tool(15)Three peoples
ここで光神創たちは、休憩をとった。何時間もかけて作業をし、体力もあるはずなのになぜか、光神創たちは休憩をとった。なぜなら、ハミルトンの面接がとても意外だったからだ。10分休憩を取った後、3人目の萩原慎一郎が面接室に入ってきた。最初に口を開いたのは、萩原慎一郎だ。
「こんにちは。萩原慎一郎です。僕の趣味は、作曲することです。なぜこの面接を受けたかというと、ぼくのこの作曲力を光神創たちにみせて上げたいからです。じゃあ作曲を、してみます。」
と、とても万全の態勢で、面接に挑んできたと思う。ここで光成が違和感を感じたので、口を開いた。
「あのー。万全の態勢で面接に挑むのはいいですけど、こっちの面接の流れもあるのでひとつひとつお願いします。」
面接室に冷たい空気が流れた。特に萩原慎一郎の顔は固まっている。慎一郎は、どうにかして顔をあたためようとしてるようだが、あまりの冷たさに顔はあたたまらない。ここで蒼史がしゃべりだし、面接に戻そうとしている。
「もう一度始めます。萩原慎一郎さんであっていますか?」
萩原慎一郎は、こっくりと、うなずく。でも慎一郎の顔は、後悔している顔だ。
「次に趣味は、なんですか?」
慎一郎は一度深呼吸してから口が滑らぬよう心に誓った...そして、しゃべりだした。
「作曲です。」
このことをはなすと慎一郎の顔が急にぱっと、笑顔になった。
「今は色々な曲をこの世界にアップしています。」
さっきと違う事が出たので冷たい空気が流れていた面接室が少しあたたかくなる。
「どんな曲をアップしていますか。」
作曲担当の神髪翔太が口を開いた。
「軽ポップや、ロックをアップしています。」
また面接室の空気があたたまった。次には光人が口を開いた。
「どうしてこの面接に応募しましたか?」
そうすると慎一郎はすぐさましゃべりだした。
「ぼくは、音楽でこの世界の鬱症状をなくしたいんです。だから音楽でこの世界を笑顔にしたいです。だから光神創たちなら希望がとても大きいので協力してもらえるかな。と思いました。あとはその作曲力が光神創たちの作品に、貢献できるのかなと思って応募しました。」
一気に面接室の空気があたたかくなった。どうやら、光神創たちは作曲力を見せてもらう必要はないみたいだ。そして帰宅の指示を出した。
「ありがとうございました。合否については後日お知らせします。ご帰宅ください。」
そして慎一郎は帰っていった...