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部活という名のエア部活

「っ・・・」


明乃に次々と的確すぎる事を言われてか先生は苦い表情しては考え込むような表情を浮かべた、様子から見るに怒っているわけでもなく、ただ困っている、言いにくそうにしている事が見えた


「っお、おい…氷野…っあ、あの…先生??」


確かに明乃が言っている事は合理的で合っている、だがその言い方では反って説明、話をしにくくなる状況作ってしまっているのではないか?そう陽太は思っては冷や汗浮かべては明乃を見た、だが明乃はその自分の言っている事が確実に正しい、そう思っているのかずっと直視したまま睨み付けていた、そしてそんな明乃の目を見た陽太は言いにくそうにしている先生に気遣おうとなるべく優しく話しかけた、だが反ってきた反応は予想と違っていたものだった


「・・・そう、よね…遅かれ早かれ結果は同じものよね…用は気持ちの持ちようだけが違うって所かしら…それに早めに言っておいた方が精神衛生上にも良いし…」


「っえ、せ、先生・・・?」


ここまで言われたとしてもきっとまた黙ったまま誤魔化される、そう思っていた陽太だったが突然人差し指の爪を噛みつくように口に加えてはそうブツブツと言い始めてはグルグルと円を描くように歩いては立ち止まり、と繰り返す先生に陽太は少し驚いては不気味に感じた、またその陽太の思っている事はその隣にいる雪奈も同じく不気味に感じたのか顔を少し若干青くしては反射的な事からか口元を手で覆っては隠していた、だが流石と言うべきなのか明乃は表情一つ変えずそんな奇妙な行動をし始めた先生をずっと睨み付けていた、と同時に先生は頭の中で整理が出来たのか立ち止まった


「・・・・・・わかりました、貴方達二人にあの二人の生徒が一体今どうなっているか説明するわ」


「!」


「っ・・・」


先ほどまでの迷っていた、困難していた表情はどこかへ消え、すっきりしたような表情を浮かべていた、このことからちゃんと頭の中で整理できた事がわかった、そしてそう言いきった先生に陽太と雪奈は先生のその話に集中しようと耳を傾ける事にした、またそしてもう一人明乃はそんな先生の言った事に少し微笑んではそっと、ゆっくり立ち上がっては言った


「・・・先生、私のことも忘れないでほしいんですが」


「っひ、氷野さん…」


「っひ、氷野お前立ち上がって平気なのかよ…?」


「・・・あくまで手を怪我しただけですので、別に特に支障はありません、それよりも先生、簡単で良いですので私に説明をお願いします、この狼男が何をやらかしたのかを」


明乃は雪奈、陽太から心配されるもさも無かった事のように怪我したその手を振っては先生に説いた、そしてそんな明乃を見た先生は


「・・・・・・さっきまでは気にも留めてなかったのだけど、貴方はこの件に関しては関わりがないんだけどなんで聞きたいのかしら?興味本位で聞くような事ではない事はわかっているつもりよね?」


なるべくこの事、虐めに関してはなるべく聞かれたくない、なるべく穏便に済ませたいのか先生は明乃を多少睨み付けるように見てはそう言った、先生、また年上というだけありその瞳からは多少なりとも怖さを感じた、そしてその怖さを感じた陽太と雪奈は少しビクついた、だがその睨まれた当の本人は


「・・・この狼男は私の大切な部員の一人ですのでなるべくこの様な事には関わらせたくないんです、部活にも支障が出ますし、なにより私の支障が一番ですが」


「っひ、氷野…?」


今更ながらこの学校に入学してきてまだ一瞬間、その筈なのに「大切な部員の一人」、そしてなによりも部長、そんな権限のような物がある筈もなくそんな部活もあるわけがない、その事に陽太は明乃が言っている事に冷や汗掻いた


「・・・・・・後一つ聞くの忘れていたわね、貴方はさっきから部長だとか後狩野くんの事を部員の一人、そう言っていたけど一体なんの部活なのかしら?貴方まだ今年入ってきたばかりの一年生よね?」


やはり陽太が予想していた通り先生はその事に今更だが疑問に思ったのかそう聞いてきた、今まで聞かなかったのはそんなに大した問題でもなく、逆に今目の前で起きている問題のが一大事、そしてそこまで頭が回らなかった、そう陽太は思っていた、そしてやはりその事に同じく雪奈も疑問に思ったのか


「先生はどうしてさっき氷野さんに聞かなかったのでしょう…?」


「っさ、さぁ…?切羽詰まってたからじゃ、ない??」


耳打ち気味に聞いてきた明乃に陽太は少し苦笑いしてはそう言った、そして雪奈はその事に納得したのか両手を合わせては笑みを浮かべた


「なるほど…!それなら納得です…!みんな誰しも焦ってる時は他の事なんて考えられませんもんね」


「っあ、あぁ…うん」


誰でも考え浮かべられるような事で笑みを浮かべては納得してしまった雪奈に陽太は心の中で申し訳ないと思いつつ苦笑いするしかできなかった、そしてそんなボソボソと小言で会話をしているところで


「・・・そうですね、部活は部活でもエア部活とでも言いましょうか、基本は帰宅部ですが・・・用は自分達で勝手に作り出した部活です、まぁ後もう一人部員が増えそうですが…」


ある意味で合っているようで微妙に合っていない明乃のその答えにそれを聞いていた陽太は焦る中微妙におかしい事になんとも言えない心境でいた、またもう一つ「部員が増えそう」、その事に陽太は隣にいる雪奈をなんとなく見た


「へぇ、自分達で作った部活ですか、凄いですね~、ん?狩野くん?」


「っあ、い、いやなんでもないよ」


「??」


ウキウキと子供のように目を輝かせては感心していた雪奈、陽太はそんな子供っぽい仕草をする雪奈を思わず直視してしまった、そしてそんな陽太の視線に雪奈は気づいたのか陽太を見た、陽太はその自分が固まっては見ていた事を思い出しは苦笑いし慌てて先生の方へ視線を戻した、雪奈はそんな陽太に首を傾げた、とそこで明乃の話を聞いた先生は


「・・・自分達で作ったエア部活ね…なるほどね、まぁそれなら確かに貴方が部長、でも特に不思議はないわね…話を聞いてる限り部員は少なそうだけど…」


先生はその明乃が言った事に納得、または面倒に思ったのか髪の毛を掻いてはそう言った、またそんな先生の反応に明乃は


「・・・確かに少ないですね、ですから先生、なるべく早めに私の為に早く終わらせる為に私にも手短に話を聞かせてください」


「・・・・・・はぁ、わかったわ、全く面倒ね…」


先生はそう言っては本当に面倒そうに明乃に先ほどの出来事を話し始めた、そして話をしている中当然の如く明乃の表情は段々と暗く不機嫌顔に変わっていくのをそのちょっと前にいた陽太は後ろを見るようにしては見ていた、また雪奈もそんな明乃の表情を見ていたのか苦笑い気味になっていた、そして経ったの数十秒で説明がし終わった



「・・・・・・貴方は私が思っていたよりも動物だったという事がわかりました…」


「・・・ごめん」


先生が説明し終わった所でたった一言明乃は陽太に向けてそう言っては頭に手を当てては悩みこむような素振りをした、というより実際に悩んでいる事がわかる、そして陽太はそんな明乃に面目立たなくなり俯いては誤った、そしてそんな陽太を見た雪奈は慌てて明乃に駆け寄っては言った


「っあ、あのですね…先生の話を聞いていた通り狩野くんは私を助けようとー」


「その事ぐらい知っています、後一つ誤解されているようですが私は別に貴方を責めているわけではありませんよ」


「・・・っえ?」


一体どっちに対して言っているのか、そう思った陽太は顔を上げては確認した、そしてそれは自分、陽太に対して言っている事に気付いた


「・・・確かにむやたらに力だけで解決しようとした貴方にはあまり感心いたしません、ですが結果的に虐め犯を返り討ちにし、そして虐められていた人を助けた、この事から普通に褒められるべき事だと私は思います」


明乃はそう言っては少し口元を吊り上げては笑みを浮かべた、そしてなんとなくだがこの笑みは本当に心からの笑みなのだと陽太はわかった


「氷野…」


「ふふ、素直じゃないんですね氷野さんは」


「っえ?」


笑みを浮かべてはクスクスと微笑んではそう言ってきた雪奈、そしてその言った事に陽太はよくわからなく雪奈を見てはそう言った、そして一方明乃はそんな雪奈の言った事に笑みを浮かべていた表情から一気に冷めたような目に変わっては言った


「・・・・・・やはり貴方はそのまま虐められ続けていれば良かったんじゃないですか?」


「っひぇ!?」


「・・・ハハハ…」


雪奈自身まだ明乃の性格についてあまりよくわかっていないのかそう言われては顔を青くし涙目になった、またそんな二人のやりとりを見ていた陽太はなんとなく苦笑いしてはそんな涙目になる雪奈を見ては思った、どこまで純粋なのだと






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