プロローグ
暑い・・・とにかく暑い・・・
こんなに熱くて喉が渇くのに水がない。
それだけじゃない
太陽からの直射日光が苛つきを誘ってくる。こんなんだったら、日傘でも欲しいものだ。
せめて建物さえないかと辺りを見回してもそこには、草も無ければ木もなんにもない砂漠だ。
おかげで歩きづらいし、体力をひどく消耗してしまう。
あんなことさえ起きなければこんなことには絶対にならなかったはずだ。
西暦2150年9月15日
人は戦争を終わらせるために、戦争をした。
今までの戦争というのは、多くの人間が互いを殺し合ってきたものだ。多くの犠牲者が出ても新たに戦争をする人間が出てくる。そしてまた犠牲者が増える。
時代が進むに連れて技術などが発展していくように、戦争も発展していく。
これからは、機械が戦争をする時代だ。
世界各国で無人戦闘ロボットが作られた。
最初は、遠距離操作できるロボットが開発された。しかし、モニター越しから見る映像や衛星から送られてくる情報では不十分で、何百機もの戦闘ロボットがことごとくやられてしまい再び人間同士がまた争っていた。
だが人工知能ロボットが開発されてから、すべての戦闘ロボットに人工知能を搭載して、それに情報や命令を送って、指示通りに行動させた。
こうなってしまった以上機械の性能が上回ったほうが勝つ。
世界を巻き込んだ大きな戦争
戦争に負けた国は滅ぼされ、ついには、2つの国が戦争で生き残った。
その国の名は、マジコ・テクノとエクセルラ。
2つの国はこれ以上こんな争いをしても意味が無いと知ったのか、今は、冷戦状態にある。
しかし、あることをきっかけに、再び戦争を始めようとしている両国。
この先どうなってしまうのか、戦争をやってまた争いが起こってしまうのか。
そんな世界が緊張状態にあるなか、大規模な戦争で生き残った人々は、途方に暮れる日々を過ごしていた。
その戦争で生き残ったラルという少女は、仲間たちと共に水や食料を求めひたすらに歩き続けていた。
はじめまして!
今作品が、初投稿なにります!
初心者ですが、読んでもらえると嬉しいです!!