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もういいや!行っちゃおう!

作者: 天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】(不思議のパルプンテ)

https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos


【ノート】

https://note.com/unique_panda3782



【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪


タイトル:もういいや!行っちゃおう!


深夜の仕事帰り。

その日は大幅に仕事が遅れてしまい、

私はひとけの引いた交差点を歩いてた。


「早く帰らなきゃ」

うちの会社はややブラック企業で、

そんなに夜遅くなっても明日の朝には

ちゃんとまた仕事に行かなきゃならない。


「そのうち辞めてやろう」

なんて思っていたその矢先、

「キャアアァアァ!」

いきなり信号を無視して突っ込んできたトラックに

私はその交差点ではねられたのだ。


深夜帯で人はおらず、見通しの利く交差点だったから

まさかこんな事になるとは本当に思わなかった。

でもこんな時でも事故に遭うのは一瞬だ。

気づいたらトラックが目の前まで走ってきており、

あーもすーもないうちに

トラックは私の体を宙に跳ね上げ、

私は地面に叩き付けられることになる。


でもその瞬間だった。

本当に不思議な体験だったが、

たぶん空中に体が浮いていた時、

誰かの声が聞こえたのだ。


「……ン…ンン…んんん… もういいや!行っちゃおう!」

初め何か喋ってたみたいだがよく聞き取れず、

私の耳にはっきり入ってきた言葉はそれ。


「もういいや!行っちゃおう!」

この誰かの言葉を聞いた直後、私は空中に立っていた。


「え…?」と思ったら、

私の目の前に3人の天使のような子供が現れた。

そしてうちの1人が…


天使のような子供「えー、今起こった事を言いますね?」

何か演説のようなものを私に向けて話し始めたのだ。


天使のような子供「あなたはトラックにはねられたんです。で、本当は一命を取り止めて病院生活になってたんですけど、我々はぁ…そのあとのあなたの生活ぶりがちょっと不憫かなぁと思ってたんで…」


天使のような子供「ちょっと早めに切り上げちゃって良いかなと思って、あなたをあなたの人生からこの空中へとご招待したわけです」


「………え?」


天使のような子供「いやちょっと早かったんですけど、あのまま生きててもあなた、たぶん苦労するかなぁと思って」


よくよく聞くと、今この子が言ってる事がよくわかった。

この子は早めに私を天に引き上げてくれたのだ。

「もういいや!行っちゃおう!」はたぶんソレだった。


私はやっぱりトラックにはねられており

その後、病院生活が続いていたようで、

いろんな治療の末に、不安と恐怖と苦しみに

苛まれ続ける人生を、

あのあと送ることになっていたらしい。


それを不憫だと思ってくれたこの子たちが

その不安・恐怖・苦しみから私を解放するため、

そんな苦しみばかりの人生からこの空中へ引き上げてくれた。


おかげで私はそんな不安・恐怖・苦しみの

片鱗すら感じることなく、全く知らないうちに、

文字通り瞬きするその一瞬のような感覚で、

今浮かんでるこの空中へといざなわれた。


この空中とは、地上から天へ引き上げるまでの架け橋の事。


つまり私はこのあと、

いま宙に浮かんでいるようなこの空中から

すーーっと体ごともっと上空へ上がり、

そのまま天国の門を叩くことになるらしい。

いやその門は開いていて、

そのまますんなり入ることができるのか…

この子たちを見ていると、

なんとなくそんな流れのように思えた。


そして、うちの1人の天使のような子供は又続けて…


天使のような子供「ごめんなさいね。でもどうします?このまま又肉体に戻ることもできますけど?」


「え?」


天使のような子供「いやほら、ドラマや漫画とかでもよく見てきたでしょう?三途の川見て戻ってきたーみたいな。あんな感じになって戻ることはできるんですけど、どうします?」


天使のような子供「まぁ戻っちゃったらさっき言ったみたいに、その後の人生の苦しみは味わう事になっちゃいますけど」


ここでも、その子が言っている事はよくわかった。

戻ると悲惨が待ち受けている…?

それがはっきりわかったような私は…


「…いや、ありがとう…もう戻らなくていいわ。このまま連れてって下さい」

そう言って、その子たちにお願いした。


そう言うとその子たちは

3人ちょっと顔を見合わせて短く頷き、

「じゃ、行きますね」

とその天使のような子供と

もう1人の天使のような子供が

私の両手を引いて、

そして3人めの天使のような子供は

私たちの先導をするように前を飛び、

私たち4人はそのまま遥か上空へと上っていったのだ。


この先は、今地上で生かされている

みんなに教えられないから、報告としてはここまで。

ただ私は今とっても幸せにある、

この事だけは伝えられるみたい。



(※)これまでにアップしてきた作品の内から私的コレクションを再アップ!

お時間があるとき、気が向いたときにご覧ください^^


動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=0TYC0fGniD0&t=129s

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬



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