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外人さんかと思ったが純日本人だった

「・・・バカな貴方にしてはいい質問ですね、褒めてあげます、・・・そうですね、しいて言えば他国からの命令でここに来た、そう言えばいいのでしょうか」


「・・・っえ、他国から・・・?」


何故他国が関係しているのか、そう疑問に思っては明乃を見てふと思った事があった、日本人にしては美人すぎる事に足し金髪で水色の瞳、そこで陽太は明乃は他国、つまり日本人では、ないそう考えに辿り着いた


「はい、どこの国だとかそんな事は今は言えませんが他国からの命令でここへ入学しこの部活を勝手に作りました」


「・・・なるほどな、だから明乃はそんなに美人だったのか・・・日本人じゃないから・・・」


勝手に自分で勝手に自己解決しては頷きそう言った、よっぽど自信があるのか陽太はそう言いドヤ顔した


「・・・何故でしょうか、普通外見、または他にも対してですが褒められたら嬉しい筈なのに何故か貴方に言われても全く嬉しくありません、というよりそれがなにか?というようなそんな感じしかしません・・・後一つ言っておきたいんですが私は純日本人ですよ、勝手に自己解決しないでください、気持ち悪いです、まぁここで貴方が私をブサイクやらなにやら言っていたら貴方をすぐ速攻そこの窓から振り下ろしていました、災難にならなくて良かったですね」


明乃はそう言っては微笑んだ、一方で今の内容をすべて聞いていた陽太は自分の予想がすべて的外れだった事に気づかされ顔を真っ赤にさせた、しかも臭いセリフを言っておきながら嬉しいともなんとも思われない事に足して挙句には気持ち悪い、下手をしたら告白して振られたらよりももっと酷い、生理的に無理と一緒、同然に扱われたとしても頷ける反応に陽太は俯いては深く溜息ついた


「・・・・・・そこまで落ち込む事ですか???」


「・・・いや、小学校の頃とか確かに女子から気持ち悪いだとか言われた事はあるけどここまで露骨、じゃなくて回りくどくでもじわじわとボロクソに言われた事とかなくてさ、・・・はぁ…」


「・・・貴方そんな小さい頃から気持ち悪いなんて言われていたんですね、やはり余程のクズなのかまたは生理的に無理なのでしょう、同情します」


本当に同情しているのか明乃はそう言いご愁傷様ですとでも言いたいのか手を合わせている、あまりにも先程とはレベルが違いすぎる侮辱に流石の陽太も



「・・・なぁ、俺って自分で言うのもなんだけど顔面普通、または普通以下、なのかもしれないけど・・・氷野から見た俺ってどれくらい・・・なの・・・」


「・・・・・・そうですね、少し言い過ぎた貴方の事を思って盛って盛って盛って言いますと・・・まぁ、普通、なんじゃないですか・・・?」


こいつ女々しい野郎だな、うざいな~面倒だななどと思っていそうな表情をしては陽太に言った


「・・・三回も盛るってどんだけ俺の顔面酷いんだ・・・」


「・・・そんな事は人によって価値観など変わるんですから貴方自身が思った事が大事だと思うんですが・・・後、自分でブサイクだとか思っていたら本当に救えないぐらいのブサイクになりますよ、ですから少なくとも自分は普面だと思っていた方がいいですyキーンコーンカーンコーン


落ち込む陽太を明乃は目を細めそう言った所と同時に鐘がなった


「・・・話の続きは後でです、体育館へ向かいますので早く出てください、閉められません」


「・・・あぁ、そうだったな」


ほんの少しだけフォロー?のような事を言われたのか陽太の心は少し救われていた、と同時に陽太は廊下に出てはなんとなく明乃の後姿を見た


ガチャ


「占め終りました、では体育館へ、と言いたい所ですが生憎体育館履きを教室に置きっぱなしです、取りに急ぎましょう、・・・?なにか私に付いてますか??」


「!えっ、あ、いや・・・」


突然振り向いてはそう言われ茫然としていた陽太はどこに視線を動かせばいいのかわからず後ろを向いた


「・・・何か凄い不愉快な気分になりましたが気のせいにしときます、後一つ言いたいのですがこの部活動の活動以外は私と関わる事はなるべく控えてください、変な噂が立っては気持ち悪いので」


「・・・氷野って結構人気ありそうだからな、もし俺が氷野と会話なんてしてる所を見られたら俺なんて次の日から学校に登校できないぐらいにボコボコにされそうだな・・・」


陽太はそう言ってはクラスにいるあのうるさい奴らを思い出し苦笑いしては言った


「・・・私がそのような獣のように吠える猿同然の下等生物、と猿に失礼ですね、そのような下等生物に私が関わりを持つと貴方は思うのですか?」


「言ってる意味がよくわからないがまぁ、氷野ならそういう奴嫌いそうだよな、というか本能的に嫌いそう・・・」


そう言っては陽太は想像し苦笑いした、明乃がそのクラスの奴らをボコボコにしているような様を


「・・・一体どんな想像をしてその様な表情になったのかわかりませんがとりあえず私がそのような連中に関わりを持たない限り貴方へ危害がいくことはまずないです、安心して結構です、では時間がないので先に」


明乃はそう言っては早足で廊下を歩いていき消えていった、陽太はその後ろ姿を消えるまで見ていた


「・・・氷野明乃、か・・・思ったより全然違ったというか見た目と反しすぎてるというか・・・すっげえ個性豊かで腹黒いやつだったな・・・って!遅れる!!?」


残り5分以内に体育館へ集まらないといけない事を思い出した陽太は慌てて教室へ向かい体育館履きを取っては体育館へ急いだ



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