84
邪竜を倒した。
「イクト。私の運命の人はいま、誰?」
「分かった、調べてみるよ」
邪竜を倒して、ノーラはいの一番にそう問うた。
俺はギフトを起動する。
その結果は、俺が待ち望んだものだった。
「……俺だ」
「イクト?」
「俺だよ、ノーラ。ノーラの運命の人は、俺だ!!」
「イクト!!!!」
俺たちはハイタッチして、抱き合った。
かくして俺たちの旅は終わった。
アルフォンスさんとオーレリアさんは冒険者を続けるそうだ。
下層で邪竜を倒した冒険者として、パーティ勧誘が引きも切らないらしい。
シャルルは俺と、ウルさんはノーラについてそれぞれの家にひとまず帰った。
伯爵家に帰ると、俺とノーラの婚約が調っていて、そういえばまだ正式なものじゃなかったんだな、と思い出した。
だから。
いま猛烈に、彼女に会いたい。
俺の運命の人に。
完結です!
正直、初めから終わりまで一気に書いて、そして完結までちゃんと書ききれたのは処女作『高度に発達した~』以来かもしれません。
※『多目的スポーツ者~』はこの作品を書いた後に書かれたものです。
異世界転生なしのファンタジーは初めてでしたが、どうでしたでしょうか。
でもチートはあるから、なんかあんまりいつもと変わらないなあ。
というのも文体を敢えて崩して、横文字も普通に使っていましたからね。
現地の出来事を日本語訳した、と解釈してください。
さて現在は長編『スカジャンのシガン』を連載中です。
よろしければご覧になってください。
ではまたどこかで!




