健全なる者だからこその反応
「・・・ゴクッ、ゴクッ…」
「・・・」
「・・・なにを見ているんですか」
「!えっ、あぁ、あれだよ、あれ」
「?」
あれから陽太と明乃は部室から出ては廊下、丁度学校の中の真ん中、わかりやすく言えば学校の下駄箱の場所に近い場所であり、円のように広く広がっていて階段が四カ所ああり、そこから各教室へと繋がっている、用はホテルでいうロビー、こう言えば簡単なのかもしれない、陽太が入学したこの高校はかなり広いと有名な高校だった、また陽太達が今何をしに来ているのかというと自販機に来ては飲み物を買いに来ていた、とは言っても明乃の分だけで部室に戻って飲めば良いものの喉が渇いている用で今この場で飲んでいる、そしてそんな明乃を待つために陽太は周りを見ていた、ほとんどの部活がまだ終わっていないのかロビーにはほぼ誰もいなかった、だがある部活だけは校内でやっているのかわいわいと騒いでいるのが見えた、それはテニス部だった、男子、女子と分かれてやっているのか女子テニス部だけがいた、勿論陽太はそんな女子テニス部につい目線がいっていた、恰好が恰好だけなのかもしれないが、またそんな陽太の目線が気になったのか、またはわかったのか横で飲んでいた明乃は飲みながら横目でジーっと見ては言った、そして突然話しかけられた事に陽太は驚き戸惑いつつ指を向けた、明乃は向けられたその方向を見た、それは勿論先ほど陽太が見ていた女子テニス部だった、明乃はそれを見ては口から缶を離しては横目で陽太を憐れむように見た
「・・・・・・あの方々は可哀想ですね…私の横にいる男に汚らわしく脳内で汚される様に見られているとは気づかないとは…哀れで可哀想です…見ないであげられる事はできませんか…?」
「っおいおい…酷い拝見だな…俺はただ単に氷野が飲んでて暇だからなんか見るもんないかなぁって思って見てただけなのに…というかなんでそんな真面目な顔なの…?」
まるで見ること自体が犯罪のように聞こえる事に陽太は横を振り返っては苦笑いしつつ目ぶり手振りで言った、また明乃が冗談で言った筈が何故か以外と真面目な表情で、困ったような表情をしては言っている事に陽太は少し慌てた
「・・・・・・私の推測ですが貴方は見る物がないのではなくあのテニス部のミニスカートに引かれてみていたのでしょう、つまり意地的です、違いますか?年中発情さん?」
「っな、なんか本当に居そうな名前だからやめてくんない??年中発条だとか、そこらへんで居そうだし…まぁ日本人じゃないかもしれないけど…後、俺は別にたまたま女子、テニス部がいたから見ただけで別にみ、ミニスカートが見たくて見てたって、わけじゃあぁ…」
変な誤解をされては困る、などと今更そんな事を思っては陽太はそう少し苦笑い気味に言った、相手が明乃自身というだけにこういう冗談は早めに解かないとやばい、そう思うだけで苦笑いする事も大変なのである、とそう思うと同時に陽太の視界にある人物が移った事に陽太はそちらに視線を移した、勿論そんな陽太の視線を逃す筈がなく明乃は飲んでいた缶を投げるようにゴミ箱に投げた、見事ゴミ箱に入った缶は缶とぶつかったのか心地良い音を立てては入った、そして入った事を確認した明乃は横目で陽太の視線の先を見ては言った
「・・・・・・彼女はテニス部だったんですか・・・全然体育会系に見えなかったんですが…」
「・・・あぁ、俺も全然予想と違ってたは…どちらかというと将棋だとか美術部だとか思ってた…」
明乃と陽太が見て、そしてそう言った人物は同じクラスメイトの陽太の右隣にいる如月沙世だった、クラスの中ではかなり大人しい方でとてもじゃないが運動をしているとは思えず、逆にどちらかというと美術部や将棋などインテリな方での部活、そう二人は思っていた、だがそんな予想は外れ明乃と陽太は沙世を見ては驚き言っていた、またもう一つ驚きな事に部活内では教室の時と違うのかとても満面で、満足しきったような、心から笑っているような笑みだった、周りにいる人達ともかなり元気よく話をしていてとてもじゃないが教室の中の人とはとても同じ人物だとは思えない、悪い言い方をしてしまうと病的な程に元気な姿だった、そしてそんな沙世の姿がとても魅力的に見えたのか陽太は惚けては茫然と眺めていた、肌が色白なだけありとても綺麗に見えた事に陽太は尚更だった、またそんな陽太のそんな目に気付いたのか横にいた明乃はボソッ、と言った
「・・・・・・発情エロ三昧猿…」
「!っこ、これは男子高校生として当たり前・・・っ!?」
横からそう言ってきた明乃に陽太は慌てて弁解などと思ってはそう言おうとした時だった、丁度なにか足腰を鍛える練習をしているのかテニス部部長が叫ぶと同時に全員皆同時に手を繋いでは掛け声を言い飛んだ、当然ミニスカートは空気抵抗により上に上がり、そして見えてはいけない真っ白な物が見えた、それは三文字で表すとパンツ、だった、しかもよりによってそのパンツが見えた相手は沙世だった、この事に陽太は驚きのあまり視線をどこか明後日の方へと飛ばした、そして突然固まったかと思いきやそう視線をうろちょろと飛ばす陽太を明乃は首を傾げては怪しむように陽太のその目線の先を見た、その視線の先では女子テニス部が皆が手を繋ぎ一斉に飛んでいた、それはスクワットに似た類のものだった、また飛ぶと同時にミニスカートがヒラヒラと中を回ると同時に微かに白いパンツが見えた、そして明乃はその事に気づいては横で俯いている陽太を睨んだ
「・・・・・・一つ、言いたい事があるんですが良いですか、いえ、良いですよね言って、返事をしてください、はいか、いいえか」
「・・・っは、はい…」
明らかに声色が変わると同時にもう一本買ったであろう缶から軋む音が出ている事に陽太はブルブルと震えては返事をした、当然怖さのあまり顔を上げる事など出来ず自分が見ていた事がバレていると思っている陽太は不安のあまり腹が締め付けられるように痛くなった事に気づき顔色を悪くした
「・・・・・・私は特に恋愛、他恋に関しては興味、関心がないとそう発言、言いましたが性の事に関しては一つ言いたい事があるんです、聞いてますか?」
「っ・・・は、はい、聞いてますっ」
バキッ、バキッと何か変な骨が折れるような音が聞こえてくる事に陽太はゆっくりと目線を横に向けた、何をしているのかと見てみると単に明乃が指の骨の関節、他手首の骨を鳴らしている事に気づき安心からか溜息付いた、そしてそれと同時に突然呼ばれた事に反射的に背中を反らすようにしては顔を上げた、またそれと同時にふと思った事があった、それはいくら骨を鳴らすと言ってもここまで骨がバキバキと鳴るのかと
「・・・・・・人間には貞操概念、または感情、性に対しての感情があります、動物と違いちゃんと衣服を着る習慣を子供、赤ん坊の頃から親から教わります、ですがあれを見てください、あのミニスカート、公害です、わざと誘惑で「な、なぁ、一つ思ったんだけどさ」
「・・・・・・人が話をしている最中には話しかけるなと何度説明したら気が済むんですか・・・!!蛆でも湧いてるんですか貴方の頭には・・・っ!!」
昨日今日と何度も何度も同じ事を言わされる事にいい加減堪忍袋がぶち破れたのか明乃は陽太をぶっ殺すような視線を向けては胸倉を両手で掴んでは持ち上げた、勿論陽太はその明乃のとてもじゃないが有り得もしないとんでもない馬鹿力に顔面真っ青にした、また首を絞められるような感覚に慌てて言った
「っわ、わかった…ごめん…ごめんなさい…っぉ、お願いだから離してくれぇ…っ」
段々と意識が遠退いていく感覚に陽太はペチペチと明乃の腕を叩いた、そして陽太が白目を向き気絶しそうになっている事に明乃は慌てて手を放した、そして陽太は離された事に後ろに立ち退いては咳込んだ
「っごほっ!!ごほっ!!」
「っ・・・す、すみません…つい…貴方がバカすぎて…」
少しは明乃も我に返ったのか冷や汗掻いてはそう言った、一方で陽太は目を真っ赤にしては咳き込みながら言った
「っごほっごほっ…い、いや…さっきのは俺が悪かった…いい加減…覚えるよ…それより…さっき、指の骨…っつごほっ…すっげぇ、鳴らしてたけど…大丈夫、なのか…?やばい、音してたけど…」
「・・・・・・っえ……は、は、い・・・」
目を真っ赤にして咳き込みながらそう、ただそう言ってきた陽太に明乃は呆然としてはただただそう呆気ない反応をした
「っあ、そ、そうなのか…って、俺これ聞くためだけにこんな、あぁ…」
「っで、ですからすみませんでしたって・・・」
ただ、そう一言聞くためだけに胸倉捕まれ危ゆく気絶させられそうになった事に陽太は溜息吐き落ち込んだ、一方そんな落ち込む陽太を見た明乃は先ほどとった行動を思い返したのか腕で微妙に口元を隠しては謝った




