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文章力の衰えを感じる冬ですが

作者: 花咲トーポ

 私の最近の悩みは題の通りです。


 文章力の衰えが抑えられません。華美な修飾が書けなくなったというよりかは、簡潔明瞭な文章を書く能力が無くなっている点が問題です。日常生活を送っている中で、明らかに私の言葉への誤解が増えているように思います。あらゆる立場の方が理解していることですが、文章力の欠如は日常生活に大いなる困難を生み出します。


 例えば仕事仲間に共有を行う場合が考えられるでしょう。接客業でなかったとしても、業務連絡は必要であり、そういった業務連絡で要求される能力というのは果たして誤解されない文章を書く能力であるのです。ほかには、学生でもそれは同様です。学生という生き物はある程度、他人との接触を断って生活することが可能です。しかし、往々にしてコミュニケーションは避けられません。


 一方で、極論として友人との会話に文章力は必要ありません。馬鹿げた話をして、下らないことで笑顔になっていれば良いのです。勿論、拙い文章を正面切って批判してくるような人間は友人となりえないわけですから、そういう点でも友人としての私に文章力は求められていないことになります。


 さて、問題なのは他人から何らかの評価を受けなければならないような状況に限って、文章力は重要視されるということです。言い換えるのならば、文章力によって人生の方向性は決まってしまいうるということです。したがって、自分の本来の価値というものは文章力などという上っ面に覆い隠されてしまいます。


 さて、私が文章力を失ってしまった原因は偏に、文章を書く機会が減少したということです。やはり人間は継続を続けるということに価値を見出す生物なのでしょうか。


 馬の背を分けるような雨が降る冬の夜、失ってしまった何か大切なものを、私は追い求めています。

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