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本部との通信

「・・・はい、大丈夫です、…ですが、私から見た場合ですが…おそらく性格上戦えるとは私は到底思えません…この部活に素直に入った事に関しては関心しますが……ですが本人はまだ未経験…恐ろしさをまだ知りません・・・」


明乃はあれから陽太と少しギスギスとした空気のまま部室に来ていた、今の時間は昼休みで残りの昼休み時間の間に本部スクールボランティアクラブに陽太、狩野陽太に付いて報告しに来ていた


『…そうか…確かにその少年、狩野陽太君の事について明乃から見た場合の話だと私から見ても到底戦えるとは思わないな…」


「!・・・はい」


『・・・だが、だからと言ってその少年をやめさせるわけにはいかないのだよ…残念ながらね…』


「・・・・・・特異の人間、だからですか…」


『…あぁ、その学校でいるのは明乃含めその少年、狩野陽太一人しかいないからね…それに、もし仮に他にいたとしてもその少年はやめさせるわけにはいかないんだよ…只でさえ人数、特異な人間が少ないからね…』


「特異な人間」という者はそれほど貴重な存在なのかわからないがその本部の女はそう言った、パソコンから画面越しに話し合っている為顔、表情が伺えるがかなり困っている表情をしていた、明乃はその本部の女、上司の話を聞いては奥歯を噛みしめた


「・・・・・・邪魔な存在になっても、ですか?」


『…この事に関してはその少年には悪いが運が無かった、とでも言っておこうか…』


上官は椅子に背中を預けては深くため息付いてはそう言った、明乃はその上官の言葉につい言いたくなるもなんとか押し殺し俯いた


「・・・」


『・・・こう言っては怒るかもしれんが…いいか…?』


「・・・もう既に半分なっているので、良いですよ…」


上官は明乃が俯き落ち込んでいるように見えたのか念の為今から言う事の前に確認した、そして明乃は数秒黙っては顔を上げそう言った、その表情は言葉通り疲れたような表情をしていた


『…そうか、なら言わせてもらうが…やけにその少年に肩入れしているように見えるが…なにか、あるのか…?お前にしては結構気にしているようだが…』


「・・・・・・それはただ単に私に初めて部下、部員が出来たからです…特に私情があるわけではありません…あんな変態…」


明乃はそう言ってはそっぽ向き不機嫌そうな表情をした、おそらく先ほどの陽太との事を思い出したのかそんな表情になった


『?変態?』


「・・・・・・なんでもないです…それより後少しで昼休み、終わりますので切っていいですか?」


上官のその言葉に明乃はハッ、と自分が言った事に気づきそう言った、そしてそれと同時に部室にある時計を確認しては逃げるように言った


『!あぁ、悪いな、報告ご苦労様、明乃』


「…はい、それでは、また」


明乃は一刻も早く上官との会話を、またこれ以上自分の事について聞かれたくない為か電源を切ろうとしたが


『あっ、そうだ明乃』


「・・・・・・はぁ…なんですか、上官」


電源を切ろうとした所で呼び止められた事に明乃はあからさまに不機嫌な事を上司に伝えるような表情をしては見た


『ん、いやなぁ、お前がそんな感情的な顔になったのってはじ「さようなら」


『っえ、ちょ』


上官の言うことを最後まで聞かずに明乃はそう言ってはパソコンの電源を切った、最後に何か上官は言おうとしていたが明乃はそんな事を聞こうともせず切っていた



「…はぁ…、うるさい人…」


先ほど最後まで言われようとしていた事に大体予想が付いていたのか明乃は不機嫌そうに言っては深くため息付いた、そして明乃は次の授業の事を思い出しては教室へ向かった


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


そして明乃は教室に、授業が始まるチャイムと共にに戻ってきては机に寝そべった、授業をサボるわけにもいかない、だが明乃は先ほどの上司との会話に疲れたのか、または鬱憤が溜まったのかとても不機嫌そうな表情をしている、また勿論明乃が戻ってきた事にその横にいる陽太は話しかけずらそうな表情をしていた


「っ・・・」


「・・・」


話しかけようにも明らかにピリピリとした何かを発している明乃に陽太は話しかけられずにいた、顔を見たわけでもない、ましてや陽太の方を見ているわけでもないが背中、体全体からそう発せられている、重苦しい空気に陽太はそうなっていた、だが陽太は


「っ・・・な、なぁ…氷野…?」


以前までの陽太だった場合ここで余計な事を起こした場合後々何をされるかわからない、そうビクビクと震えていた、だがその後に限って必ず後悔のようなものが来る事を陽太は知っていた、だから陽太は話しかけた、後悔な気分を味わいたくない、そう思い


「・・・なんですか…」


見向きも怒らないのか明乃は陽太とは違う明後日の方向、窓の外を見てはそう言った、微かに声が低く、またドスの利いた声に陽太は息を呑んだ、また何か周りもこのなんとも言えない空気を感じ取っているのか微かに距離が遠く感じた


「っ…い、いや、さ…さっきは、ごめん…って…謝りたくて…俺、なんか調子良いような事言っちゃったし、って思って、さ…」


陽太はそう言いながら先ほど明乃に貸していたノートを見ては握りしめそう言った、それに対し明乃は


「……別にそれについてはもう良いです…私にも悪い所がありましたから…」


「!ひ、氷野・・・っ」


陽太は明乃のそんな反応につい何か期待のような感情を思い浮かべるも今のこの明乃の状態を見てはその感情のようなものもなくなった


「……すみませんが私は今とても機嫌が悪いんです…しばらく寝ますのでノート、綺麗に書いておいてください……後で写しますので…」


「!あ、あぁ、わかった…!」


明乃がそう言った事に陽太は微かに希望を抱いた、それは綺麗に字を書く事によって後々写しやすくなりそこで機嫌がよくなる可能性がある、そう思ったからだった


「……それでは、お願いします…」


「っう、うん…」


消え入りそうな声に陽太は少し驚くも頷いてはそう言った、そしてそれから数秒後には寝息が聞こえてきた事に陽太はよっぽど疲れていたのか、とそう思っては先生が黒板に書くことを一生懸命丁寧に綺麗に書いた、途中沙世が話しかけてきた事により陽太は少し焦りながらもなんとか話しながら写し終えたのだった、そしてその沙世が話しかけてきた内容は明乃の事についてだった


『あれ…?氷野さん、どうしたの?』


明乃が机に寝そべっている事に気づいたのか陽太にそう聞いた、そして陽太はそんな沙世にどう言えばいいのか、と迷った、正直に体調が悪いからなどと伝えた場合先生を呼ばれ面倒な事になる、そう思ったからその考えはノー、そしてまた機嫌が悪いから寝た、これもまた後々どうかしたの?など面倒な事に話しかける事を予想しこれもノー、そして陽太がそんな考える中出した事は


『あ、あぁ…ね、眠いんだと思うよ…?さっき欠伸してたし…」


眠いらしいよなどと言った場合これもまた二人ってどんな関係なの?と凄く面倒、とりあえず面倒な事を一々話しかけてくる事を予想し陽太はそう言った、こう言った場合ならなにも言われないだろうと、そう予想し


『あっ、そうなんだぁ…まぁお昼食べた後だし眠いよね~…ふぁ…っぁ、ぁはは…私も眠くなってきちゃった…』


決して明乃の欠伸が伝染したわけではなかったが沙世はそう言っては苦笑いしながら欠伸した、陽太はそんな沙世につられて苦笑いしては欠伸が出そうになるもなんとか耐えた


『っそ、そっか…まぁ、確かに食べた後だからね…でも、後でノート写させてもらうのも大変だから寝ない方がいいと思うよ?』


陽太は横目でぐっすりと眠る明乃を見ては沙世を見てそう言った、沙世はそんな陽太の言った事に少し目が覚めたのか頷いた


『う、うん、そうだね…寝ちゃうと後々大変だからね…うん、寝ないように頑張ろう…!ね…?」


『!う、うん頑張ろう、如月さん』


声を小さくしてはそう言い微笑んできた沙世に陽太は少し可愛い、そう思っては眠気も吹き飛んだのか頷き陽太も笑みを浮かべ言った、そしてそれから無事寝落ちする事なく五限目が終わった、そして


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


五限目が終わった事で十分間の休みができたのかみんなは教室から出て行った、一方で陽太はノートを書き終えた事に机にペンを置いては立ち上がり体を伸ばした


「なんとか寝れずに終えたね、狩野君…ふぁ…」


「!うん、そうだねって、眠そうだね…」


横から少し眠たそうにしては話しかけてきた沙世に陽太は振り向きそう言っては座った


「・・・うん、凄く眠い、かな…?」


眠気からなのか呂律があまり回ってないのかそう言っては机に寝そべってはいきなり寝てしまった、陽太はそんな沙世にどっかの眼鏡少年を思い出しては苦笑いした、そして陽太は自分を挟む両端の女子二人を見ては思った


「・・・・・・っ…ひ、氷野の方がかわいい、かも…な…」


明乃、沙世と交互に見てはそう口に出し頷いた、一体なにが可愛いのか不明だったが



「…人の寝顔を勝手に見た挙句勝手に査定しないでください…、ぶっ殺しますよ…後貴方通報しますよ…、盗撮魔、またはエロ本エロ爺・・・または狩野陽太と書いて、また読んで変質者と…」


「っっおぉ…お、起きて、たのか…って随分と酷い拝見だな、おい…」


眠たそうにしては欠伸をし、また大きい目も今はかなり細く、小さくなっている、変な体制で寝ていたせいか髪の毛も若干寝癖が付いていた、陽太はそんな新しい明乃についぼーっと見惚れてしまった、普段普通にしているのも可愛いがこれもまた可愛いなどと思いそう見惚れてしまった


「・・・・・・人の顔をガン見する趣味でもあるのですか貴方は・・・ふぁ…」


「!い、いやいやそんな事は勿論ないから!あっ、それよりノート綺麗に書いておいたよ」


可愛くて見惚れていたなどそんな事は微塵にも口から出せず陽太は話題を切り替えようとした所で本来の目的を思い出し先ほどの五限目に書いたノートを渡した


「・・・そういえば、そんな事私言ってましたね…」


寝ぼけているのか明乃はそう自分が言った事にあまり覚えていないのか首を傾げてはノートを開き先ほど書いた所を見ている、陽太自身今回書いた事には結構自信があるのかワクワクと明乃を見ていた


「・・・なるほど、確かに先ほどよりは断然と綺麗になりましたね…」


「!」


明乃に褒められた事に陽太は嬉しさから笑みを浮かべた、だが


「・・・まぁ、汚い事には変わりありませんが…」


「っぐ…」


最後にいらない事をぼそっ、と言った事に陽太は胸に何かを刺されたような気がした


「・・・あ、ところで先ほど貴方が寝ていた時間、四限目の時のノート書いておきましたので、これ、写していいですよ…」


「っえ・・・」


机の中からノートを取り出しては渡してきた明乃に陽太は受け取っては明乃を見た


「・・・貸し借りみたいなものです、今五限目の時は貴方が書きました、また四限目の時は私が書きました…つまりこれで貸し借りはなし、つまりはそういう事です…わかったならさっさと書いてください…後貴方、自分では気づいていないかもしれませんが、手汗が結構凄いのであまりベタベタ触らないでください…ノートが汚くなります…」


「っ!!ご、ごめん…!」


明乃にそう指摘された陽太は恥ずかしさのあまりノートを急いで置いた、と同時に自分の手を見た所で確かに手汗が結構すごい事に気づき足の芯から頭の芯まで一気に熱くなる事がわかった


「っ…お、俺の液体が…氷野のノートに…っ…」


「卑猥すぎます、今すぐ黙ってください汚いし気持ち悪いです…ッ」


「っあ・・・ごめん…」


バキッ、とシャーシンの芯が折れた音に陽太は口に出していた事に気づきそう謝っては俯いた、一方で明乃はそんな陽太を見てはため息付いてはノートに目を戻し、自分のノートに写す事にした




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