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6人の侍

入学式を迎え

僕は期待に胸を膨らませ校門をくぐった。


そこに待つのは

これからの3年間を共に過ごす仲間達だった。


野球部の通る所

笑いの渦を撒き散らさずには要られない

濃いキャラが織りなす。第一話

桜が、…

はらはらと、ピンクの薄い花びらを、風に舞う様に散らしながら…


ぼくらの入学式を祝っていた。




だらだらと、来賓の挨拶や、校長などの長話を真面目にきくのが…面倒で、


幼なじみのマァ坊と…


二人で、講堂の裏手に有る階段に座り…

僕らが3年間…


汗を流し泥まみれになるであろうグラウンドを眺めていた。

軟式とは違い、

硬式のバックネットは高く。


その姿は、何か異様な威圧感を抱かせた。


不意に…後ろから…

『お前達!』と声を掛けられた。


今日は上級生は休みの筈だから、部活に来た、先輩にみつかったのか?


ユックリと振り返るとコイツ…何処かで見た事がある。


『お前ら、東中のバッテリーだろ』


んっ…何処かでみた事があるとおもったら、忘れもしない。

盗塁阻止率9割りを越える僕とマァ坊のバッテリーから易々と2盗を決めた。


K中の隆だ…


『なんだ、お前もこの高校で野球をやりにきたのか?』



『そうだ…東中の名物コンビが一緒だとはなぁ…』と隆が呟く。


講堂から生徒が出て来はじめた。


退屈な入学式が終わったのだろう…


素知らぬ顔をして

自分のクラスを確認しに行く。


僕は驚いた。


マァ坊、隆、F中の大ちゃん、ナッピラ、中、と中学時代に対戦した事が有る奴等が同じクラスだ。

確認が終わると、早速…野球部へ入部の意思を告げに行く、

この僕を含めた6人が全員、野球部へ入部した。



3年間の高校生活のうち、殆んどの情熱を賭ける事になる。


心強い仲間達だ。

次回は何故…


一年生がこんな弱小中の弱小野球部へやって来たのか…


憧れの先輩に…

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