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天使と悪魔

そしてそんな会話をしている所で当然こんな騒ぎを起こした事による為かドアをそーっと開けては保健室の先生が入ってきた


「・・・・・・そろそろ、大丈夫かしら…?」


「っあ…」


「っあ、せ、先生・・・っあ、あはは…」


「・・・」


放課後、そして生徒が皆帰った事による為か学校内は静かだった為かかなり響いていたのか、またはこの教室、補修室のすぐ入口にいたのか先生は危ない者を見るような目で見てはそっとドア越しに覗いてきてはそう言った、そしてそんな先生の存在に気付いたのか陽太、そして雪奈は先生のそんな反応に教室中を見渡してみては流石に事態を察したのか苦笑いした、陽太達は自分達の事に無我夢中だった為か補修室がどれだけ荒れていたのか、などそんな事を考えてすらもいなかった為に思った以上に悲惨に滅茶苦茶に荒れていた事に苦笑いするしかなかった、これもまた二つ目の理由だった、そしてそんな教室中見て苦笑いしている二人を置いて一方で明乃は先生を見てはじーっと静かに直視していた、何を考えているのかよくはわからない、だが先ほどの感情的になり暴走していた自分を思い出してか、または半分先生を巻き込みそうになった事に対しての申し訳なさからなのか表情が暗くなっていた


「・・・大丈夫、そうね…入るわよ…」


先ほどの事が余程怖かったのか保健室の先生はそう言ってはゆっくりと入ってきてはドアを閉め、陽太達の元へと歩んだ、そしてそこで最初、先生に話しかけたのは陽太だった


「あ、あの先生」


「?ん?」


「っあ、い、いえ…今やっと冷静になって思ったんですけど…あの二人っていったいどうなったんですか…?」


「!あ、あぁ~…今はえっとね…」


陽太が聞いたその事は勿論先ほど陽太が一方的にボコボコにしてしまった二人の女生徒の事だった、下手をすると警察沙汰になるぐらいの暴行をしてしまった事、またもう一つはいくらなんでもやりすぎた行為に陽太は聞いた、そしてそんな陽太の質問に先生は少し驚いた表情をしては言いにくそうな、またなにかはぐらかすかのようなそんな表情をしては人差し指を顎に付け悩んでいる、この様子からして先生はあの二人の生徒がどうなったか、それは大体わかっている事がわかった


「っあ!そ、そういえば…狩野くんはどうなるんでしょうか…?先生…」


そして続いて雪奈も冷静になったのか先ほどの二人の女の生徒の事、またその二人の生徒を陽太が一方的に残虐にボコボコニしてしまった事を思い出してか急いで立ち上がっては先生を見て言った、陽太を巻き込んでしまった事に対する罪悪感からなのか雪奈は少し顔色が良くなかった


「っん、んん~…」


陽太に続き雪奈にそう言われてか先生は冷や汗掻いては険しい表情になり唸った、陽太についてはともかく雪奈に関しては必至に目で説いてくる事に先生は心が折れそうになっていた、また見た目が美人、また可愛いだけあり先生は心が折れそうになっていた、だがそれはあくまで見た目な問題であってそんな私情を持ち込むのはおかしい、などそう思ったのか先生は険しい表情をしていた、また当然こんな会話をしている中約一名、わけがわかっていない者がいた、それは途中から騒ぎに駆けつけてきた明乃だった


「・・・・・・まさか、この騒ぎの原因は貴方ですか…?」


「っひっ!?」


決して陽太を睨んでいるわけではなかったが睨まれている、またなにか怒られるのではないか?、そう思った陽太はそう言ってきた明乃にビクついては震えては反射的にそんな裏返った声を出した、そしてそんな陽太を隣にいる雪奈が見てか苦笑いしては言った


「確かに狩野くんもこの騒ぎの中に入っていますが狩野くんはあくまで私を助けてくれた身ですので・・・狩野くんを責めないで上げてください、そうですよね?狩野くん」


「っよ、夜桜さん…!」


「ふふっ、あっ、えっと、氷野さんでしたよね?」


「・・・・・・はい、そうです私の名前は氷野で合っています、…にしても…なるほど、貴方が人助け、ですか…」


「…っな、なんだよ…」


苦笑いしてはそう言いちゃんと陽太に対してのフォローを忘れずそしてまたそれでいて最後には笑みを、スマイルを浮かべては陽太に向けてそう確認した雪奈、そしてそんな天使の如く善意に満ちている雪奈を見ては陽太は思わず涙目になっては笑みを浮かべた、またそんな思わず雪奈の笑みを見ては思わず惚れそうになった、だがそんな所で陽太を下から睨み付けるように見てきては若干皮肉を交じてはそう言ってきた明乃に陽太は一瞬にして現実に突き落とされては明乃を若干睨み付けるように見た、またそんな三人を見ている先生は空気になりながらも苦笑いしては見ていた


「・・・・・・いえ、どんな理由であれ部長である私としては人助けをした貴方を誇らしく思うと、そう思ったんです、…貴方のその憎たらしい猿のような面を見るまでは、ですよ…」


「っさ、猿…」


「?お猿さん?」


「はい、そうです、猿のように鼻の下の伸ばしていますのでそう呼んだんです」


「へぇ~、なるほど~、狩野くんはお猿さんなんですか…」


「っいやいやいや!信じなくて平気だからね!?」


疑うという言葉を知らないのか、またはその概念を知らないのか明乃が何か企むようなそんな表情を浮かべては微笑み言った事に対し真剣に考えこむような表情をしては言った、陽太はそれに慌てて否定してはそう言った、そしてそんな陽太を見てか雪奈は


「ふふふ、大丈夫ですよ狩野くん、ちゃんと冗談だってわかっていますから安心してください」


「!夜桜さん…」


ちゃんと冗談が通じ、それでいて安心感が芽生えるような笑みを掛けてきた雪奈に陽太は太陽に似た母性を感じた、また天使でもあり女神でもあると、そしてまた今更ながら気にもしていなかったことだが明乃と雪奈の性格があまりに真逆な事に陽太は気づいては心の中でため息吐いた、若干敬語気味の所だけが似ていて、だがその他はすべて真逆で明乃は例えるならば毒舌満載でそれでいて意地悪な悪魔、一方で雪奈は心優しい天使の様な可愛い女の子で、それでいて気遣いが出来る完全完璧な女の子で、と陽太は横にいる雪奈、そして真正面に床に座り込んでいる明乃を交互に見てはため息吐いた


「・・・・・・私の感なんですが今物凄く失礼な事を考えられたような気がするんですけど…気のせいですか?そこの貴方・・・」


「・・・きっと気のせいだと思うぞ…」


「…あのぅ、一つ気になったんですけど、いいですか?」


二人のそんな他愛無い会話を聞いていてか雪奈はふとなにか思ったのか二人に向けて聞いた


「ん?どうしたの?」


「・・・どうしました?」


「っあ、い、いえ、別にそんなに大した事じゃないんですけど…えっと、氷野さんは先ほどから部長部長って言ってますけど氷野さんは何部に入っているんですか??」


決してわざとな事ではなく単純に子供の好奇心のような物で聞いたのであろう、雪奈は少し聞きづらそうにしてはだけどなにか期待でもしているかのようなそんな表情をしては明乃、そして陽太を見ては言った、気のせいかもしれないが目が光っていたような気がするがそれは気のせいだろう


「っえ、あ、いや…っひ、氷野・・・」


勿論あまり「女」という生き物事態とあまり話してこなかった陽太はそんな期待を胸に抱き好奇心丸出しにしては期待の目を向けてくる雪奈に陽太は思わず可愛さという感情から話してしまいそうになるもなんとか目線を外しては明乃にその質問をパスした、そしてそんなパスをしてきた陽太を見てはまるでわかっていたかのような、そんな哀れみに近い目で見てはため息吐いた、またそんな目で見られている事なの気づかない陽太はこう思っていた、ハニートラップ、恐るべし、と全く違うとまでは言わないがかなり違った事を陽太は思っていた


「・・・・・・そうですね……別に私は貴方に教えてあげても良い、そう思っています、ですがそれはあくまで部長である私が思ってのこと、部員であるこの猿にもそれは聞かないといけません、どうしますか?お猿さん」


ほ、っと胸を下しては緊張感から解き離れたか如く一息付いては油断しきっている陽太に向けて数秒悩んだところで明乃はそう言った、何故雪奈に教えようと思ったのか、それは不明だったが、そしてまた当然そんな事を突然言われた陽太は


「っ・・・え、っちょ」


どちらにしてもやり返しと言わんばかりにそう言ってきては返してきた明乃に陽太は混乱、勿論明乃が教えてもいい、そう許可したと同時に残りは陽太なだけありそれを聞いていた雪奈はパチパチと数回瞬きしては陽太に向けて満面な向日葵のような笑みを浮かべては言った


「狩野くん、教えてくれませんか?」


「・・・・・・はい、教えます」


こんな満面な邪気、邪念などそのようななにも存在しない笑みを崩せるわけがない、ましてや嫌、などそんな事が言えるわけがない、もしそんな拒否などして雪奈を泣かしてしまった場合末代までの恥、ましてや泣かした自分をぶっ殺す、などそんな風にそう思った陽太は同じく心穏やかに笑みを返してはそう言った、そしてそんな事を思っていた陽太を見ていた明乃は


「・・・・・・絶対将来色仕掛けな面で騙されますね…この猿は…はぁ…」


思っている事が顔に出やすいのか陽太の顔を見てはそう溜息吐いては呆れて言っていた



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