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詩歌集2

流星群と夜を泳ぐクジラたち





 キラリキラキラ…




 流星群が来る夜は


 夜空に海ができる


 そして、夜空が海になった時


 海の生き物たちが夜空を昇る




 海の生き物たちは、夜を泳ぎながら夜空に昇ると


 夜空の海でパーティーを始める


 カクレクマノミ等のイロトリドリな魚が


 パートナーや友達とヒレを握って踊る


 タコやイカも吸盤の手をヒラヒラさせて舞う


 クラゲもふわふわ~と、夜空の海を漂いながら美声で歌う


 すると、クジラも夜空に昇ってきた


 クジラが夜空の海を泳ぎながら潮を天高く吹き出すと


 夜空に七色の虹が架かった


 クジラの潮で架かった虹の橋を


 魚やクラゲたちが歌い踊りながら渡る


 


 キラリキラキラ…




 流星群が絶え間なく流れ、暗い夜を照らす


 夜空を昇ってきて海の生き物たちは


 流星群が流れ終えるまで


 夜空の海で歌ったり踊ったりして過ごす───






 

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― 新着の感想 ―
[一言] 星座にも海の生きもの、結構いますね。 夜空を泳ぐのは涼しくて気持ちよさそうですね。
[良い点] 絵本や絵画で見たくなるような綺麗な世界観ですね。 だいぶん前に虹色イルカという詩を書かれていたと記憶してますが、今回は虹クジラですね。 (^^)
2023/09/09 22:18 退会済み
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