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似たもの同士なのかもしれない

「・・・さて、それでは食べ終わった所で話の続きをしようと思うのですが、いいですか?」


「・・・あぁ」


あれから約数分間何故か特に会話もしなくなり今全て明乃がお菓子を平らげた、たった一つだけ食べた陽太は思った、結構真剣な話をしているわりにはあまりにものんびりとしすぎているのでは、としかも数分も時間を削ってしまったせいで残り時間10分しかなくなっていた


「・・・なにか不満でもあるかのような顔をしているのですがなにか不満でも?」


「!・・・あ、いや、なんか結構大事な話をしているような気がしたんだけどそれは俺の思い違いだったのかなって思ってさ、のんびり菓子食ってるし」


「・・・まぁ、この説明についてはいつでもできますからね、焦った所で何かが変わるわけでもない、それならのんびりとした方が効率も良さそう、そう思ったのです、ですがどうやら貴方は違ったようですね、見た目、態度に反して結構勤勉な方だと私は今解釈しました」


明乃はそう言っては立ち上がり体を伸ばしストレッチしている、そんな明乃の話を聞いていた陽太は驚いていた、明乃自身も真面目でどちらかというと仕事熱心なきっちりとした人、そう思っていたが以外と心が広い事がわかり、それで驚いた


「・・・俺は別に全然勤勉なんかじゃないんだが・・・というか逆に俺が今驚いてるぞ」


「っふぅ・・・なにがですか?」


「なにがですかって・・・さっきまでの氷野を見てるとかなりの真面目で氷野こそ仕事熱心で勤勉で心狭くて頑固な奴だって思ってたんだけど、でも思ったより全然心が広い事に気づいてそれで驚いたんだよ」


陽太は思った事を口から出しやすいのかまたはその言葉一つ一つ特に考えてないのかかなりの地雷を次々と放った、しかもなんとも思ってなさそうでかなりたちが悪い部類の者で


「・・・貴方自身の口が軽いのかまたは嘘を付けない偽善野郎かまたは生まれつきのサイコ野郎なのかわかりませんがちゃんと言葉一つ一つ意味を理解して言った方が貴方の為になりますので学習した方が良いですよクズ野郎」


そしてまたこちらも思った事をすぐに口に出やすいのかまたは意図的にやっているのかわからないが何十倍にして言い返した、とは言っても陽太自身わざと言ったわけではない分かなり質が悪いが


「・・・??俺なにかした、か・・・って、ぁ・・・」


明乃に言われ気づいたのか陽太は顔を少し青くしては顔から汗が出てきた


「っ・・・え、えっと、その・・・」


「・・・まぁ、普通の人は自分の言葉一つ一つに責任なんて持ちもしないしそんな事をいちいち気になんかしていたら心も持ちませんしね、とは言っても貴方の場合は少し改善した方がいいと思いますけどね」


「っは、はい・・・」


そう言われた陽太は大人しくそう言っては心の中で思った、その言葉そっくりお前に返してやりたい、とだがここでまた言い返してはまた倍返しで返ってくる、そう思っては言う事をやめた


「・・・では話が脱線してしまいましたので戻します、まず先ほどまでの話を纏めると私と貴方は特異な人間、存在です、そしてここの部活は普通の人では認識できません、また私がここの高校に入学してきた理由は特異な人間、貴方を探しに来ました、そしてもう一つ、貴方は絶対にこの部活に参加してもらう事です、かなり簡単に纏めましたがわかりましたか?ポンコツ君」


「あぁ、ポンコツに関しては意味がわからんが俺の足りない頭でもちゃんと理解できたぞ」


やっと話が進めたとわかった陽太はそう言い自分を自虐してはそう言った、流石にここまでボロクソに言われた事、そして明乃との会話に慣れたのかなるべく短縮し言った


「・・・自虐している事に関してすごくツッコミたいのですが時間がないのでそこは言いません、それで話の続きをしますが「あっ、一つさっきから気になってたんだけどさ」


「人が説明をしている最中に話の腰を折るなと先ほど言ったのですがちゃんと聞いていたのですか貴方は」


明乃はそう言いどこからか下敷きを出しては陽太の頭に叩き付けた、コツン、といい音を立てては痛かったのか陽太は脳天を抑えた


「っ・・・は、話の腰を折った事に関しては謝りますがそれは下敷きです、下敷きは普通ノートに挟んでデコボコしている部分を塞ぐ為の道具なんですがなんでそんな鈍器にして使うんですか・・・?」


「・・・貴方は反省しているのかまたは私をバカにしているのかわかりませんが言い訳が見苦しいです、後早口で言うのやめてください、聞き取れませんし目障りです、調子に乗らないでください豚足」


「いや、決してバカにしてたわけじゃないんだが・・・ってじゃなくて、一つ気になった事があるんだ」


陽太はそう言ってはだんだんと痛みが引いてきた事に気づき手を放し明乃を見た


「・・・いいでしょう、なんですか」


「…さっき氷野はここに俺、特異な人間、存在がいる事がわかっててここの学校に入学してきたって言ったが何でそんな事がわかったんだ??俺が見た所氷野はただの人間にしか見えないんだが??」


何か特殊な発見装置があるわけでもなくアニメのように何かで共鳴だとかするわけでもない、ならどうやってそんな事がわかったのかと疑問に思った陽太はそう聞いた、そしてそれを聞いた明乃は椅子に座りなおしては足を組み言った



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