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蛇足

さて、ある意味オチがないことがオチみたいな適当なオチは付けたが、それだとあまりにも中身が無さすぎる。


というわけで、今回もオチはないが中身だけは辛うじてある話、文字通りの蛇足を加えていこうと思う。


さすがにこれ以上はないことはここに明言しておく。


蛇足どころか翼まで付けてしまえばそれはもう蛇ではないし、ヘビに手足と翼があればそれはもう西洋の竜のようなものではないか。


そんなご大層なものは生み出せないし、いかに私の名前の由来が砂上の楼閣からきていても、見かけ倒しもいい所だ。


一匹のヘビすらまともに表現できない私は、ハリボテをそれらしくするのも一苦労なのだ。


常にヘビのような何か、それっぽい何かを作るので精一杯。


蛇足でそれがトカゲに近い何かにでもなったら、これ幸いとタイトルとテーマを替えてしまうような芯のない素人が私である。


まぁあんな内容なので、この蛇足まで続けて読もうなどという変わり者などいないとは思うが…


とまれ蛇足であろうが駄作であろうが、書き始めてしまった以上物書きの端くれとしては最低限のものでも形にして残しておきたい。


これが物書きとして収入を得ているような、いわゆるプロならば噴飯ものの行為だが、どんな凡作であろうと多少なりとも筆が進んでしまえば形にして残してみたくなるものなのだ。


そう、それはまるで思春期特有のあの病を患った少年が、自身の綴ったポエムや、最強の設定資料集を隠しながらも心の奥底では誰かに見せてしまいたくて仕方がない!と思ってしまうような、アレである。


おっと、そろそろ蛇足が過ぎる。


とっとと私の積み重ねてきた失敗、しくじりの歴史、黒歴史をさらっと晒してオチもなく終わらせるとしよう。


文字数も無駄に増えてきたので、思い出したものを適当に晒していこう。



通勤のためにバイクを買うからと教習所に通ったのだが、中型自動二輪を取るつもりが記入を間違えて大型自動二輪の免許を取得。


間違いに気付いたのは中型なら取れるはずの期間を過ぎても教習があったからだという間抜けさ加減。


ついでにATを買う予定だったのにMTに乗っていた。



映画と漫画に影響されて、強くなる為に鉄製のヌンチャクを毎晩のように振り回していた大学時代。


高速で振り回すことはできるようになったけれど、回すのが上手いだけでは結局強くなれないと気付いたのは飲み会の一発芸発表の時。


ボックスの奥底にヌンチャクをしまい込んだ私は、次の週から鉄下駄で大学の敷地内を練り歩いていた。



高校では美術部に入ろうと思っていたのに、せっかくだからと見学で回った先で言葉巧みに勧誘されて入ってしまった陸上競技部。


気が付けば自転車の長い登下校と部活で青春らしい青春はできず、授業中は疲れ果てて居眠り三昧、不登校だった子に定期テストの順位で負けた。


さらに0.1秒差でインターハイを逃して受験突入。



異性と関係を持たない俺カッコいいとかよく分からないことを考えてほぼ6年間、中高と共学なのに男子としか接して来なかった。


結果出来上がったのは女性と2人きりだと直立不動で愛想笑いをするマネキンもどき。


ちなみにこの頃から漫画やラノベにはまり、武器の設定資料集や自分たちが登場する小説を書き始める。


★…


とまぁこんなものか。


思い出し始めたらきりがない。


まだまだ、まだまだまだあるが、正直黒歴史のフラッシュバックで吐きそうである。


しかし自身の原点というか、今の自分を構成するものが何かを思い出すいいきっかけとなった。


多くの失敗、間違い、勘違いを通して成長してきた我が人生。


しかしこれを一言しくじったと吐き捨ててしまえば、これ以上の成長もない。


初志貫徹、厨二上等、我こそ砂上楼閣。


これからもどんどん黒歴史を量産していくとしよう。


それこそが人生であり、意義と言えるのではなかろうか。


もちろんオチなどない。

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