月蝕孤児院ー残光ー 〜悲しみの月の真下に〜 3話
2章も完結となります
奏斗:斗希ー宗吉知らないか?
斗希:分からないわ
宗夜:パパなら外に出て行ったよ!
奏斗:ありがと!
斗希:奏斗ー宗吉君から手紙があるわよ!
奏斗:?宗吉が?そんな急ぎの用事があるのか?
奏斗は手紙をとる
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みんなへ
俺は外の荒地にいます。みんなと会うのはもう最後かもしれません。来るのであれば、孤児院のみんなを連れてきて欲しいです。俺は霧病でもう長くは生きられず命日は今日と診断されました。
宗吉より
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奏斗:は?命日が今日だと……?
斗希:え?なにかの間違いだよね?
奏斗:とりあえずみんなで行くぞ!
荒地に着いたとき目の前に宗吉が黄昏ている
奏斗:宗吉……
宗吉:みんな!ゴホッゴホッ来てくれたんだなぁっ
宗吉は地面にひざをつく
斗希:宗吉くん!命日が今日なんて聞いてないよ、
宗吉:ごめんな……中々言い出せずにいたんだよ……
奏斗:でなんで俺らを呼び出したんだ?
宗吉:みんなにお別れの挨拶をしようと思ってな……
子供達:居なくならないでよぉーッ(泣)
奏斗:そうだぞ!宗吉!どうにかならないのか?霧病は……
宗吉:残念だが霧病は治療不可能だそうだ。
斗希:じゃあもう、あなたには会えないの?
宗吉:天国でまた会おうぜみんな。そんなくらい顔すんなって!
奏斗:ごめんな宗吉、俺は宗吉の為に楽しい思い出とか作れてやれてなくて、
宗吉:みんなといれたことがいちばんの思い出だよ!
斗希:宗吉……
宗吉:ぐぅぅっ……
宗吉に黒い亀裂ができ始める。
奏斗:宗吉っ!それは?
宗吉:あぁ、霧病だな
斗希:嘘っ……そんな嫌だよっ……
宗吉:霧は全部倒せた、それで十分だろ
斗希:十分じゃないわよ……
宗吉:みんな!みんなと出会えて俺本当に幸せだったぞ!みんなが居てくれたから俺の生きる希望になった!
宗吉:「人は未完成さ」
「それが美しいんだ……」
宗吉は少し笑う
宗吉: 「俺は……結構楽しかったぞ……」
宗吉は静かに倒れる。
奏斗:宗吉ぃぃぃっこの泣き虫がッ
今度は奏斗が泣いている
斗希:宗吉くん……ッなんでよ……
子供達:宗吉兄さん……
〜数年後〜
孤児院の庭
子供たちが遊んでいる
子供:宗吉兄さんってどんな人だったのー?
奏斗:泣き虫でどうしようもないやつだったけど……誰よりも強かった。
斗希:しかもイケメンだしねー
宗夜:ぱぱはすごく優しかったんだー!
宗夜たちは孤児院から見える月の光に優しく包み込まれた……
月蝕孤児院ー残光ー
〜悲しみの月の真下に……〜
〜終〜
月蝕孤児院シリーズ [完]
月蝕孤児院をご愛読してくださり誠にありがとうございました
月蝕孤児院シリーズが完結となります。今後は続編を出すつもりはありません。月蝕孤児院シリーズをご愛読いただき誠にありがとうございました!m(_ _)m




