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見た目とのギャップ

あれから何とか明乃は陽太の書いた字を解読し、写していた、険しい表情をしながらなんとか解読していた明乃に陽太は流石に他の人に写させてもらった方が早いのではないか?そう思い提案するも返ってきた言葉は


『・・・・・・これからも、もし、また何か書き忘れがあった場合の為に貴方の文字には慣れておかないといけませんので却下します、なのでそのノート、見させてもらいます、汚いですが・・・』


などと明乃は言っては陽太の手からノートをバシッ、と無理やり奪い取る用に取ってはまた険しい表情をしながらなんとか写していた、そんな明乃に陽太は溜息吐いては次の授業を準備しようとした、そして次の二限目を確認すると保体、体育という事がわかり陽太はバッグの中から体操着を取り出した、そこでふと陽太は教室中を見渡した、理由は女子は教室ではなく女子更衣室で着替える事になっていたからである、そして今教室の中にいるのは男子数名だけだった、本を読んでいる者、イヤホンを耳に付けスマホをしている者、と各自静かに過ごしていた。時間を見る限り先に校庭へ向かい遊んでいるのだろう、そう陽太は思った、と同時にこれは言った方がいいのではないか?そう思っては陽太は


『っな、なぁ、氷野』


一生懸命解読している所を邪魔した場合、などと自分に降ってくる火の粉を想像するも授業に遅れた場合もっと酷い仕打ちが残っているのでは、そう思い話しかけた


『・・・なんですか、私は今一生懸命貴方の汚い字を解読しているのですが・・・』


『!い、いや、次保体、体育の時間なんだが着替えなくて大丈夫なのかなって、後五分で授業始まるんだけど・・・』


ノートと睨めっこしては自分のノートに写してはそう返してきた明乃に陽太は少し驚いた、思ったよりも普通の反応が返ってきた事に、そして陽太は時間を確認するも残り五分しかない事に気づき慌ててはそう言った、そして当然明乃はその陽太が言った事に耳を傾けていたのか驚いた表情をしてはバッ、と頭を上げ教室の時計を確認しては急いで鞄の中から体操着を取り出しては走って教室から出て行ってしまった、見た目に反し荒々しく教室のドアを開き叩き付けては出て行った事に陽太含め、読書をしていた数人の男子は驚いた顔をしていたのだった、そしてそれからたった三十秒ぐらい経ってから走って戻ってきた明乃に陽太は


『っは、はやいな・・・着替えるの・・・』


『・・・っく…残り三分ですか…仕方ないですね…貴方には後で、次の次の授業、四限目にはこれをちゃんと綺麗に書いて私に渡してください、良いですか?」


明乃はそう言いながらノートの残りの書いていない部分を指で示してきた、鋭い瞳で睨んでくる明乃に陽太は苦笑いしつつコクコクと頷く事しかできなかった、そして何よりも驚いていたのは一分も経たずに着替えては戻り、そして息一つ乱していないその体力に陽太は驚いていた


『・・・そうですか、それでは早く校庭へ行きますよ、残り・・・二分しかありません』


『っえ、ちょ、はやっ!?』


あっという間に走り見えなくなってしまった明乃に陽太はそう反応しては慌てて教室にもう誰もいない事を確認し陽太は教室のドアを閉めなんとか走り校庭へ向かった


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


パシッ!!


そっちいったよ~!!


お願い~!!氷野さ~ん!!


っ!


パンッ!


っナイス~!!氷野さ~ん!!


ひ、氷野さんすごい!よくあのボール取れたね!


いえいえ・・・ただなんとなくやっただけですので・・・


あれから無事校庭に二人、明乃、陽太は遅刻せず付いた、陽太達が通っているこの高校は男子、女子分かれ運動していた、女子はバレー、男子はサッカーと、そして明乃はやはり運動神経は結構凄いのか役十メートル離れたボールの元へ一気に走ってはパスをした、しかもそのパスもかなり凄く相手のコートに見事入っていた、そしてそんな明乃はやはり周りからは歓声の声で溢れていた



氷野さんすげ~よなぁ、運動神経抜群だし、しかも美人だし背高いし


っお、お前氷野さん狙いかよ?


っい、いやそういう事じゃなくてあんな奴今まで見た事ねぇよな~って


・・・なんだ、氷野さん狙ってたんじゃねえのかお前


っいちいちお前みたいに恋愛脳じゃねえっての!?


っんだと~!!?


そしてこっち、男子の方も女子の方、特に明乃を見ていたのかみんな驚いてはサッカーを中断しそう言っていた、一方陽太も男子達と同じで明乃の相変わらず運動神経に驚いていた


・・・あぁ~、良いよなぁ、あいつはよ~


?あいつって誰だよ?


あいつだよあいつ、氷野さんの隣にいるあいつ、なんだっけ狩野とか言ったっけ、あのチャラい奴


っあぁ~、そういえばそんなやついたな~


クラスに一人二人、下手をしたらクラスの半分男子には居るであろう部類の男子達はそう言い汚い下卑た笑い方をしては陽太を睨み付けていた、陽太はそんな男子達に不快感を覚えるも右から左へとスルーしようとした、そんな時に



「人生に落ちぶれ一生嫉妬しかできず何も行動しようともしない負け犬の言うことなんか耳に入れてはだめだよ、狩野君」


「っえ・・・?」


背後から突然肩を叩かれてはそう言ってきた事に陽太は驚く当時に振り向いた、そこにはメガネを掛けたいかにも学級委員長をやっているかのような真面目な男子がいた、太陽の光で眼鏡に反射され素顔が良く見えないが笑みがとても似合い一言で言うと接しやすい人、そう陽太は思った


「?どうかした?狩野君?」


「っえ、い、いや・・・えっと、ごめん、誰だっけ?俺全然覚えてないんだけど・・・」


陽太は突然話しかけられた事にどう対処したらいいのかわからず慌ててそう言った、これはわざとではなく本心からで本当に陽太は忘れていたのだった


「!あぁ、そっか、えっと俺の名前は比嘉敬一ひがけいいちって言うんだ、よく委員だとかやってそうだと言われるが俺はそんな事一つもやっていない、いややった事がない、後俺はアニオタだからな、よろしく狩野君!っとサッカーが再開したようだ、戻る!」


「・・・っえ、あ、あぁよ、よろしく比嘉君?」


長々と自己紹介、そして自分の趣味?を言っては嵐のように自分の位置へと走り去って行ってしまった敬一に陽太は呆然としつつ手をフリフリと振ってはそう言った


「っな、なんだったんだろ…?ま、まぁいいやつ、なんだろうな…」


陽太は先ほど敬一が言ってきた言葉を思い出してはそう言った、と同時にクラスにいいやつは思ったよりもいるのかもな、そう陽太は思い嬉しくなった、というよりも心が落ち着いた、そんな感じがしていた、そしてこれもまたもしかしたら明乃が傍にいたおかげなのでは、そう陽太は思いなんとなく女子がやっているバレーの方を見た、すると丁度明乃もこちら、男子の方を見ていたのか陽太と目が合った、陽太は目が合った事に驚いた、だが明乃は陽太と目が合うもすぐにプイッと目を反らしてはバレーの方へ集中してしまった、そんな明乃に陽太はガーン、と落ち込んでいた、もう少し愛想良くしくれても良いのでは、と


「っはぁ・・・まぁいいか…」


お~い!!狩野く~ん!!そっちに飛んだぞ~!!


「っえ?」


敬一、だけじゃなく自分達、陽太達のチームがこちらに走ってきている事に気づき何事かと陽太は慌てていた時だった空からボールが降ってきている事に気づいた陽太は慌ててそのボールを蹴ろうと足を振り上げた


「っっちょ…」


これは少し厳しい、そう陽太は思いながらもなんとか降ってきてはバウンドしたボールを蹴っ飛ばした、だが運悪く蹴った筈の足はボールの端に当たりボールは真っすぐじゃなく真横に飛んで行ってしまった


っあ~あ・・・だからあいつに渡すの嫌だったんだよ・・・


運動神経全然無い+不良とか救い用ねぇなぁ


お前らそれ以上やめろってのっ


そしてこれもまたクラスには数人いる文句を言い出す者、に陽太は悔しさからなのか歯を食いしばり俯いた


「狩野君、あのような者達の言葉なんて鵜呑みにしてはだめだよ、せっかくの楽しいサッカー授業が台無しになってしまうからね!」


「っひ、比嘉君・・・」


横に立ってはそう言ってきた敬一に陽太は顔を上げ見た、と同時に陽太は思った、こいつはすげぇ奴だな、と


「・・・比嘉君は凄いね、あんなに大きな声も出せて、しかもこんなクラスから嫌われてる俺の所に来て俺と話せてさ」


「?あのような何も行動もせず文句ばかり垂らしている負け犬なんか気にしているよりも自分で思った事を俺は行動してるだけだよ!後悔するよりもやって後悔しろって感じだしね俺は!」


敬一はそう言っては満面な笑みを浮かべた、陽太はそんな嘘でもなく本心からのその笑みに心底驚くと同時にやっぱ、すげぇ奴だな、と感心したと同時にこんないい奴が自分に話しかけてくれた事に陽太はとても嬉しく感じた


「…そっか、比嘉君は凄いね。っと、比嘉君ボール来てるよ」


「!おっと、これはいけない!」


ボールが飛んできている事に敬一は真っ先に何も迷わず、思わず飛んでいくように走って行った、そんな姿に陽太は何故か微笑ましくなり微笑んだ、と同時に明乃とはまた違った優しさだな、とそう思い陽太はまた明乃を見た、また向こうも陽太の視線に気づいたのか明乃は横目で睨み付けるように見た、そんな目に陽太は慌てて視線を戻してはサッカーに集中しようとボールを追う事にした、陽太自身特に体を動かす事、体育が嫌いなわけでもなくそれからはボールを追うのに夢中になりそのまま明乃など、女子の方を見る事なく授業は終わった、勿論球技苦手な陽太は全く活躍もせずただボールを追いかけ走っただけだったが


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


教室



「っぐふぅ…」


そして二限目、体育が終わった陽太達は教室へ戻ってきては水を飲むもの、話す者、など分かれていた、そんな中陽太は全身汗だくになっては全身疲労からなのか机にねそべっていた、普段中々運動しないせいか喉はカラカラになり胸、腹と走った事により鈍い痛みが走っていた、そしてそんな所へ


「随分とお疲れなようですね・・・運動音痴さん」


「っんぁ…?」


どうやら女子達も終わったのか教室へ帰ってきては臭い~、など汗臭~いなど言っては何かスプレーのようなものを使っていた、そしてそんな中明乃は多少汗を掻いているように見えるもタオルだけで済ましていた


「先ほど見させていただきましたが貴方はかなりの運動音痴ですね・・・ボールばかり追いかけ挙句には取れず、全身汗でびちょびちょにし・・・しかも私達女子をエロい目で見ていて・・・救いようがないですね・・・変態・・・」


まるで汚物を見るかのような目で見ては何故か体操着で口、鼻と隠している、そこで陽太は数秒考えてはなにか納得したのか


「っ仕方ないだろ・・・男女関係なく汗は臭いっての・・・って俺そんな目で女子見てねぇし…」


陽太はそう少し愚痴るように言っては怠い体を無理やり動かし腕を伸ばし鞄からタオルを出しては顔を拭いた、体の汗は体操着が吸収したのか拭く必要もない、そう思い顔を隠すようにタオルを被せた


「・・・どうですかね…それより先ほどはこちらを何回か見ていましたが何だったんですか?」


「…別に特にないよ…ただ、氷野はすっげえ運動神経良いんだなって、ことで見てただけ…」


陽太は喋るのも面倒なのか目を瞑りながらそう言った、明乃はそんな陽太に


「…そうですか、でもその割には私が何もしていない時もこちらを見ていましたね、盗撮魔」


明乃はそう言っては椅子を引き座っては先ほどの作業、ノートを写そうと陽太のノートをまた解読し始めた、そんな明乃を見ていた陽太は


「・・・あれ…綺麗に書き直すんじゃないっけ…?」


「貴方は今かなり疲労しています、放課後の部活に悪影響を出してはかなり問題が生じます、ですから仕方なく貴方のこの汚い字を数十分時間を掛けて解読し書きます、ですから貴方はその疲労を残さないよう寝ていてください」


朦朧とする意識の中明乃が言う事を聞いていた陽太は優しいのか、優しくないのか、と疑問に思いながら襲ってきた睡魔に負け意識が飛んだのだった








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