思念術という名の異次元的な魔法
「・・・よくわかりませんがとりあえず簡単に説明をしておきますね、夜桜さん、ここは部室の地下にあるトレーニングルームです、見ての通り主に体を鍛えたりと、他色々と練習をしたりする場所です」
明乃は顔真っ赤にする二人のことはとりあえず放っておこうと思ったのかそう言ってはトレーニングルーム内を一周見てはそう各自それぞれ必要な筋トレ器具やらなにやらと器具が設置されている所を手で示しては説明した
「…い、今更ですけどよくこんなに広い地下室…??作ることができましたね…」
あまりの広さに到底地下室、などそんな言葉では収まりきらない大きさに雪奈は周りを一周するように見回しては天井と見ては驚きからか呆けていた
「ははは…これもまた本部の力なんだっけ…?」
そこまで詳しく説明された覚えがないため陽太はそんな驚いては呆ける雪奈を見ては思わず苦笑いし、明乃の顔を向けてはそう聞いた
「・・・ずばり簡単に言ってしまえばそうなりますね、まぁ流石にこれだけの広さ、作るの相当な時間が掛かりましたよ、費用もどれぐらい掛かったか…」
最初の方は聞こえていたものの途中からブツブツとなにか言ってはなんとも不機嫌そうな表情を浮かべていた、その顔から察するにかなりの時間が掛かったのだろう、と陽太は哀れみに似たような目線を送っては両手に持っていた体操着を床にそっと落とした
「このトレーニングルームという地下室は体育館より広そうですね…無駄に広いというか…」
マンモス高と呼ばれる体育館よりも広く見える、というより広いこのトレーニングルームに流石にツッコみたくなったのか雪奈はなんの躊躇もなく躊躇いもなくそう少し小難しそうな表情を浮かべては顎に手を当てていた、陽太はそんな事を言った雪奈を見ては少し息を詰まらしそうになりながらも好奇心からなのか目の前にいる明乃を見た、だが陽太が想像していた事とは違い明乃はなんとも平然とした顔をしては話し出した
「・・・この地下室、トレーニングルームがこれだけ無駄に広いのにはちゃんと理由があります」
「!理由、ですか?」
なんとも先ほどの怒っていたようなそんな表情はどこかへ消えてはいつも通りの普通の表情を浮かべては説明しだした明乃に雪奈は興味があるのか振り返っては近寄った、また陽太は一応聞いておいた方が良いと思っては耳を傾けることにした
「はい、このトレーニングルームが広い理由、それは」
陽太と雪奈が見ていることに明乃は右手を振り上げては指に付けてあるリングに意識を集中させてはまた先ほどと同じ現象なのかキィーン!!と高い音を出し始めた
「っリングから音…!?」
「っひ、氷野さん!リングから変な高い音が出てます!」
陽太と雪奈は明乃の指に付けているリングが突然高い音を出した事に驚いてはそう言った、陽太は突然のその高音に驚く一方で警戒もしていた、また一方で雪奈はそのリングが鳴りだした事がとても興味深いのか無邪気な子供のように目を光らせ、眺めてはそう指さし言った。明乃はそう言われては一瞬驚くような表情を浮かべるも笑みを浮かべては言った
「・・・そういえば貴方達は先ほど目を瞑っていて見せていませんでしたね、これは用は・・・ゲームでいう魔法を使う前に必要な呪文を唱えるような、そんな物だと思ってください、またこのリングが高い音を出すのは呪文を唱える準備が整ったという事です、そしてその魔法を使う前の準備が整いましたらこうやるんです」
明乃はそう陽太と雪奈に出来る限りわかりやすいように説明しては手の平から黄色く発光した謎の球体を手の平から出した、またそうその球体を出した事からか鳴り響いていた高い音は静まっていた
「っ音が、消えた…?」
「…魔法、と言うよりも私達で言えば…思念術ですね、これを発動しますとこの鳴り響いていた高音は無くなります、つまりはつい先ほど説明したばかりの思念力、エネルギーの源が思念術、例えやすいものと言えばこの発光した球体の玉に代わります、頭の中で考えた、想像した物がエネルギーとなりリングに反応としてはこの球体、つまりは頭の中で想像した物が具現化します、結構わかりにくいかと思いますが覚えておいてください」
出来る限りわかりやすく説明したもののこの事については本人達が実際に体験してもらわなければ説明できない代物である為に明乃は舌を巻いていた、そしてそう説明し終わった所で明乃はその手の平にある球体を空中へと思いっきり投げ飛ばした、陽太と雪奈はこのなんとも異次元的なありえない光景に呆然としてしまっているのかその放り投げた球体をただただ目、頭と動かしては見ることだけしかできなかった
「…また、これは今説明するのもどうかと思いました一応説明しておきます、この光る球体は先ほど狩野くん、貴方が出したあの闇を消し去った物と同じやつです」
「・・・っえ、こ、この球体が??」
名前を呼ばれては反射的に明乃を見ては中に浮いている光る球体を見ては戸惑った、理由としてはこの今空中に浮いている球体はそこまで眩しくないからだった
「えっ…で、でも氷野さん、先ほどのあれは目が失明するんじゃ…」
「・・・そうです、いい質問です、先ほどのあの球体の事に関してなんですが私は光で、調節する事ができるんです、明るくしたり、暗くしたりと」
明乃はそう言うとまたリングを鳴らしては手の平からもう一つ同じ光る球体を出しては中へと飛ばした、だがその球体は一つ目の球体よりも色が強く、眩しいぐらいだった
「っ…ほ、ほんとだ…眩しいっ…」
「っくぅ…眩しいです…って…ひ、氷野さん大丈夫なんですか…!?」
その眩しさからか陽太と雪奈は腕で目を覆い隠しては反らした、一方で明乃はなんともないようなそんな表情を浮かべてはその宙に浮かぶ二つの球体を見ていることに腕で覆い隠していた雪奈は腕の隙間から見てはそう言った、明乃はそう言われてはなんとも言えない笑みを浮かべては言った
「…その思念術を発動した主に対しては当たり前ですがなんの影響もありません、精々あるとすれば思念術を使った事により少しだけ頭が疲れるぐらいです」
明乃はそう言うと同時に両手を開いてはパンッ!!と思いっきり叩いた、その行動がよくわからなかったがそう両手を合わせ叩くと同時に宙に浮いていた二つの光る球体は粉々となっては陽太達の頭上に降り注いだ、先ほどの疑似的映像と同じで光り輝いては綺麗な色をしていた
「っ綺麗です…!」
「・・・なんか、今更だけど全然現実だって、思えないな…」
綺麗だと思う一方で目の前で起きてるこの現象が陽太は非現実的だと思っている為に上から降り注ぐ黄色く光り輝く粒を手の平にキャッチしてはそう言った
「…まぁ、こんな事初日から信じる方がどうかしているんです、焦らなくて大丈夫ですよ、後私のは光ですから暖かいですよ」
「!狩野くん!この光の粒々とても暖かいです!」
「…ほんとだ、微かにだけどなんか温かい…」
近寄ってきてはそう言い手の平を見せてきた雪奈に対し陽太も同じく手の平に集まる光の粒々から暖かいような、そんな気分を味わっては頷いては言った、また流石男子高校生と言うべきなのだろうか陽太はそう暖かいと思う一方でその温もりからかその手の平に集まった粉々になった粒を頬を擦り付けては暖かい、そう思った、また一方でこの光の粉は元々は明乃の体から生産されたような、そんな産物だと思っては恥ずかしさからか顔を赤くした、当然そんな変態的な事言えるわけもなく陽太はそう想像しては呆然とした
「ちなみに一つ言っておきますがこの今私がやったのは勿論ですが体に害がない、攻撃性がないただの見世物のような物ですから安心してください、本来はこれは殺傷性のある物に変えて敵を、って貴方なにしてるんですか?」
説明をしている中雪奈は普通に聞いているものの陽太は両頬に両手を付けては聞いている事に疑問に思ったのか目を細めては睨むように見てはそう言った
「・・・・・・いや、ちょっと興味本位でこの光の粉のような物は暖かいのかなぁ~って、顔に付けてみたりだとか…あ、アハハ…」
明乃が一体どんな事を思っているのかわからない陽太は見られている事から、そして自分の言った事が恥ずかしいと思ったのか冷や汗掻いては目を反らしてはそう苦笑いし言った、明乃はそれに対し一瞬驚く表情を浮かべるも睨んでは言った
「・・・・・・最低なクソ変態ですね、どうぞ早く死んでください」
「・・・っへ?」
「え、ひ、氷野さん?」
「・・・・・・説明し忘れていましたがこの思念術を使う、思念力は元々は体の中の汗と同じ元のようなものなんです、ですからどうぞ早く死んでください…ッ」
なんとも理不尽に近いそんな明乃に陽太はなにも言えずただただ苦笑いする事しかできなかった、また見方を変えてしまえば要はそれはたった今さっき自分の汗を思いっきり人に向かって雨のように降り注いだ、つまりはそちらこそ変態の元なのではないか?そう陽太は思っていた
「!!そ、そうなんですか!?」
雪奈もまた明乃が言ったことから少し変な妄想のような事をしてしまったのか酷く顔を赤くしては照れているのがわかった
「はい、そうです、ですから早く死んでくださいこのドが付く変態」
「っひ、ひでぇ…理不尽すぎる…」
「・・・なにか言いました?」
「・・・いいえ、なにも」
小言で言ったところで上から睨み付けるようにしては見てきた明乃に陽太は首を振ってはそうなんでもないと言った、またそう頭を振っては否定すると同時にため息も出ていた、とそこでいつの間に雪奈は陽太の横へと移動したのかわからないが陽太の制服の裾を引っ張っては呼んだ
「・・・どうした?夜桜…」
「!ぁ…い、いえ…その…ですね…」
モジモジとしてはそう言いにくそうに恥ずかしそうにしている雪奈に陽太は少し嫌な予感がすると思いながらも聞くことにした
「・・・うん」
「・・・その、もし、狩野くんが良かったらなんですけど…っもし私が氷野さんが言っていた思念術というのを使えるようになれましたらか、狩野くんが最初に私の氷の粒、浴びて、もらえます、か…?」
「・・・」
「・・・え、あ、あぁ…そ、そうだね!い、いいよ!わかった!」
「!本当ですか!ありがとうございます!」
意味をわかっているのか、またはわかっていてわざとやっているのかわからないが妙に凄く嬉しそうにしてはそう言ってきた雪奈に陽太は勿論傍で聞いていた明乃はあまりにも雪奈のその言動に付いていけないのか額に手を当てては明後日の方向を向いていた、一方で陽太はどう反応すればいいのかと迷った結果そう笑みを浮かべては返答した。雪奈はそう陽太から聞いては心底嬉しそうな表情を浮かべては満面な笑みを浮かべお礼を言っていた
じ、次回だ…おそらく戦闘は次回、だよな…?




