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爪研ぎさん  作者: 紅虎
3/3

進めない

普段神社の方までは行かない3人


近づく度に足が重くなる。


紗奈「なんだか…雰囲気が暗くない?」


菜々花「確かに…」


愛依「もしかして後ろにいるかもよ?」


菜々花「愛依こんなとき冗談でも言わないでよ。」


愛依「もしかして怖がってるの?」


菜々花「そんなことはないけどさ、なんかでもさ、もしさ、もしだけどさ、怖いドラマとかって大体こんなシーンないっけ?」


紗奈「…そうだよね。じゃあさ、みんなで一緒に振り返ろう??」




愛依・菜々花「うん…」


紗奈「せーの!!」


菜々花「まっまって!!ちょっと待って?でもさ、こういうときって大体後ろが気になって後ろみるけど、何にも居なくて前を振り返った瞬間、目の前にいるってこともあるよね?」


さっきまであんなにウキウキだったのに、自分達が怖い映画の主人公みたいな気がしてきていることを、言葉に出さなくても同じ気持ちになっていることに気付いたし、これ以上言葉にしてしまったらと思い3人は無言で足を止めた。


それに、今までは確かにしていた、蝉の声も鳥のさえずりも葉っぱが揺れる音さえも何もしない。


まるでこの世界に3人しか存在しないかのように静まりかえっている。

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