↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/3094

調子に乗ると自爆するとはまさにこのこと

あれから陽太はそんなに怒られないであろうと期待を胸に連絡した、そしてそれから数秒後の事、陽太のそんな胸に抱いていた期待は一瞬にして吹き飛んだのであった


スマホから出てくる音は耳を引き千切らんばかりの咆哮、つまりは怒声で、陽太はあるア〇リで陽太は母親、そして妹と二人同時に連絡を掛けた為二人からの怒声はとんでもない物だった、そんな怒声に勿論陽太は耳を離しては真っ青にした、予想していたよりもずっとずっと悲惨な状況に、またそれは声は怒声だけじゃなく暴言もかなり含まれていた


『今すぐ帰ってきなさい!!!どこほっつき歩いてるの!!?』


『おい!!兄貴聞いてんのか!!?今どこにいるんだよ!!?捜索願い出すぞ!!?』


このように母親はともかく妹は性格が一気に急変し完全に鬼となってはこんな汚い言葉遣いをしていた、何故こんな性格になるかは不明、ただこれが性格が変わるだけならまだましだが最悪なことに声色までも変わるとなんとも災難な妹なのであった、そしてこんなことを言われた陽太は怯えては言った


「今から急いで帰るからそれだけはやめてくれッ!!」


これは心配して言ってくれている、それだけはわかる、だがそれでもこの明らかにブチ切れている、特に妹に陽太は顔を真っ青にしてはそう大声で言っては通話を切り走った


だが最悪なことに陽太が今いる場所から家までの距離はとてつもない距離でほぼ一時間も掛かることに陽太はそんな途方もない距離に絶望しながらなんとか走っては40分弱で家へ着いたのだった、そしてその着いた時刻は10時ちょっと前だった、勿論かなり急いだ為途中何度も肺が裂かれんばかりの痛みを伴いながら家へ走った、そして家へ着くもそこはもう地獄と化している事に陽太は顔を青ざめながらも勇気を振り絞り家へ入ったのだった、そして家の中が完全に地獄と化しているだけあり家にこっそりと入ろうと玄関を開けた所で目の前に妹が待ち構えている事に陽太は知らず入った瞬間に思いっきり胸倉を掴まれては頭突きをされたのだった、目の前に妹こと、一華がいる事など知らなかった為胸倉を捕まれた瞬間陽太は驚きのあまり呆けていた、だがそんな呆けているのも頭突きをされた当時に我に返ったのか陽太は頭を抑えては悲鳴を上げた、頭突きをされるなど小学校以来の為陽太は久しぶりに味わったその頭突きに星が飛ぶと同時に血のようなそんな味が口内、または鼻中に広がったことに思わず吐き出しそうになった、だがその原因はその血じゃなく脳を揺らされた為など陽太は思いもしない、そしてそんな事を思っているうちに


「一華、陽太の説教任せたわよ、私が言っても意味ないから」


「わかってるよ、っほら、行くぞ兄貴」


一体どこからこんな力が出るのかと言わんばかりに一華は陽太の腕を思いっきり握り潰さんばかりに握っては部屋へ連れて行った、勿論その部屋とは陽太の部屋ではなく一華の部屋だった、そして部屋に入るなり陽太はその思いっきり握られているその腕の力から明らかに凄い怒っていることが伝わっていた、その為一華の部屋に入るなり床に座っては正座したのだった、一華はそんな陽太を確認しては部屋の鍵を閉め、そして後はご想像通り一華の部屋から怒声の嵐が約二時間掛けて陽太を襲ったのだった



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~






「・・・それで、貴方はその妹さんからの説教が終わったのが深夜すぎだと…」


「…あぁ、本当…あいつよくあんなに長時間説教なんかできるほど気力あるよな…俺怖すぎてなんども泣きそうになったぞ…っはぁ…」


あれからというもの陽太はなんとか一華からの説教を終え、自分の部屋へ行ったのだった、説教が終わった頃はもう12時などそんな時間は過ぎただただ無駄な時間を過ごしたようなそんな気がしてならなかった、そしてそう思う一番の原因としては


『ふぅ~久々にお兄ちゃんに説教できて良かったよ、日頃の鬱憤、ストレスも吐き出せたしね~、あっ、お兄ちゃん、私は別に好きでやってるわけじゃないからね??お兄ちゃんのこと大事で大事でこんな長い時間説教したんだからね?誤解しちゃだめだよ?ただでさえお兄ちゃんバカなんだからさ!』


このなんとも言えない説教と言っておきながらその説教の中に日頃の自分の溜まった鬱憤話を聞かされていたことだった、しかも自分の気が済んだと思いきや突然機嫌が良くなり話も終わり、説教と言うよりもただストレスの鬱憤のはけ口にされただけだったのだ、またそのおかげか陽太は晩御飯なんか食べることもできず、ただ風呂に入っては疲れがかなりあったせいかすぐに眠ってしまってはその挙句には遅刻しそうになり朝ご飯も食べることができなかったのだった、そして朝ご飯食べることなく陽太は今学校に来ては流石に我慢ならなかったのか陽太はその出来事を明乃に話していた


「っ…はぁ…腹、減った…」


ただお腹空いているだけはともかく晩御飯に続き朝ご飯もなにも食べていないせいかグゥ~、とお腹を鳴らすと同時に吐き気も催していた、その為か陽太はその空腹の腹鳴りと同時にお腹を抑えては顔を青くした、また同時に力も入らないためか机に寝そべっている


「…今の貴方に聞くのは苦だと思う上で聞きたいのですが…何故そのような遅い時間まで外を、どこをほっつき歩いていたのですか??貴方の今の話ではただ貴方が夜10時など夜遅くに帰ってきた所でその妹さんがその…心配で説教、また貴方の聞く限りではそれに加え自分の話を聞いてもらいたく、または貴方と話しをしたくそうしたと思うのですが…いえ、なにか話がおかしいですね…とりあえず私は貴方がどうしてその時間まで帰ってこなかったのかそれがわからない限りなんとも言えません、ましてや貴方は昨日仮にも問題を起こした張本人でもあるんです、一体なにをしていたんですか??」


明乃は陽太がその時間まで一体なにをしていたのか自分の、個人的な気持ちで知りたいのか、またはその言っている通り陽太のその説教前を聞かない限り自分からはなんとも言えないと言っているのかよくはわからなかった、ただ一つ言える事としては明乃のその反応は以前、昨日、一昨日と違いちゃんと興味を示している事だけはわかった、以前ならそのような事は一言「…そうですか」、または「それは貴方の自己責任です」このどちらかの筈だった、だが今ではこのようにちゃんと陽太の話を聞き、そして疑問に、不思議に思ったことを聞いている事から明乃は少なからず以前よりは陽太を見ていることがわかった、だがその事は残念ながら今体調が優れない陽太にとっては気づく筈もなくただお腹を抑えては顔を青くしていた


「…あの、聞いていますか?」


「……ごめん、全然聞いてなかったと言うより耳に入ってすらなかったというか…ぁぁ…なぁ…早弁していいかな…?お腹空き過ぎて吐き気が…」


尋常じゃないくらいにお腹が空いているのか陽太の腹からはグゥ~…グゥ~…など聞いている方も気分が悪くなるような音を出していた、ただその音が空腹で鳴っているだけまだましか、もしこれが出す方での、腹痛での腹鳴りなどした場合急いでトイレに連れていく必要がある、だがこれはお腹の空き過ぎからくるものなだけマシだった、そしてそんな事を言っては顔色を悪くして言う陽太に明乃は


「・・・今の貴方を見ている限りとてもじゃありませんが見ている私の方まで気分が悪くなってきます…しかももし今の貴方がこのまま続いた場合その不快な音が授業中にも鳴った場合私が周りから誤解される可能性があります、ま、まぁもしそのような事があった場合貴方をボコボコにしますが、ということでそのような私の手を汚さない為に貴方には……っで、ですから…んんっ…し、仕方ありませんからこれを、あげます…」


「・・・・・・えっ…」


陽太が机に寝そべっては完全に意識喪失気味になっている中明乃はそんな事を長々とそっぽ向いては一人語っては若干恥ずかしそうにしてはどこから取り出したのかわからないが何故か板チョコを取り出しては咳き込み渡してきた、そしてそこでそう目の前に渡してきた明乃に陽太はその板チョコを見ては驚いた表情を浮かべていた


「っ…な、なにしているんですか…?早く受け取ってください…こんなところもし誰かに見られたら…今度こそ冗談じゃなく貴方をぼこぼこにしないといけなくなります…」


「っ!あ、あぁ、えっと、あ、ありが、とう…??」


体は別の反対の方へ向けているにも関わらずチョコだけを後ろ向きでそう言っては渡してきている明乃に陽太は驚きつつその明らかに昨日と違う反応に戸惑いつつ受け取った


「…あと少しで授業が始まりますから早めに食べちゃってください…いくら冬とはいえこの教室は暖房が付いています、カバンの中に入れていようと確実に溶けてしまいます」


陽太がチョコをちゃんと受け取ったことを確認してか明乃は少し微かに顔を赤くしたまま陽太を横目で睨みつけてはそう言った、勿論陽太はせっかくもらった為かそう言われてはなんの遠慮もない、そう思っては包んである銀紙を外した、だがやはりいつもと調子が違うことに陽太は


「っな、なぁ・・・」


「・・・なんですか、早く食べちゃってください…残り五分で始まります…」


「っあ、い、いや…なんで今日はこんなに優しいんだ…?」


「・・・・・・私は別に貴方に優しくなどしていませんよ、ただ貴方のその腹鳴りが授業中に聞こえた時もし私だと勘違いされては困るのでそう私は貴方にそのチョコをあげただけです、まぁ良く考えれば昨日の貴方の成果祝いと言うべきでしょう」


「っえ、せ、成果祝い??」


最初に言っていたことはいつも通りのコミュニケーションの一部のようなもので特に気にしなかった、だがその最後の「成果祝い」このことに陽太は一体なんのことなのか、そう疑問に思っては聞いた


「・・・昨日のことに関しては特に私達の与えられた仕事ではありませんでした、ですが貴方はそのようなこと関係なく昨日の虐めに関して自分から直接手を下し助け出しました、・・・いえこれでは言い方が酷いですね、用は貴方は昨日人助けをした、どこの誰かもわからない人を助けた、この事から貴方は立派な人助けとして成果を出しています、ですから貴方の部長である私から貴方に対して成果祝い、いえ貴方のその忠実で真っすぐな思いを受け取りまして貴方にそのチョコをあげました、ちゃんと理解してくれましたか??貴方の為に簡単に説明しますと用は部長である私は貴方のその敬意に鼻が高い、そう言いたいのです、少し上から目線で失礼かと思われるかと思いますがそれほど私は・・・・・・貴方を褒めているんです、ここまで言ったんですからちゃんと理解してください、後そのアホ面うざいです」


相変わらず明乃は妙に遠まわしに褒める為か陽太は若干難しそうな表情を浮かべていた、そのことに明乃は今回のことに関してはかなり陽太を評価していたのか珍しくそう素直なことを言った、だが素直に言ったせいかかなり顔が真っ赤になっていた、そして一方でそれから数秒経った所で陽太はその明乃が伝えたかった事が伝わったのか同じく顔を段々と赤くしていった、だがそれは恥ずかしさじゃなく嬉しさから顔が赤くなっていたのだった、またそう思うと同時に陽太は顔に出やすい為かにやついていた


「・・・っなんですかその顔…腹立つからやめてくれませんか、殴りますよ・・・ッ」


「っ!!あっ…い、いや…これは…って、っひ、氷野!、も、元々はお前が金出して買ったんだからよ、一緒に食おうぜ!」


「っ!?っっは、はぁ…!?っちょ…っ!」


陽太は明乃にそう睨み付けてきてはそう言ってきたことに戸惑うも今はその褒められ、しかもそれでご褒美のようなもので貰えたことがよほど嬉しかったのかその気持ちを自分だけじゃなく明乃にも感じてほしい、そう思ったのか陽太はそんな事を微笑んでは言い明乃の横になんの躊躇もなく座った、また当然そんなことを言ってきてはグイグイと迫ってきた陽太に明乃は慌てては思い切り離れようとした、だがこんな所で突然立った場合何事かとクラスの皆に見られるのではないか、などそんなことを一瞬にして思っては歯を食いしばり立つことを、逃げることを耐えた、そしてそのなんとも言えない心の中に溜まった鬱憤を晴らさんばかりに陽太を咬み殺すか如く睨み付けた


「っっお、おぉ…こえぇ…」


「・・・・・・怖くて当たり前です…ッ後で放課後覚悟しておいてください…ッッ」


「っ・・・は、ははは…あっ、そ、そうだ…!ほ、ほら、チョコでも食べて落ち着けって…」


殺気丸出しで思いっきり睨み付けてきてはそう言ってきた明乃に陽太は思わず口に出してはそう言い引くと同時になるべく機嫌を元に戻してもらおうと陽太は苦笑いしてはチョコを半分に割り渡そうとした、だが


「・・・・・・貴方のような寄生虫が潜伏している黴菌だらけの手で触れた物など食べられるわけがないじゃないですか、蛆虫糞変態やろうが…もしこれでお腹を壊したら貴方はどう責任を取るつもりですか?性犯罪者さん、調子に乗らないでください、いえ、調子に乗るな、ですね、わかりましたか??」


「ッハ、ハイ…ゴメンナサイ…」


明乃は相当機嫌が悪くなったのか陽太に向けてそう暴言を吐きまくっては陽太のそのもう片方に持ってある銀紙越しのまだ素手で触れていないチョコを乱暴に思いっきりひったくるように取っては舌打ちした、また当然そんな完全にブチ切れ寸前か、またはブチ切れている明乃に陽太は怖さのあまりブルブルと震えては片言にそう頷いて言っていた、一方明乃は不機嫌そうにそっぽ向いてはチョコを乱暴に八つ当たりするように思いっきり噛み砕くようにしては食べていた、そしてそんな明乃を見てか陽太は右手にあるそのチョコを口に持っていっては齧った


「…甘い…」


心は怖さから怯えているにも関わらずチョコはそんなことをどうでもいいかのように口内を甘く見たすことに陽太は不思議と感動しつつ、でも少しせつなく感じていた




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。