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力にはそれ相応の代償がある事は必然

「ぁっ…一つ、大事な事を説明するのを忘れていました」


「!ん?どうしたんだ?」


「?どうしました?」


冷や汗掻いてはそう言い横目で雪奈を見ていた明乃だったがふとなにか思い出したのか陽太、雪奈と正面を向いてはそう言った、それに対し陽太と雪奈は言った、また今更ながら雪奈は今さっきまで泣きそうになっていた物のもう泣く姿も見せず普通の表情に戻っていた、理由はよくわからないがこのままで良いだろう、そう陽太は明乃に聞くと同時にふと思ったのかそう思っていた


「・・・これは貴方にも説明していなかった事なんですが、先ほど夜桜さんが見せたあの能力、思念力に関してなんですが、この指輪を所持していない場合、あの能力は使う、と言うよりも具現化することができませんので、注意してください、とそう説明するのを忘れていました、ですから常に手離さずに指に嵌めていてください、よろしくお願いします」


明乃は陽太、そして雪奈と指輪を見せてはそう説明した、また当たり前の話だが明乃が説明をした中で見知らぬ単語「具現化」という単語が出てきたことに疑問を思った陽太は聞いた、また雪奈も陽太と同じく疑問に思っているのか困った表情を浮かべていた


「っなぁ、今氷野が説明した中に「具現化」とか意味わからない単語が出てきたんだがなんなんだ、それは…?」


また長く、そしてわかりずらい説明が始まるのだろう、そう思った陽太だったがこれは絶対に聞いておかなければならないような気がする、そう陽太は本能的に思ったのか聞いた、一方でそう聞いてきた陽太に明乃は少々説明するのが億劫だと思い始めたのか腰に手を当てては一息付いては説明しだした


「・・・先ほど夜桜さんがあの一枚の紙を握ってから数秒後、あのような現象が起きました」


「…あぁ」


「っは、はい」


明乃が説明しだした事に陽太はそう返答した、それに対し聞いていた雪奈は一応返答しておいた方が良いのかと思ったのかそう続いて雪奈も頷いては返答した、明乃はそんな返答を返してくる二人に目を瞑ってはまた一息付き、説明を再開した


「…ですが、あの現象はあくまであのカードの力を借りて、そしてただ単に映像として「再現」したに過ぎません、…ですから簡単に言ってしまいますと先ほどのような事をあのカードなしに「本当」の意味で再現したいのでしたら貴方達が今所持している、その指輪、が必要なんです、つまりは能力の発動条件の必衰の内の必衰、という事です、わかりましたか?」


他人に対し説明をすること、またその事自体に慣れていないのか明乃はそう説明をしては額に手を当てては苦痛そうな表情を浮かべていた


「っあ、あの、大丈夫ですか…?氷野さん…」


「・・・えぇ、別になんでもないです、こんな長々と説明をした事がないので、それの反動でしょう…」


明乃はそう言っては気分転換かなにかしようと思ったのか机の置いてあるコップを取っては飲んでいる、コップから湯気が出ていない事から見るにもう冷え切っている事はわかった


「…体調悪い所悪いんだが、もう一つ気になることがあるんけど、平気か?」


「!か、狩野くん…」


先ほど明乃が説明した中にはたった一つだけ欠陥している物があった、それはどうやったらその能力を「発動」できるかどうかだった、陽太はその事に疑問に思っては顔色優れない明乃に申し訳ないと思いつつそう思っては聞いた、勿論それに対し雪奈は良くないと思ったのか陽太に声を掛けていた、だが明乃はそんな陽太の聞いてきた事に対しコップを持っては壁に寄り掛かっては言った


「・・・大丈夫です、気にしないでください夜桜さん、後々わからなかった、なんてそんな事を言われても私はきっとその時理不尽に貴方達に八つ当たるように怒るだけですからね、反って感謝しています、ですから平気です、言ってください」


明乃は飲み物を飲んだことによるのか少し顔色を良くしてはそうなんとも言えない微妙な笑みを浮かべては言った、そしてそれに対し雪菜は驚いては陽太を見た、また陽太はそんな明乃に少し驚くも感謝した


「!ひ、氷野さん・・・」


「…ありがとう、それじゃ、えっと…その、なんだ、つまりは・・・まず、この指輪は絶対に必要、そしてその理由がさっきの夜桜のあの氷みたいにこの現実に形として出すのに必要、なんだよ、な??」


陽太はなんとか頭を回してはそうゆっくりと口に出し説明をしては自分に言い聞かせるように言った、そして明乃はそれに対し頭を下に下げては頷いた


「…はい、そうです、貴方の言う通り形にして具現化させるにはその指輪は絶対に必要なんです、その指輪がなければ無に等しいただのそこらの人間と同じだと思ってください、つまり私達「特異な人間」はその指輪があってこそ本当の意味で特異な人間なんです、指輪がなければ普通のただの人間となんも変わりませんから」


「・・・そう、か…それじゃあ俺が本当に聞きたい事に入りたいんだが」


「・・・今のが聞きたい事じゃなかったんですか…?」


「!…あ、あぁごめん」


今までほぼ完璧超人だと陽太は明乃を見ては思っていたのか、嫌そうな表情を浮かべてはため息付いてはそう言ってきた明乃に陽太は驚いては思わず頬を掻いては謝った、とそんな会話をしている所で


「ひ、氷野さん一回座った方が良いと思いますよ…?」


いつの間にか陽太の元から移動しては明乃の元に寄ってはそう言っていた、陽太は勿論明乃はそんな雪奈に驚いていた


「っだ、大丈夫…いぇ、そうですね…座らさせてもらいます…」


「!はい、そうした方が良いですよ」


明乃は一瞬雪奈がそう提案する事に大丈夫、そう言っては拒否をしようとした、だが何を思ってか明乃は雪奈のその提案に賛成しては椅子に座った、またそう言っては座った明乃に雪奈は笑みを浮かべてはそう言っていた


「・・・だ、大丈夫か?」


「…はい、大丈夫です、それより続き、早く説明してください」


「!あ、あぁ、それじゃあ」


椅子に座った明乃を見た陽太は流石に心配になったのかそう聞いた、だが明乃から反ってきた言葉に陽太は驚愕しつつ早めに終わらせてしまおうと言うことにした


「…えっと、それじゃあ、その、具現化するのに指輪が必要だと、それはわかったんだけど…その、具現化するのに必要なその思念力って一体なんなのか、って疑問に思ってさ、まぁ…つまりは一体なにを燃料に動くんだ、って、乗り物と同じ原理というか…っと、とりえあずそういうことだから教えてくれ!」


陽太はできる限り明乃に負担が掛からないようにと簡単に説明したつもりだった、だが陽太は自分の言っていることに自信がないのかそう言っては自分の言った事に心の中でため息付いていた、だが以外と陽太のその説明は明乃に伝わっていたのか陽太を見ては言った


「…なるほど、貴方にしてはよくやりましたと思いたいわかりやすい説明ですね…」


「!」


多少上から目線だが一応そう褒めてくれたこと、そして伝わっていた事に陽太は顔を上げた、また明乃だけじゃなく雪奈も陽太のその説明がわかりやすかったのか笑みを浮かべては頷いていた


「…そうですね、つまり……う~ん…」


「っひ、氷野?」


何故か難しい表情を浮かべては珍しく唸り声を出しては考え出した明乃に陽太は内心驚きつつ名前を呼んだ、そして明乃はそんな陽太の事を無視しては数秒


「…説明がとても難しいですね…つまり…なんと言いましょう…例えば…夜桜さんなら氷、ですから…頭の中でそのままどんな氷でも良いですから想像しては指輪に意識をそのまま持っていく…そんな感じ、ですね…」


明乃はその事がかなり説明しずらいのか頭を抱えては困った表情を浮かべそう言った、顔から滲み出るほどのその表情から察するにかなり説明しずらいのだと見ては聞いていた陽太は息を飲んだ、そしてまた陽太はその明乃の説明を聞いていてはある事が思い浮かんでいた


「…つまり、それは…スポーツでいう体の感覚みたいな物、なのか…?」


「!は、はい、それです…って、貴方、本当に今日は冴えてますね…、なにか、ありました…?」


明乃の中での陽太というイメージはかなりのバカだったのか何故か心配そうな表情を浮かべてはそう見つめてきた明乃に陽太は苦笑いした


「・・・なんもないから、たまたまだって、後、その目、やめてくれ…」


何故かわりと本当に心配していそうな表情を浮かべては見てきた明乃に陽太は一瞬ドキッ、としつつだがどこかバカにされているようなそんな感覚を味わったのかそう言っては手で払った


「・・・失礼な人ですね…、?夜桜さんどうしました?」


「っあ、い、いえ…氷野さんの言う通り氷を想像してみて、それで指輪に意識を集中、させてみたんですけど…なんにも起こらなくて…」


陽太と明乃が話をしている間に雪奈はひとしきり集中してはやっていたのか落ち込んだ表情を浮かべては涙目になっていた


「最初の内は出来なくて当たり前です、それなりに努力と時間が必要です、また言い忘れていたんですがその想像、いえイメージ力が弱ければ弱いほど発動は困難、または発動し具現化してもすぐに消えてしまいますので注意が必要です、後、手に力を入れても意味がありませんので…」


明乃はンン~ッ!!と顔真っ赤にしては手に力を入れ唸る雪奈に哀れみに似た様な視線を送ってはそう言った、またそんな唸るまで頑張る雪奈に陽太もまた哀れみとまではいかないが苦笑いしては見ていた


「っっは、はぁ、はぁ…そ、そうなんですか…?ぜ、全然ダメです…」


陽太が先ほど言ったことと同じで体で覚える、その様な事の為か普段そんな意識をどこかに集中させるなどそのようなことをやらない為か雪奈は微妙に顔に汗掻いては疲れたのか息を切らしては床に尻もちついてはそう言っていた


「…イメージ力にそれに部分的な集中力、か…」


「・・・はい、またこの思念力に対して注意が一つあります…」


「?注意?」


ある程度治ったのか明乃はコップを奥に持って行っては入れ直してはそう言った事に陽太は明乃を見ては耳を傾けた


「・・・んっ…、はい、貴方はもうわかっているかと思いますがこの世界はメリットの代わりにそのデメリット、つまり代償という物が存在しています」


「っう、うん…」


「…つまり私が言いたい事はその思念力を使うにはそれ相応に脳にダメージが蓄積します、まぁこれだけ聞いてしまえば脳になにか危ない何か刺激が加わるかと思われるかと思いますが疲労が蓄積するだけですので安心してください、そう私は言いたかったんです、またその大きさ、つまり規模の大きさで脳への蓄積はかなり違いますので、これもまた訓練が必要になります」


「っ…な、なるほど、な…」


陽太は明乃の言いたい事がなんとなくゲームで例えてか理解したのかそう口に出しては頭を抱えた、そしてもう一方で雪奈も明乃の言った事、説明を聞いていたが理解があまり出来ていなかったのか尻もち付いたままアワアワとしていた、勿論陽太がそんな所を見逃していないわけで雪奈の元へ寄っては説明した


「!か、狩野くん…今の氷野さんの説明、わかりました…?」


「!う、うん、大体は…つまり氷野が言いたいのは、えっと…例えば大きい、つまり小さい氷より大きい、家ぐらいの氷を想像するとするよ?」


「っは、はい」


陽太が説明しだした事に雪奈は真剣な眼差しを陽太に向けては聞く体制に入った、勿論そんなふうに見てきた雪奈に陽太は戸惑うも説明をした


「それだったら当然小さい氷の方が想像しやすいし、しかもそれをこの現実世界に具現化するには大きい方よりも簡単だよね?」


「!!そ、そういえば…そう、ですね…」


陽太の言いたい事が大体理解できたのか雪奈は陽太から視線を外しては考え込むような仕草をしてはそう言った


「!うん、だからその想像しやすいかしにくいか、それで脳への負担が違うって、そう氷野は言いたかったんだとそう俺は思うよ、当たりかどうかはわからないけどさ…」


はたして自分の言ったことが正しいのかどうかわからない陽太はそう言っては照れくさそうにしては頭に手を乗せた


「…いえ、全然すごいです!!狩野くんって頭凄く良いんですね!説明もわかりやすくて素晴らしかったです!ありがとうございます!」


「!!あ、う、うん…そう、言ってもらえると助かるよ…、ってひ、氷野これで、あってるよな…?」


手を合わせてはそう笑みを浮かべ褒め言葉に足してお礼も言ってきた雪奈に陽太は思わず照れつつそんな雪奈から逃げるように明乃に話題を振った


「…はい、私のとは少し違いますが合っています、にしても…昨日、一昨日と本当はわざと頭の悪いフリをしていたのではないか、そう私は貴方を疑いそうになっていますが」


「っえ、えぇ…って、本当に偶々だから!」


コップを持ってはそう言い疑いの目だと言わんばかりな目を向けては近づいてきた明乃に陽太は苦笑いしてはそう少し大声を上げ言った、だがそこで決してわざとやっているわけではないのだろうが雪奈が笑みを浮かべては言った


「狩野くんは自分で思っているよりもずっと頭の良い方だと私は思っていますよ?氷野さんが言うことにちゃんと素早く理解してますし、それに人に説明するのも上手いですし、なによりちゃんと人の言うことを注意して聞けていますから、素晴らしい一方で少し羨ましいとも私は思います」


「っえぇ…」


「・・・だ、そうですよ?」


「っ…」


陽太はそんな天使のような笑みを浮かべてはなんの迷いもなく止まる事がなくそう言ってきた雪奈に驚きつつ、そして最後の仕打ちと言わんばかりに隣にスカートを折っては座りほぼ耳元でボソッと憎らしい笑みを浮かべては言ってきた明乃に陽太は身震いした



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