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大港都市

 翌日朝食を取りながら、アレクはもう少し北端の方の戦火が届かない町について皆に相談していると、サハル大港都市という非常に大きな港を持つ街があり、首長の1人が住んでいる所があると、偶々聞いていた近くの給仕の人に教えてもらった。


 アレクは港が大きいという点に、貿易の可能性を感じて食事のあとすぐに出発することにした。


 サハル大港都市まではおよそ1週間だったが、3度も野盗に出会った。野盗以外にも多くの普通の人が休戦しているにも関わらず、南の方からこの北の方に逃げてきていた。


 アレク達の馬車は大港都市に到着し、街に入ろうと門にならんでいたが、全然進まない。不思議に思って様子を見るために、馬車を降りて門まで歩いていくと門は閉められていた。アレクは衛兵に理由を聞くと、来るものが多すぎて出入り禁止にしているらしい。


 このまま入れない列に並んでいても仕方ないので、アレクは自分の馬車を少し離れた丘の上に移動して、門があくまでこの丘でゆっくりすることにした。丘の上から大港都市の中を見てみると、遠すぎて細かい所は見えなかったが、なにやら船で逃げ出そうと荷物を積み込んでいるのは見えた。


 遠くの大港都市の中を見ようと、更に必死に目を凝らしていると、いつの間にかそれを念じてしまっていたようだ。突然遠くのものがいきなり拡大されて見え、遠くてよく見えなかった大港都市の中がよく見えるようになっていた。

 アレクは驚いて声を出してしまい、急いでこの変な状態をいつもの状態になるように念じると、自分の視界は元に戻っていた。


 馬車の中にいる皆が御者台に座っているアレクを怪訝そうな目でみている。アレクは皆の目を気にしながらも、もう一度大港都市の方を見てみる。普通の視界だ。アレクはさっきの感覚を思い出し想像して念じてみる。成功した。今回はより鮮明に見える気がする。


 何回か繰り返しているうちに分かってきたのは、これは自分の視界の延長では無いということだ。アレクの位置からみて、壁の裏側でも見える。ようするに自分の目玉が見える所に移動してみているような感覚なのだ。アレクはとりあえず自分の感覚に近い《転眼魔力》と名付けてみた。


 しかし魔石と全く関係の無い閃きから、新しい魔法が生まれたのは始めてだった。他の独自魔力の圧縮魔力や粘土魔力は砂の魔石の効果から連想され、移動魔力は水魔石の水が飛ぶ所からだ。


 とりあえず望遠鏡を持ち歩かずに遠くを見れるのは便利そうだ。アレクは大港都市の中を色々と観察していた。その中で、一番大きな屋敷に住み一番偉そうな人がいた。なにやら話している。アレクは眼が出来たので、耳でも出来るのではと思い同じ、やってみると簡単にできてしまった。


 一応名前として《転耳魔力》としたが、いつも《転眼魔力》と一緒に使うことになるので、名前に意味はないだろう。


 アレクは突然、不安になった。この魔法は本当に自分の眼や耳を飛ばしていたりしないだろうか?心配になったアレクは転眼魔力を解除する。するといきなりマリーが目の前にいた。馬車の中からいつの間にか御者台に移動していたようだ。


「マ、マリー!・・、ど、どうかした?」

「うーん・・、なんかアレクちゃんの様子がおかしくて、眼を覗き込んだんだけど・・」

「え?なにか変だった?」

「なんか、見てるんだけど何も見てないような不思議な目だった」


 良かった!実際に目が飛んでいっている訳ではなかったみたいだ。それと同時にこの魔力がおかしい事に気がついた。魔力の有効範囲が広いのだ。アレクが使える魔力は魔力が出始める範囲に限りがあった。

 例えば商業都市で、化物と戦闘になった時、アレクは圧縮魔力の範囲が狭いことを知っていたので、苦労して化物の懐に飛び込んだのだ。


 しかしこの魔力はかなり遠くで発現している感じだ。アレクは試しに大港都市の城壁の上に転がっている、兜を圧縮してみた。出来た。どうやら何時の頃からか、アレクの魔力の有効範囲が異常に広くなっていた。何時からだったのだろうか?

 最初に圧縮の有効範囲が狭いと認識したのは、常闇の島の窯作りのときだ。


 まあ、いつから広くなったかを知っても意味がないので、アレクはこれで黒巨人ももっと楽に倒せそうだと思っていた。ただ魔石を取り出さないと、倒せないので楽になるのは少しだけかもしれない。魔石は圧縮しても能力が変わらないため、自己再生してしまうからだ。


 アレクが御者台でずっと呆けているので、女の子たちは馬車で待機しているのが飽きてきたようだ。一足先に野営の準備を始めていた。4人は料理について色々と話し込んで楽しんでいるらしい。


 大港都市の扉がいつ開くか分からないので、この時間を使ってマリーの剣を竜鉱で作ることにした。天幕の近くに敷寝を引いて、その上に馬車の中にあった竜鉱を持ってきた。アレクはマリーを呼んで聞いてみた。すると他の3人も何が始まるのかと集まってきた。


「マリー、新しい剣はどんな剣にしますか?」

「アレクちゃん、出来れば同じ剣を2本作って欲しいんだけど・・」

「2本?予備にですか?」

「違うの。2刀流にしたくて」

「2刀流!?習ったことはあるんですか?」

「無いけど前の王都での戦闘の時、盾はすごく違和感があって」

「なるほど、とりあえず作ってみますか。詳しい剣の形を教えて下さい」


 アレクはマリーから詳しい剣の形を聞いた。以前と同じ曲刀だが、もっと緩やかにして鍔の部分をしっかりと作って欲しいということだったので、要望に従い、角材のような形で基本的な造形を粘土魔力で行い、刃の部分は圧縮して刃にしていった。

 途中圧縮出来ずに刃が厚いままだったので、更に強く念じて過去最高の圧縮魔力を使い、かなり鋭利な刃ができあがった。


 今の剣から豆魔石を取り出し。新しい剣に取り付ける。柄の部分は滑らないように網目のように凹凸を圧縮魔力で付け出来上がりだ。今回は追加で豆荷物石も付けている。重い剣のため、重さを調整するためだ。最初に持たせたらやはり重すぎたようだ。前の剣の3倍は重い。


 荷物石に想像を念じて重さを調整したものを渡して、何回かの重さ調整のあと、ぴったりになったようだ。アレクは同じものをもう1本作った。結局2本で2時間ぐらいかかってしまった。


 マリーが2本を使いながら、剣の振りを確認していく。前も思ったがマリーの剣舞はとても美しい。剣が2本になったことで、より派手になり美しさも増した。剣舞が始まると、皆の視線はマリーの剣舞に魅入られ、皆静かにマリーを見続け、剣舞が終わると割れるような拍手が起きた。


「マリー!すごいわ。こんなに美しい剣は始めてみたわ!」

「凄いなー!剣とはこんなにも凄いものだったとは」

「私は武術の事はわかりませんが、マリーさんの剣が凄いのはわかりました!」


 皆の高評価にマリーは終始照れていた。その新しく作った剣は元の竜鉱の色である赤黒した輝きを放ち、刃に至っては何やら圧縮が強力だったせいか少し光っているようだ。

 そのままでは触れただけでも切れそうだったので、竜鉱を使って鞘も作った。もちろん豆荷物石を埋め込んで凄く軽くした上で、エトワール商会の紋章も入れておいた。


 マリーはすごく気に入ったようで、アレクに抱きついてお礼を言った。

 アレクは、自分の剣は夕食の後に作ることにした。



 翌日起きて大港都市の中を覗いてみたが、まだ門は開かないようだ。アレクはあまりにも暇なので、魔物の原石で、魔物のような生物が作れないかを考えてみた。そもそも魔物も魔石で動いている以上、同じ様なものが作れないはずが無い。


 ただ《転眼魔力》と同じで、何か全く新しい概念が必要な事は理解している。アレクは皆が天幕でお茶を飲んでいる所に行って、リディアに聞いてみた。


「魔物が魔石で動いているということは、人も魔石を使って魔物または人に害をなさない人工生物はつくれないのでしょうか?」

「え!?魔物が魔石で動いてるんですか?」

「はい。逆に魔法で動くものを作ったという研究や資料は無いですか?」

「うーん、魔法でですか・・。魔法の話では無いですが、神話の物語では聖獣が人間を作ったと言われているようです」

「聖獣ですか・・他には無いですか?」

「あ!おとぎ話ですが、大魔法使いの家には2体の土でできた人形が門番をしていたそうです」

「そのおとぎ話は始めて聞きました」

「大魔法使いが出てくるおとぎ話は何冊かあります。そのうちの1冊に出ていた記憶があります」

「ということは魔物にならないのもいたんですね」


 アレクはリディアに感謝の言葉を伝えると、考え込みながら外に出ていった。アレクはリディアが言った人形という言葉に引っかかっていた。生物じゃない?それじゃ魔物はなぜ人間を襲うんだろう?


 例えば、生き物が他者を襲うのは、食を得るため、または自分の領域を守るためで自分自身に命令されているとも言える。しかし人形という言葉は他者が命令をするという存在に使われる。そうなると魔物も人形とすれば、誰かに命令されているというのだろうか。


 アレクは暫く考えていたが、混乱してきたので、素直に魔物の原石で自分自身を土で作り上げ、アレクの命令を聞く人形を想像し念じてみた。


 何も起きない。


 魔石の成長が足りないのかもしれない。アレクは何度も想像と念を込めることを繰り返していると、目の前の魔石の原石の1つの星が紫色に輝き、魔石の周りの土を巻き込みだし、10cmくらいの小さな土の人形が出来上がった。


「おお!リディア!リディア!」


 アレクはリディアを呼んだが、皆アレクの近くにやってきた。


「ええー!アレクちゃんなにこれ?魔物?」

「アレク様!素晴らしいです!天才です!」

「人形?」


アレクは土の人形に歩けと言ってみた。土の人形が歩き出す。


「キャー!かわいい!アレクちゃん、これほしい!」

「こ、これは凄い!!」

「なんだーこれは!?物の怪か?」


 3者3様の反応だが、みな驚いているようだ。アレクは土を還すように念じると、土は崩れ魔石が中から出てきた。


「素晴らしい!アレク様!魔法にはまだまだ謎が隠されています!」

「アレクちゃん!もう一回!もう一回だけ!」

「恐ろしい・・・」


 アレクはもう一度人形を念じると、また人形に戻った。アレクは手で土をとっても、土が魔石の近くにあると、また再生された。岩の巨人達と同じだ。ただ昔の経験では木の化物は再生しなかった。化物と魔物は魔法を使う以外にも違いがあるのかもしれない。


 アレクはこの研究が魔物との戦闘に役立ちそうな気がして、何度も作ったり壊したり、複数作って同時に動かしたりと、リディアと一緒にいろいろと試してみた。わかったことは、人形を作る時に念じる想像と、魔石に戻す時に念じる想像は正確に同じ内容の、反対を念じないと土には戻らないことだった。


 これは歩くことが出来ない人形を想像して作った人形は、歩くことが出来る人形と思って解除しようとしても出来ない。そのため、どんな人形で作ったのかを忘れると、永遠に解除できなくなってしまう。もちろん、魔石を取り出して魔石を清浄化すれば元には戻るだろう。


 しかし他の魔石の様に、単一の機能だけを想像するのは今のアレクにとっては容易いが、人形の様に自己を構成し、それが歩くという行動を同時に付与するのは、かなり難しい。


 アレクは機能を増やすのは諦め、大きさを大きくする想像に切り替えた。結果は簡単だった。大きさは想像が簡単だからだろう。火の魔力でも大きさや温度のようなものは比較的簡単な変化だった。

 一度、5mくらいの土の巨人を作ったら黒の巨人のような迫力だった。近くの人から誤解されそうなのですぐに解除して、10cmのものに変更した。


 だいぶ時間も経ったので大港都市を覗いてみたが、まだ門は開かない。



 アレク達は結局3日ほど待っていたが、全く門が開かないので、違う街に行こうかと天幕を片していると、なにやら伝令のような様子の騎馬が門に近づき、門の衛兵と話すと門は少しだけ空いて伝令だけが入っていった。


 アレクは気になって、転眼魔力などを使って様子を見ていた。


「ハッサン首長!降伏条件の通知がされました!」

「やっと来たか、してどんな内容だ」

「タウルス連邦の東部州へのサラディア全領土の統合と、サラディア国民の全奴隷化です」

「な!なんだと!全員奴隷だと!降伏条件にしても酷すぎる!」


 ハッサン首長という人物の表情は青ざめており、かなり取り乱しているようだ。まわりにいた人々も急いで逃げ出す準備を始めだした。誰だって奴隷にされたくない。降伏条件は、あっという間に街の隅々まで知れ渡り、街は混乱に陥った。


「ハッサン首長!徹底抗戦するべきです!」


 一人の将軍が首長に直談判をしていた。しかし首長は逃げ出す為に、財宝を箱に入れるのに忙しい。2人は何度も問答していたが、何も状況は変わらなかった。ハッサン首長や一族、街の裕福な人々は、船に次々と荷物を運び込んでいる。


 街の門が開いた。裕福でない船で逃げられない人々は山脈を超えて、となりのユリウス帝政国に逃げ込むのだろう。多くの馬車や荷物を抱えた人々が門から飛び出していった。


 アレクは王都での事を思い出していた。あの時も混乱の中、良い店を購入することができた。アレクは皆に街に行くというと、リディアとエカテリーナの2人が反対してきた。


「どうみても、普通の状態ではありませんわ!街に行くのは反対です」

「アレク様。私もエカテリーナ様の意見と同じです。今街に行っても得るものはないかと」

「・・分かっています。しかし人と同じことをしては機会は得られません。2人の安全は僕が守りますので協力してもらえませんか?」


 リディアとエカテリーナはアレクの覚悟と、守るという言葉を聞いて不安ながらも了解した。アレク達は馬車を街に向け出発し、門の所に来ると多くの人で混乱しているようだった。すでに門の衛兵たちも入市税などにかまっていられてない。


 アレク達は人混みをかき分けて、宿に来ると宿の人達すら脱出の準備をしていた。アレクは宿の人を掴まえて、泊まりたいと言うと、驚愕の表情をされ、勝手に泊まっていいという許可をもらった。

 アレクは馬車が奪われないように、マリーとネフェルタリに護衛を頼み、リディアとエカテリーナには宿で待っているように頼むと、首長の屋敷に向かった。


 アレクはこの街の窮地を救って、またお店が手に入らないか交渉しようと思っていた。首長の屋敷につくとここも人が走り回り、荷物を桟橋の船まで運んでいるようだった。

 近くの人に、一番えらい人に会わせてほしいというと、子供だからか怪訝そうな顔をされたあと、首長や大臣はすでに船に乗り込んでいて、ここにいるのは将軍だけしかいないという話をしてくれた。


 アレクは街を捨てる人に交渉しても意味がないので、将軍の場所を聞いて、混乱している首長の屋敷の中に勝手に入っていった。


 将軍は首長の執務室から港を見ていた。この屋敷は港に非常に近く、どのような船が港に入ってきたのか、この部屋からすぐに見える距離に立っている。どうやら将軍は逃げ出している首長や大臣達を見ているようだ。


「・・首長が街や民を守らずに逃げるのか・・・」


 将軍は大きなため息を吐きながら、応接椅子に座ろうとすると、アレクに気がついた。


「・・何者だ?」

「アレクと申します。交渉に参りました」

「タウロスの手のものか?」

「いいえ、この街の行く末を憂うものです」


 将軍はドカッと、椅子に座るとアレクも椅子に勧めた。


「それで、こんな状況で何を交渉するのだ」

「タウロスを撃退しますので、そのかわりにお願いを聞いてもらえないかと」


 アレクは交渉内容については、具体的に話さなかった。詳しい内容は後で不利になると思ったからだ。


「は!?タウロスを撃退するだと?何を夢見ているんだ?貴様は!」

「タウロスといえども、国民全員を奴隷にすると言えば、各地で反乱を招きます。そうなれば、兵もかなり分散することになり、統治には時間がかかるでしょう。そもそもこのような条件をあえて伝えたことも理由があるはずです」

「まあ、そうなるだろうな・・」


「タウロスに本当に10倍の兵があっても、各地の反乱に兵を回せば、1箇所あたりの兵の数はそれほど多くありません。この街の兵力でも戦い方によっては十分撃退できるかと。そしてもし1回でも撃退すれば、各地の反乱が更に活発化され、ますますこの地に兵が回せなくなります」

「・・・」


 将軍はアレクの話がよく理解できていた。だからこそ首長達が逃げることに納得できなかったのだ。しかしこの様な戦略的思考をするのは将軍以外にいない状況で、子供にしか見えないアレクが不思議でたまらなかった。


「お主は何者だ?」

「私はアルデバラン王国では伯爵にあり、ツァーリ大公国では子爵に叙され、そしてアークツルス聖王国では聖人の名を頂いた。アレク・エトワールと申します。一般では英雄アレクの方が知られています」


 将軍は驚いた。アレク・エトワールという名は、ここサラディア首長国でも有名だからだ、ここ数年で偉大な事を複数成し遂げた子供の英雄の名を。サラディアでも子供たちの人気のお話だ。大人でも平民から貴族になった立志伝中の名前なのだ。


「貴殿の名は聞き及んでおる、その知を垣間見れば、本人であるとも思える。がしかし、この街の兵士は誰も逃げ出していなくとも 5000人程度。敵が2万の兵でくればひとたまりもない」

「確かに攻城戦における戦力比は3倍までが限界です。1万5千以上の敵が来たら厳しいでしょう。そこで私が活躍する場があるのです」


 2人が話しをしている所に、兵士の1人がやってきた。


「将軍!首長の船が出発しました!」


 将軍は立ち上がり、窓からベランダに出て港を見る。20隻はあると思われる。大船団を編成して他国に逃げ出し始めたのだ。その時、水平線のあたりから5隻ほどの船がこちらの港に向かってきていた。将軍は望遠鏡を取り出し、タウロスの軍船のようだとつぶやいた。


 暫くすると5隻の軍船が、港から逃げ出した大船団に攻撃を仕掛け始めた。



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