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大公都

この世界では季節は12年で1周します。そのため、春3年のあと、夏3年というように、1つの季節が異常に長いです。そのため、干支は動物ではなく、季節にちなんだものになっています。たぶんお話に説明は出てこないと思うので・・。辺境伯の館は朝食と夕食の部屋が違います。朝食は庭に隣接した太陽が溢れる白を基調とした部屋ですが、晩餐会も開かれる夕食の部屋は大きい上に、高価な調度品が揃った重厚感溢れる部屋です。これもただのフレバーです・・



このサンペトロラード大公都は通称大公都と呼ばれ、ツァーリ大公国の首都であり総人口600万人のうち、およそ100万人が住む大都市だ。国土の北の半分は永久凍土となっており、特に冬の季節は厳しい。この都市でも例外でなく、3年ほど続く冬の季節の間は、一面雪に覆われる。しかし今は夏の季節であり、雪は北の山を覆っているだけだ。


3人はエカテリーナに案内され、大きな応接室に通されている。


「アレクちゃん!大陸はすごいね!とても人が作ったように思えない、大きい建物に大きな部屋だよ!もしかして巨人が住んでるのかな?」


マリーは相変わらずの反応だが、マルティーナはかなり緊張しているようだった。アレクも貴族の館と

いうか王城のような大きさに驚いていた。辺境伯ということは、ここは大公都における仮住まいのはずなのにだ。


暫くすると、エカテリーナは新しい服に着替え応接室に戻ってきた。


「お待たせしました。父上もすぐに参ります」


4人はエカテリーナの父親が来るまで、応接室で建物の部屋の数やら、厩舎にいる馬の数やら、主にマリーの質問にエカテリーナが答えている間に時間が過ぎていった。すると応接室の扉がメイドによって開かれ、ロマノフ辺境伯が応接室に入ってきた。


「おお!旅商の方々!この度は娘のエカテリーナの窮地を救って頂き感謝する!」

「偶然によってお助けできたに過ぎません。過分なお言葉ありがとうございます」

「父上、この方が英雄アレク様。そしてこちらの方が剣士マリー、そして最後の1人が知恵者マルティーナです」


『あれ?エカテリーナの紹介が少しおかしくないですか?それに僕のが本名に・・』


アレクはエカテリーナの顔を急いで見るが、全く気にせずに笑顔で話している。マリーもマルティーナもエカテリーナの紹介に満足しているようで満面の笑顔だ。今は場の雰囲気もあるので、のちほどやんわりと説明しなければ。


「なんと!アレクとな!?ツァーリ大公国の昔の大公であり、アレクサンドルと言う偉大な英雄がいた。その愛称がアレクだったと聞いている。失礼じゃが出身はどちらかな?」


アレクが答えづらそうにしていると、エカテリーナが代わりに答えてくれた。


「アレク様もマリーさんもカンタ諸島のご出身と聞いております」

「カンタ諸島?・・ああ!あの海の果てにあるという!」


エカテリーナは、マリーと同じ諸島出身ということにしてくれたようだ。しかし海の果てとは、言い得て妙な気もする。辺境伯はその説明に納得をすると、すぐに夕食の準備を行うので、今暫く待ってほしいと言うと、またすぐに部屋を出ていった。


「エカテリーナ様、僕の紹介酷くないですか?英雄っておかしいですよね?」

「・・何がおかしいの?」


エカテリーナは全く理解できていない。しかし、考えてみれば貴族にとって英雄や勇者の話はすぐに作られるものだったことを思い出した。ビスホップ戦役の英雄、シュタット高原の英雄など。戦争があるとすぐに英雄を量産する人種だったことを忘れていた。


とりあえず、エカテリーナには出身をマリーと同じにしてくれたことに感謝を伝えた。北方の国でなければ《ア》で始まる名前の不文律など意味がないからだ。


メイドがお茶と菓子を持ってきてくれた。マリーがお菓子の美味しさに驚いている。今回はマルティーナもお茶の美味しさに驚いていた。


「あたいもいろいろな港で茶を飲んだけど、こんな美味い茶は初めてだよ!」


アレクも飲んでみると、びっくりするほど美味しいお茶だった。やはり大国の貿易範囲はかなり広いのだろう。世界中からお茶を取り寄せているに違いない。女の子3人はその後、お菓子やお茶の話で盛り上がっている、大公都には美味しいお菓子の店や、世界のお茶を扱っている店などがあるらしい。


メイドが晩餐の準備が出来たことを伝えに来た。4人は夕食専用の部屋に移動すると、20人掛けくらいの食卓があり、左右に9脚ずつ。前後に1脚ずつ椅子が置かれている。来客は左側の奥から座るようにメイドに助言された。


アレク達が座ると、すぐにロマノフ辺境伯が部屋に現れ、部屋の一番奥の主人席に座る。アレクの左に辺境伯。正面にエカテリーナ。右に並んでいるのがマリー、その横にマルティーナが座る。どうやら晩餐はこの5人だけのようだ。


メイドや執事達は、全員が席についたのを確認して一斉に動き出す。次々と飲み物と食事が出されていく。どうやら食卓の1人に対でメイド1人がついて食事の管理をするようだ。執事は主に葡萄酒のグラスをみて、随時継ぎ足す仕事をしている。


晩餐の会話はほとんどエカテリーナの独壇場だった。最初はエカテリーナが野盗に襲われた時の話から始まり、マリーの島の海賊撃退、マルティーナの船の大海蛇の話など。野盗の話だけでなく、アレク達の話しまで始めた。しかしエカテリーナの話し方なのか、自分の体験がなぜか壮大な英雄譚に聞こえる。


本当はほかにも城の脱出劇や、常闇の島の森に住む化物との戦いなどもあるが、さすがにこれは話せない。しかし実際にはすべて間一髪で命がけだ。森の化物や大海蛇などは、本当に死んでいてもおかしくなかった。アレクは他人事のように英雄譚を聞きながら、怒られるとすぐ寝台の下に潜り込んでいた臆病な自分が、なぜこんな冒険をしているのか不思議に思っていた。


考えてみれば、城を抜け恐怖の中で妹クロエの手を握ったときから、自分の中の勇気が生まれた気がする。アレクは呆けたように考え事をしていると、自分の名前が呼ばれていることに気がついた。


「アレク、大丈夫かね?」


他の人も心配そうにアレクを見ている。


「あ!申し訳ありません。あまりの美味しさに一瞬我を忘れてしまいました」

「がははは!面白い少年だな。英雄的でありながら、冷徹でもあり、慈悲深くもありながら、旨いものに魂を抜かれるか!がははは!実に愉快!」

「ところで、アレクくんの話の中で質問があるのだが、宜しいかな?」

「はい。もちろんでございます」

「海賊撃退の時に一番重要だったことを教えてくれ」

「正直海賊との戦いは、敵の数も少なく統制も取れていない集団ですから、勝利は難しくないと思っていました」


辺境伯の目が光り、マリーが驚いた顔をしている。エカテリーナの目も輝いてきた。


「戦闘指揮は元騎士の方だったので問題なかったのですが、島民の恐怖心が大きな問題でした。人によっては20年前の殺戮もあり、恐怖して動けなくなっては皆殺しにされます。そこですべての段取りと作戦を、恐怖心を勇気に変える為のものにしました」

「なるほど、味方の恐怖が最大の敵だと」


「人防柵は防衛線設置の基本ですが、5人班で1人を攻撃の上、武器は相手の剣が届かない槍武器です。敵は人防柵によって島民に攻撃が届かず、逆に島民は攻撃できる状態を作りました。そして予想通りに海賊は最初に人防柵を攻め、失敗して島民に勇気を与えたのです」

「ほほう・・予想していたと」


「国家による戦争時の指揮官なら人防柵を見て戦略を見直したでしょう。しかしただの海賊から見れば豆や魚しか相手にしたことがない農民や漁民です。真剣になる方が難しいのです」

「確かにそうだ。農民が戦えるとは思わんだろう」


「恐怖が消え島民が戦えるようになれば人数は多いので、あとは奇襲を注意するだけの作業です」

「面白い!実に面白い!」


どうやら女の子3人は、海賊撃退が唯の英雄譚ではなく、島民の心理戦だったことに驚いていた。


「しかしアレクよ。貴殿はまだ8歳と聞いている。そのような島でまともな文献も無い中、もちろん先達も居ないなか、1人で身につけられるとは思えんのだが?」

「申し訳ありません。私には言えぬことがございます」

「ふむ。やはりか、食事のマナーにしても、お辞儀の一つとっても王族以上の気品のある振る舞いだ。その上、剣術や兵法まで身につけている」

「・・・」

「ただのうアレク。わしはお主が気に入った。もし良かったら本当の話しをしてくれまいか」

「・・ありがとうございます。ただ、まだ今はお話できません。ひとつ言えることは自分の事が誰かに伝わると、自分が殺されてしまうかもしれないという危険だけが問題であり、何かを企んでいるために秘密にしているわけではありません」

「わかった。この話はここまでとしよう」


2人の話が終わる頃には、食事も終わって食後の氷菓子が食卓に並びだしていた。どうやら《氷石》という魔石を利用して作っているらしい。最後に辺境伯が目的地を聞いてきたので、オルドゥクと答えると、辺境伯の領地が途中にあるので、ぜひ寄ってほしいと言われた後、辺境伯が退席し晩餐は終了となった。


「アレク様、父上の話が長くてごめんなさい」

「いえいえ、大変楽しかったですよ」

「大公都にいる間は、ここの館を自由に使ってください」

「ありがとうございます!宿代が助かります」


アレク達はエカテリーナに連れられて、それぞれの客間に案内された。もちろん全員別々の部屋だ。アレクは深い感謝をエカテリーナに告げると、笑顔で返されてしまった。


翌日それぞれの客室にメイドが客の着替えを手伝いに訪れた。アレクは久しぶりにふかふかの寝台で寝たために、熟睡してしまっており朝から寝ぼけていた、そして城に居た頃のようにメイドがアレクの着替えを行ってしまう。


「む、昔の癖が・・、久しぶりだと恥ずかしいなこれ・・」


アレクは久しぶりに他人に着替えさせられた事に恥ずかしさを感じながら、メイドに連れられ朝食専用の部屋に案内されていた。なにやら僕の部屋に来ていたメイドが辺境伯に耳打ちすると、メイドはアレクの席の後ろに立った。


「おはようございます。辺境伯様、エカテリーナ様」

「「おはようー!」」

「おはようございます。アレク様」

「おはようアレク、良い夢は見れたかな?」

「おかげさまで久しぶりの熟睡を得られました。ありがとうございます」


5人は朝食を取ると、辺境伯は今日から領地の方に戻るという話した。自分達は数日大公都に留まってから出発するという話しをする。食事が終わり、辺境伯が部屋を退出したあとに、4人は応接室に移動しお茶を飲んでいた。


「アレクちゃん、それで今日はどうするの?」

「塩を商業組合に持って行って売ろうと思います」

「アレク様、マリー達をお借りできないかしら?」

「もちろん構いません」

「ありがとう。マリーとティナに、大公都の美味しいお店に連れて行きたくて」

「わかりました。お食事の費用はどのくらいですか?」

「お金は大丈夫よ、私が連れて行くんだから気にしないで」

「ありがとうございます。それでは宜しくおねがいします」


もしかしたら同年代の友達がエカテリーナには居なかったのかもしれない。3人はとても仲良さそうに応接室を出ていく。すると辺境伯がアレクを呼んでいるとメイドから言われ、アレクはメイドに連れられて書斎にいく。


「お呼びにより参上致しました」


アレクは部屋に入ると、辺境伯からエカテリーナ救出の褒美についての相談をされた。


「アレク、お主はなぜ一言も褒美の話しをしない?褒美が欲しくないのか?」

「はい、すでに立派な馬を2頭も頂いておりますのでお気になさらないで下さい」

「それではエカテリーナの命が安いものに見られる。それなりの褒美が必要なのだ」

「なるほど・・・、しかし思いつきません」

「ふふふ、エカテリーナの話しの通り無欲な者だな」

「逆に申し上げるなら人助けにも値段を付けられません。付けた時点で違うものになってしまいます」

「は!これは1本取られたが、・・困ったの」

「・・・」

「それでは今日はもう聞かん。だが考えておいてくれ。それと旅費の足しにこれだけは貰ってくれ」


辺境伯は1枚の白金貨をアレクに渡した。


「ま、まさかこれは白金貨!?これは貰いすぎです!」

「気にするな、白金貨は扱っている所も少ない。商業組合なら両替できると思うが、念のためにこの短剣も渡しておこう。もし何か言われたらロマノフ辺境伯が後ろ盾にいると言って、その短剣を見せるといい」

「・・本当に何から何までありがとうございます。この御恩はいつかお返します」

「必要ない。また次回会えることを楽しみしているぞ」

「ご厚情に深く感謝致します。再会できることを楽しみにしております」


アレクは書斎を出て廊下をメイドと歩いている時に、商業組合に塩を売りに行きたいので、自分の馬車を出してもらえるように頼むと、案内をしてくれることになった。


アレクはメイドと2人で商業組合に来た。手形を見せて灯台都市から塩を売りに来たと説明すると、手早く買い取りの手続きを行ってくれた。1袋あたり銀貨2枚の利益だ。5袋なので計銀貨10枚の利益だが、確か駅馬車の値段が銀貨5枚だったので、1ヶ月分の3人の食費も引くと、銀貨1枚ぐらいの利益だ。悪くは無い。


しかし次の都市に持っていく商品が思いつかない。とりあえず、ここでも魔石の店にでも行ってみることにした。メイドに案内してもらい魔石の店に来た。


「大きい・・・」


どうも大公都の建物は全部大きい気がする、先程の商業組合の建物も大きかったが、魔石のような需要が少なそうな商品なのに、こんな大きな店が必要なのか?とアレクには理解できない。店に入ると更に驚いた。お客の数が多いのだ。そして品数も多い。


アレクはワクワクしながら火石の値段を見る。銀貨30枚になっている。灯台都市よりも高い、確かマルティーナが売りに行った時に売値が銀貨26枚だったと言っていたので、さらに銀貨4枚ほども高い。それよりも驚いたのが、治療石を売っているのを始めて見たのだ。それも銀貨80枚もの値がついている。


『これは原石の数にも限りがあるし、治療石を売ったほうがよさそうだ』


他にも辺境伯邸の氷菓子に使われているという氷石も売っていた。これは火石と同じくらいだ。しかし作り方は同じだと思うのに、なぜこんなに値段が違うのだろうか。


「おお!また新しい魔石がある!」


アレクが見つけたのは《匂石》《煙石》《痺石》《消音石》など。若干使いみちがよくわからないものもあった。アレクはそれらを見て、もしかして人が想像でき、見たことや効果が想像出来るものなら魔石に出来るのではないだろうか?と、アレクはほとんど確信的にそう感じていた。


魔石の商品を見て、色々な閃きをお店から貰ったので、原石を買って還元しようと、原石を探しまわすと、店の隅っこに申し訳なさそうに置いてあった。しかし決して埃は被っておらず、適度に流通しているように感じる。お店の人を呼び、原石について聞いてみた。


「いらっしゃいませ」

「こんにちは。この原石というのは、売れるものなのですか?」

「普通の人は使えないはずですが、定期的に買っていく人はいますね」

「同じ人ですか?」

「すみません、お客様の詳細は私にもわかりません」

「ちなみにお幾らですか?」

「1つ銀貨1枚です」

「そしたら20個ほど頂けますか?」

「え?・・了解しました。ちなみにどうなされるんですか?」

「僕は旅商をしているので、他国で売ってみます」


店員は不思議そうな顔をしていたが、一応の納得はしたらしく、銀貨20枚を受け取ると原石を袋にいれてもってきた。アレクも数えてみると20個正しく入っていた。


「袋は無料です。ありがとうございました」


アレクは馬車に戻り、メイドと一緒に館に戻ると、早速自分の客室で治療石(普通)を10個作成した。残りの10個は予備で持っておくことにした。作成が終わった頃には、すでに夕食の呼び出しがかかっていた。


今日の夕食は4人だけの食事となった。女の子3人は今日のお店や食べ物の話しを、今食事をしているにも関わらず、アレクにも話しかけてくる。アレクは笑顔で答えながら、上手に聞き流していると突然マリーが大公国の剣術が見たいと言い出した。エカテリーナが騎士たちの訓練場に明日連れていきましょうか?というとマリーは拳をぐっと握り喜んでいた。


どうやら出発は更に伸びるらしい。アレクはマルティーナに、明日は魔石店に付き合ってほしいと言うと、快諾してもらえたので明日は2人で魔石店に行くことにした。


夕食後、アレクは今日見かけた面白い魔石の実験を行ってから寝ることにした。



翌日朝食が終わると、すぐにアレクとマルティーナは2人で魔石店に向かい、マルティーナだけが店に入って治療石を売ってきた。以前よりも時間がかかったが、金額が高く数も多かったので、買取金額をあまり高くできなかったらしい。それでも治療石1個あたり銀貨55枚で売ってきてくれた。


全部で金貨5枚に銀貨50枚だ。金貨を首の袋に入れる。すでにここには金貨100枚分の価値がある白金貨1枚と、今日の分をあわせて金貨8枚もある。もちろん大銅貨1枚も入っている。そもそも銀貨50枚だけでも、3人が半年は食べていける金額だ。もちろん宿を借りれば半分ぐらいにはなってしまうが、安全なら馬車の中や天幕で寝ればお金はかからない。


アレクはマルティーナに、大公都から次の街に買っていく商品が思いつかないと相談すると、マルティーナも頭を悩ませてしまった。都市間の行商では、大量の商品を定期的に往復をしている業者に勝てない。かといって特別な商品を独占的に扱えるわけでも無い。


「どうする?アレク」

「暫くは旅商ではなく観光しながら目的地に行こうかと思います。大きい街なら治療石が売れそうですし」

「今までも観光気分だった気もするけどね、マリーはその方が喜びそうだ」


アレクとマルティーナの2人は館に戻ると、出発に先立ち馬車の改修と修理を始めた。足りない部品などがあれば、随時マルティーナがメイドと一緒に街まで買いに行った。アレク達の頑張りによって馬車の故障箇所はすべて修理が終わった。マリー達が帰る頃には、アレクもマルティーナも応接室でぐったりしていた。



ああ、緑茶美味しい。

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