tool(14)One people
「まずは、一人目お願いします。一人目は、横田拓也さん。」
と、光人は、一人目の横田拓也さんを呼ぶ。もちろんその面接室の中には、光神創の3人に加えて、光成がいる。横田拓也さんは、一回深呼吸をしてから、面接室のほうに歩き始める。そして、一人目の面接が始まった。
「では最初に、今の職業を教えてください。」
と、少し横田拓也さんに興味のある翔太が、質問する。
「今は、オンラインで、子供たちに、プログラミング言語を駆使した、ゲーム作りを教えています。」
この返事を聞いて、翔太は、やっぱりなと、感心している表情だ。翔太は、まだまだ聞き足りないようだ。また、翔太が口を開いた。
「ほかに職業は、していますか?」
「いいえ。ほかに職業はしていません。でも、過去は、デザイナーを副業として働いていました。」
ここからが本場、光成が口を開く。
「今この場で自分の作品や、ここで瞬間的に作品を作ってください。」
何も聞いていない受験者にとっては、難関かも知れないが、横田拓也は、スラスラと、試験官の要望を乗り越える。
「分かりました。では、ここで、コンピューター上でトランプのマジックをします。」
まず、バッグの中にあったパソコンを取り出し、アプリを起動し、瞬間的に、トランプをデザインし、瞬間的に、プログラムを打ち込む。できあがったのは、たったの3分間。すると、横田拓也が、口を開く。
「ここにダイヤのエースがあります。そして、山札の一番上をここに置いてます。そして、光成さん。好きなタイミングで、『ストップ』と言ってください。」
すると、光成は、すぐさま「ストップ」という。
「はい。山札を一番上からの引いているのに、ここにもともと一番上にあったダイヤのエースがあります。」
「ありがとうございました。ご帰宅ください。結果は後日送信致します。」
と、蒼史。そして、横田拓也は、帰っていく...