謝ってばかりの会話
「っ…え、ちょ、ちょっと待てよ!?」
「っ…か、狩野くん・・・」
「・・・・・・なんですか、今からまだまだ沢山色々と夜桜さんに説明しないといけない事が残っているんですけど」
陽太一人置いては勝手に部員として向かい入れてしまった雪奈に対し陽太はどうしても納得がいかなかったのか立ち上がってはそう明乃を見ては言った、勿論陽太自身この事に関してはただの部員である自分が納得いかない、そう思っていたとしても決めるのは全て部長である明乃の為言っても無駄、そう思っていたわけだがどうしても雪奈の気持ちを知っていては納得ができないのかそう少し焦ったような表情を浮かべては言っていた、明乃はそんな突然立ち上がっては少し大声を出した陽太に多少睨み付けるような目で陽太を見ては面倒そうな言い方をしては言った、またその隣、雪奈は大体察しているのか陽太を見てはなんとも言えない表情を浮かべていた、申し訳ないとも言えるようなそんな表情を
「っあ、い、いや……っその・・・夜桜がどうしてさっきあんなに嫌だって言ってたのにいきなりこんな入部しようだなんて思ったのかって…っべ、別に内容は教えてくれなくても良いからさ!」
陽太はそう言っては自分の言っていることはかなり我儘で知る必要のない事、そう思っていてもどうしても知りたく、何故そこまで知りたいと思うのか?それはわからない、ただ陽太はどうしてもその入部しようと思ったその「原因」が知りたくそう聞いた
「っ…か、狩野くん、それは…」
「・・・簡単に言ってしまえば夜桜さんは私と取り引き・・・、そうです取り引きしただけです」
陽太のそんな問い詰めてくる事に雪奈はなにか言おうとした、だがそこで明乃はそんな雪奈の言葉に被せるようしては聞こえなくし、そしてそう陽太を見ては言った
「っ…と、取り引き?」
陽太はそんな明乃から言われた言葉を口に出しては一体なんの取り引きなのか、そう頭の中で考えては思わず聞き出しそうになる、だがそれは本来二人、明乃と雪奈が話した答えになってしまう為陽太は口を噛みしめては止めた、だがまだここは答えに辿り着いていないにも関わらず雪奈はなにか焦ったような表情を浮かべていた
「・・・そうです、取り引き、言葉のままです、私は夜桜さんとある取り引きをし、そしてその変わりこの部活に勿論今さっき言った通り「本人許可」で入部してもらいました、またこの事に関してはこの部活である部長である私が直接夜桜さんと取り引きをしたわけですからなんの問題もありません、つまり貴方はなんの関係もありません、本来ならこんな所まで教えてくれるなんて、そんな事はありません、感謝してください」
「っ…」
「っ…あ、あはは…狩野くん、ごめんなさい…教えてあげられなくて…」
明乃はそう言っては一息付いては立ち上がり後ろに歩み寄ってはなにかゴソゴソと箱の中に手を入れては探し始めた、陽太は明乃にその様な事を言われた程度ではなんとも思わないと言うよりもただの会話、そう受け止めていたが今回の事に関しては何故だか多少胸に何かつっかえたような、そんな感覚を味わっては明乃の背中を見ては目を細めては不機嫌そうな表情を浮かべ見ている、そしてそんな明乃、陽太と見てか雪奈はなんともこの重苦しい空気に耐えかねてか苦笑いしては陽太に申し訳なさそうな表情を浮かべては頭を下げ、謝った
「!い、いや!これは、本来は秘密なのに俺が無理やり聞き出そうとしたことが悪いからさ!・・・それに、氷野の言う通りただの部員である俺が教えてもらえただけでも凄い事だしね…」
頭を下げては謝ってきた雪奈に対し陽太は慌てて手を振って否定してはそうゴソゴソとなにか探している明乃の背中を見ては無意識なのかわからないが嫌味とも捉えられるような、そんな言い方をしては言っていた、ただ陽太のその顔の表情から見て意地的な事じゃなく無意識的にやってる事はわかった、とそんな会話をしているところで明乃は目的物が見つかったのか袋越しに手に持っては立ち、テーブルの前まで歩いては置き、座った
「…ふぅ、・・・私は貴方がどう思っていようとあくまで部長として、そして夜桜さんの意思を尊重してこう判断しただけに過ぎません、・・・また、一応これも言っておきますが私はちゃんと夜桜さんとそれなりの価値の見合った取り引きをしましたから別になんの心配もいりませんよ、変態さん」
明乃は陽太のことなどよりも今、目の前のこの袋の中に入っている物の方が重要なのか袋を開いては手を入れ、中を見てはそう陽太のことなど見もせず言った、当然陽太はそんな明乃の態度に多少不快感を感じるも今、自分が思っている事に陽太はなんとなく、バカらしい、と思ったのか息を吸っては吐きと数回繰り返しては冷静になった、また冷静になった事からか陽太はゆっくり腰掛けるように椅子に座っては横で微妙な表情を浮かべては居心地悪そうにしている雪奈に向けて言った
「・・・夜桜、ごめん、俺どうしても気になってなんか感情的になってたよ、理由は俺にもよくわかってないんだけどさ…、後氷野の言う通り夜桜自身の問題なのに…とりあえず本当ごめん」
とりあえず冷静になる事が出来たのか陽太はそう雪奈に向けてそう言っては謝った、一言言ってしまえば先ほどから互いに謝りすぎなんじゃないか、そう陽太は思うもこれでこの話題について謝るのはこれで最後にしよう、そう思ってかそう頭を下げては謝っていた、そしてそんな頭を下げて謝った陽太に対し雪奈は目を大きく見開いては少し大袈裟なんじゃないかと思うぐらいに手を前に出し振っては苦笑いしては言った
「っ!い、いえいえ!!大丈夫ですよ!?頭を上げてください!元はと言えば私が言えないような取り引きをした事が問題ですから!あ、後これは私がおかしいのかもしれませんがこの部活は三人というかなり数少ない部活です、ですから一人一人、つまり狩野くんは重要な部員というわけですから教えてあげたい、そう思ったんですけど…でも、今回の事に関してはぜ、絶対に無理ですね~…」
決して言い訳をしたくてそう言っているわけでもなく頭を下げてきた陽太に対し申し訳ないと思ったのか雪奈はそう言っていた、だがこれは陽太の為、だけじゃなくちゃんと自分の意志で思って言っていた為になにかが酷いという事もなく反ってフォローのようになっていた
「っよ、夜桜…っ…ひ、氷野もさっきはごめん、悪かった、最初に聞くなって言われてたのに俺何回もしつこく聞いて…」
苦笑いしてはそう申し訳なさそうな表情を浮かべたままに雪奈を見た陽太は目の前で袋の中でゴソゴソと腕突っ込んでは探している明乃に対しそう頭を掻いては謝った、またそう謝ると同時にこれもまた、この話題については最後にしよう、そう心の中で決めていた、そしてそんな謝ってきた陽太に対し明乃は突っ込んでいた腕を引き抜いては膝の上に置いては驚いた表情を浮かべたまま言った
「・・・貴方からまさか謝られるなんて思いませんでした…っぁ、いえ、別に貴方が謝る事について不思議に思っているわけではなくて、実際今のこの私の態度を見ていて何故謝るのかと、それでまさか謝られるなんて思ってもいなかったので・・・まぁ、とりあえず私もごめんなさい、少し強い言い方になってしまいました・・・」
明乃も明乃なりに今先ほどの口調は自分自身でも強いと思っていたのかそう一度そっぽ向いては陽太に目を向けては謝った、また明乃の機嫌が少し悪くなっていた理由は今明乃が探しているであろう物に手こずっていた為だった
「あ、そ、そうなの、か・・・」
「そうだったんですか…よかったですね狩野くん」
なんとなくだが先ほどと違い場の雰囲気が良くなっている事に雪奈は気づいたのか陽太に笑みを浮かべてはそう言った、陽太はそんな雪奈を見ては思わず笑みを浮かべては頷いた
「・・・ん?そういえば、氷野、お前のその白い紙って・・・」
雪奈から明乃に目線を移したところでふと明乃の膝の上に先ほど雪奈が使った白い紙が二枚、と置いてある事に気づいてはそう言った、また陽太がそう言ったことからか雪奈もその白い紙を見ては立ち上がった
「氷野さん、その紙って!」
「…はい、そうです、先ほど夜桜さんが使ったカードと同じです、っはぁ…探すのに苦労しました…」
陽太はそう疲れた表情を浮かべてはそう言い袋を後ろに戻す明乃を見てはふと、なんとなくだが先ほど明乃が機嫌が悪かったのが伺えていた




