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鍵の重要性

そしてそれから何分間か経つ間陽太はソファに座っては大人しく鼻を摘まんではたまに口から出てくる血をティッシュに吐き出していた、勿論こんなに出るとは想像もしていなかった陽太は驚きのあまり少し不安になるもなんとか他の事を考えた、まず思った事はもう外は暗くなっていた事だった、陽太は暗くなっている事に気づいては慌てて部室にある時計を確認した、時刻はもう18時、つまり6時を周っておわりあと数十分で6時30分になりそうになっていた、この事から大体計算をした所陽太が気絶していた時間は大体30分弱、陽太が気絶した時刻は大体5時30分頃近く、そして先ほどのタオルケットの件を入れては大体一時間入り現在の時間に至る、その事を一瞬に計算しては陽太は謎の喪失感のようななんとも言えない思いが湧き溜息付いた


「・・・・・俺が弱いだけなのかもしれないけど…すっげぇだっせぇ…」


陽太は今冷静になって思ったのか先ほどの明乃との決闘染みた泥沼練習を思い出しては情けなく感じた、仮に明乃が強かったとしても同じ人間なだけあり、これは差別の対象に入ってしまうのかもしれないが明乃は「女」という性別なだけあり男よりか弱い筈が現実では男である陽太をぼこぼこにした事に陽太は結構心にきていた、そしてそんな事を思っているとノックの音がした、陽太はその事に誰なのかと一瞬警戒しつつふと考えた、この部屋は今は別の空間の部屋の中なわけで廊下から見たこの部屋はただの部屋なわけでと考え続けると頭が痛くなる事に陽太は唸った、そしてそんな事に頭を使っているところで


すみません、間違えて鍵を部室の中に入れたままにしてしまいました、開けてくれませんか


「っえ、ひ、氷野?」


鍵を忘れた、そう廊下から話しかけてきた明乃に陽太は確かに鍵が掛かっている事を確認してはソファから立ち上がってはドアの元へと歩み寄りドアノブを捻り開けた


「ありがとうございます、私とした事がかなり危険な事をしでかしてしまいました、もし貴方がこの部室にいなかった場合この部室には二度と入れない所でした」


濡れたタオルを持っては入ってきては椅子に座るなりそう言っては自分の失態にため息付く明乃、陽太はその事を聞きつつそっとドアを閉めてはソファに座った、陽太にとってはこの部室の価値観がまだわからないだけありなにがどう危険なのかと不思議に思った、勿論やばいという事だけはその口ぶりからもわかるが、なんとも実感できないというそんな感じだった


「・・・それって、かなり、やばいことなのか??」


「…やばいなんてものじゃないです、貴方にはまだ説明していませんでしたがもし、あの鍵を無くした場合この部室にはもう二度と入る事ではできません、ここまで言えば貴方にも理解できると思います」


かなり深刻そうな表情をしては鍵を指さしてはそう言った明乃、陽太はその事から読み取れたものはたった一つだけ、誰でもわかる事だった


「・・・じゃあ俺が思った事を言うが…あの鍵って合鍵とかってないのか??後仮にここに入れなくなった所でなにがやばいのか俺には全然まったくもって見当もつかないんだが…っ…俺がバカなわけじゃ、ないよな・・・??」


深刻な表情を浮かべたままの明乃を見ては陽太は自分の言っている事が間違ってないか心配になりそう聞くことにした、そして陽太のその事を聞いてか明乃は目を瞑っては濡らしたタオルを少し乱暴気味に陽太に投げつけた、陽太は突然のその行動にあたふたと驚きながらも受け取った


「・・・そのタオルを首の後ろに当ててください、血管が収縮するため鼻血の治まりが早くなります、本当はこめかみを冷やすのが一番なんですが…」


「っあ、あぁ…わかった…」


聞いた事もない治療、応急処置方法に陽太は少し疑いつつ首の後ろにタオルを乗せた、季節が冬なだけありタオルを乗せた所でぶるる、と体が寒気と共に鳥肌が立った、思わず悲鳴を上げそうになるもなんとか耐えては一息付いた、そしてそんな陽太を見ていた明乃は言った


「・・・貴方の先ほどの事について言いますとまず一つ目、あの鍵の事について言いますと合鍵などそんなものはないです、鍵はあの一つだけです」


平然とした表情をしてはそう言いのけた明乃、陽太はその事に数秒考えては言った


「っ…え、なんで合鍵作らないんだよ…もしなくしたらかなりやばいんだろ…?」


先ほどの深刻な表情を浮かべてはそう言っていた筈が何故か平然とした表情を浮かべてはそう言った明乃に陽太はおかしい、そう思っては言った、そしてそんな陽太に明乃は目を瞑っては足を組み言った


「…貴方にはまだ言ってませんでしたがこの部室には本部との連絡手段、というより本部の重要な情報があのパソコンの中に一部だけですが入っているんです、もし、もしです、この鍵を落とし誰かに悪用されたとします、しかもそれがこの鍵一つだけじゃなく合鍵などもう一つ存在した場合被害はその二倍に広がります、私の言いたい事が貴方に理解できますか??」


一体どれだけそのスクールボランティア(本部)が重要な組織なのか、陽太はまだあまり明確にはわかっていなかった、だが一言で言い表すとかなり危険な組織で公には公表できないような危ない危険な組織という事だけわかっていた、勿論危険な組織と言っても悪い方ではなく良い方で


「・・・微妙に理解できないような、でも…まぁ、この体操着といいあの手に塗ったパウダー、じゃなくて…えっと忘れたけどあの白い粉といい・・・ま、まぁ…かなり危険そうな事はわかった、あまり明確にはわからないけど…」


陽太はそう言ってはあはは、と苦笑いした、そしてそんな陽太の反応を見てか明乃は言った


「・・・丁度及第点と言いたいところですね、まぁ簡単に、雑に言ってしまえばそんな所です…貴方にとってのこのスクールボランティアに対しての印象がどっちの方へ思っているのかは気になるところですが・・・」


「っ!そ、そりゃ勿論良いほう、そう俺は思ってるぞ…ま、まぁ物騒な組織には変わりない印象なんだけどさ・・・」


本来あまり争い事など、現実で言ってしまえば喧嘩などそのような血生臭い面倒な事が嫌いな陽太にとってこの組織含めまだ見た事すらないモンスター、もまた物騒な危ない組織には変わりなかった、そしてそんな陽太を聞いてか


「・・・そういえば貴方は血生臭い事が大っ嫌い、苦手でしたね…」


「!あ、あぁ、って覚えててくれたんだ・・・」


陽太はそう言っては感動していた、全く興味なく関心も抱かれない自分に、そしてそんな自分の会話の内容を覚えて盛られていたことに、少し自虐しすぎかもしれないがそれだけ陽太にとっての明乃の印象はそんな印象だった、そしてそんな陽太の反応に明乃は目を細めては一息付くように言った


「・・・興味、関心含めず私は大抵の事は大体は覚えていますからね…まぁ私だけじゃなく大抵の人はそうでしょう、貴方に限っては興味のない事に関しては途中で上の空か、または右から左でしょうけど…」


嫌味なのかまたはわかりやすく手で表しているのか右耳から左耳へと指を通すようなそんな表し方をしている、面倒そうな表情をしているのもまた嫌味に見えて仕方がない、だが陽太は変な事にそんな表情含めその行動に何故か好感が持てていた、単に陽太が鈍感、または伝わっていないのか、はたまたマゾなのか・・・それかまたは単に好き、そんな理由からなのかもしれない









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