kingdom of Elfiearea Library>(旧帝国図書館)
[ 第一図書館 ](王国立・王宮地下図書館)
ニューレイドーラ市内、王宮の地下深く。第二次世界大戦争の最中、エルフィリア帝国軍の極秘情報を隠すために作られた図書館。連合軍は、此処を爆破する予定だったが、帝王を殺してしまうと後々の戦後処理に支障が出ることを考慮し、破壊は止めた。
そのため、今でも帝国時代の遺産物が大量に眠っている。また、戦争関連の書籍は全てこの場所に納められている。
一般客の来館、見学の申し込みはない。当然、それらは出来ない。
[ 第二図書館 ](王国立・ボン・クローネ図書館)
ボン・クローネ市内、ヴェレナス・キャッスルの北側に有る図書館で、一般客の来館と見学を行える、国内最大の図書館。三階にはカフェが有るが、少々マニアックである為、安易に立ち寄るのは後悔を生む。
一方地下二階からは、一般書籍などを本棚に収容できなかった際に使用されており、現在は地下一〇階まで有るうちの地下七階まで使用されている。
・ ボン・クローネ・メッセ<Bong-Krone Messe>(帝国海軍最終母艦エルダ・改)
第二次世界大戦争中に造られたものの、母艦としての機能を一度も発揮せず、一回も使用されなかった可哀想な母艦『エルダ』を、展示施設などにし、コンベンションセンターとするために改修が加えられて作られた。
収容人数は七万人程度。周囲は陸で囲まれているが、艦船本体は浮かんでいるので、船酔いには注意。
帝国海軍最終母艦『エルダ』が造られた時代を思い出させる内装で、展示されているものも軍事系が多い。そのため、エルフィリア王国の成り立ちや歴史を知るときには非常に重宝する場所。
ただし、当時の悲しき歴史を思い返す場所でも有るため、見た後の憂鬱さには注意が必要である。
略称は『BKM』。『軍事博物館』とも呼ばれるが、正式名称ではない。
・ ボン・クローネ駅<Bong-Krone Station>(本九路根駅)
大戦前、ボン・クローネ市とニューレイドーラ市を結んだ『新本本線』が作られた際に作られた、当時最東端の駅。現在は、ボン・クローネ市の中心駅として栄えている。
当初、ボン・クローネ駅はたったの一路線だけしか入線していなかった。が、戦時中に王国の北部との間に引かれた鉄道などを含めて拡大した。今では地下在来線(地下鉄)、地上在来線、高速鉄道線が入線している。そうなれば当然駅舎が壁となってしまう。
故に近年、駅舎の高架化が実施された。一階部分にはロッカーや男女別の更衣室が設置されるなどして、多くの利用者に好評を得ている。
リニューアル後は駅舎の東西の建物に警察署が移され、警察官が防犯対策に努めている。
当初は木造の建物だったが、戦後にエルダがコンベンションセンターとして改修されることになり、当時の市長の提案によって、駅舎が【帝国海軍最終母艦『エルダ』】を元にしたものに変更。
別名『戦艦駅』で、略称は『BKS』。
[乗り入れ路線](『株式会社・エルフィリアレール』が管轄している鉄道線)
※ △=起点、▽=終点、○=途中駅。
※ 数字→担当ホーム。以下、ホーム順に表記。
▽ 東西本線(王都中央駅~ボン・クローネ駅)/ 1・2
△ 陰陽本線(ボン・クローネ駅~エルダ駅)/ 3・4
△ 本知本線(ボン・クローネ駅~シレシア・シュタール駅)/ 5・6
△ 波本本線(バレブリュッケ駅~ボン・クローネ駅)/ 7・8
▽ 東西高速鉄道線(王都中央駅~ボン・クローネ駅)/ 9・10
△ 東海岸南北高速鉄道線(バレブリュッケ駅~ボン・クローネ駅)/11・12
・ ボン・クローネ市民会館<Bong-Krone Civic center>
ボン・クローネ駅に程近い場所に存在する。駅舎から歩いて二分も掛かるか掛からないかというところ。築三〇年は越している建物で、老朽化が心配されるが、まだまだ現役である。
戦時中は、此処にボンクローネ市の市役所が有った。しかし市役所の移転後、その跡地を買い取る人が現れなかったためにその場所に市民会館を建設した。
略称は『BKC』。
・ クローネ・ベーグ<Krone-Berg>(王冠山)
旧ボン・クローネ市と、クローネポート市の合併によって生まれるまで二つの市の境界線だった山。由来は、山が王冠のようにみえることから。市民はこの山の海側を『山陽』と呼び、旧ボン・クローネ市の方を『山陰』と呼ぶ。
標高は七五〇メートル。ボン・クローネ市内のメディアの電波塔が設置されている場所でもある。日本で言えば、生駒山や弥彦山と同じような山。
・ サクシーア橋梁<Bridge of Sakcyar>
旧クローネ・ポート市に、旧ボン・クローネ市側から入る際に綺麗な景色が見えることで有名な橋梁。赤い鉄骨が、ビルと山並みに映える。橋の長さは短いが、列車の速度を下げて運転してくれる時がある。
・ ブリッジ・トゥ・バトルシップ<Bridge to Battleship>
帝国最終空母エルダ(ボン・クローネ・メッセ)内にあるエルダ駅と、クローネ・ポート市の中心駅であるクローネ・ポート駅との間を結ぶ吊り橋。塗装は白色で、特徴的な構造。
風が吹くと倒れる可能性があり、猛スピードで列車が渡ることはない。また、列車が渡るレールも特徴的で、枕木を使っていない特殊構造。
略称は「ブトバシ」や「BTB」など。