椅子取りゲームで転生した先は弱小魔族の王女だった。【Ⅲ】

それまでのあらすじ（これを読めばすぐ分かる）

　
飛行機事故で死んだ沙月、真司、リエ、その他はミケツカミの椅子取りゲームで転生先を決定された。

そこで雪隠に落ちた主人公、峰　沙月は弱小魔族の国ブラックフォレスト王国の第一王女サツキナ姫として転生した。

現世での婚約者　山田　真司は隣国イエローフォレスト王国の騎士として転生。

真司の上司であり、サツキナのライバル　大崎　リエは同じくイエローフォレスト王国の王妃リエッサ王妃として転生しサツキナ姫を陥れようとする。

　リエッサ王妃の婚約者ルイスとしてサツキナ姫の前に姿を現した真司を見て前世の記憶をもつサツキナはショックを受ける。自分が愛した男は自分を弾圧する国の王妃の婚約者となっていたのだ。

　国を救うために壁の向こう側へ竜を探しに行くサツキナ姫とその一行。
　そこで拾って来たのは砂漠の国、レッドアイランドのカラミス王子。
　

　ルイスはリエッサ王妃の悪企みをサツキナ姫に伝え、オルカ国シャーク宰相の息子と結婚すれば援助がされると申し出る。その男の名はシンジノア・シャーク。

見た事も無い自分の結婚相手と会いにサツキナはカラミス王子とオルカ国へ向かう。
カラミス王子に拉致されそうになりながらもサツキナは何とかオルカ国へ到着し、婚約者と会う。

そこにいた片頬を失った騎士シンシノア・シャーク。
実はそれが本当のルイス・アクレナイトだった。

サツキナを追い掛けてオルカ国まで行った真司は実は自分が本当のシンジノア・シャークだとサツキナ姫に打ち明ける。そして自分も前世の記憶を持つのだと言った。
二人はお互いの愛を確かめこの世界で一緒に幸せになる事を誓う。

第一部では壁の向こうへ竜を探しに行くサツキナ姫の冒険を。
第二部ではまだ見ぬ婚約者に会いにオルカ国へ向かうサツキナ姫を。


そして三部では暗雲渦巻くイエローフォレスト王国を描きます。
民衆を引き連れ王都へ向かうジィド辺境伯。
暗躍するヨハン。
じっと機会を伺っていた魔女。それに対峙するアクレナイト家。
サツキナとシンジノアの運命や如何に！