第1話 いきなり戦い!
異世界編スタートです
これからもよろしくお願いします!
影名は目が覚めると倒れていて、見知らぬ場所にいた。
辺りは木々ばかりでどうやら森の中のようだった。
何やら獣のギャーギャーという鳴き声が聞こえ、とにかく影名はここから出ようと起き上がった。
すると目の前に竜がいた。
竜がいた。
真紅色の鱗で覆われ、鋭い眼で影名を見ていたそのものはまさしく竜であった。そしてその竜は大きく口を開け……。
基本的に呑気に過ごしてる影名はこの時ばかりは、今、起きてる状況に絶望し、今までの思い出が走馬灯のように駆け巡る……なんてことはなかった。
すぐに横っ飛びに跳んだ後、影名のいた空間に竜がガキンッ!と音を鳴らし、噛みついた。
影名は拳を握りしめ思いっきり
「チェストォォォォォ!!!」
と叫び竜の眼に正拳突きをした!
竜はまさかの眼を殴られグオオオオォォォ!!と悲鳴を上げた後、翼を広げ何処かに飛んでいった。
「バリー・ホッター火のゴブリンを読んどいて良かったー、竜は眼が弱いからね」
そう呟くと、影名は疲れてしまったのか切り株に腰掛け寝てしまった。
そして先ほどからその様子を木に隠れながらずっと見ている黒髪のロングでローブらしきものを着ている少女が呟いた。
「な…何者なのじゃ…あやつは……。」
竜の眼の元ネタは、あのマルフォイが出てくる小説です