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さてノーラの運命の人探し、始まり始まり。
「で、お嬢様の今度の新しい運命の人はどこにいらっしゃるのでしょう?」
「うん、そんなに遠くないね。ここから一週間もあればつきそう」
「ではまだ国内ですね。運命の人はかなり身近な人を指定している気がしますが、気の所為ではありませんよね、イクト様?」
「そうだね。運命を変えるんだから、あんまり遠いとみんな激変するから近くにいてかつ大きく変わる人を探してくるんじゃないかな?」
「なるほど……」
まあ個人的な感想というか経験談としては、俺とノーラに関すること以外の運命の人は実は見たことはない。
故郷で運命の人がいた人たちには、お礼として剣や魔法、座学を教えてもらえたりして、俺の成長につながった。
ノーラの運命の人だって、俺とノーラの成長に繋がったものばかりだ。
ウルさんとオーレリアさんの運命の人が俺を指定しているのはよくわからないけど、シャルルがウルさんとくっつけば俺に何らかの変化は必ずあるだろう。
つまり『探しもの』の運命の人は俺とノーラに関係している人ばかりなのだ。
まあ今更そんな分析をしても仕方がないし、まだまだサンプル数が少ないのでそうとも言い切れないんだけど。




