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運命の人 ~ギフト『探しもの』はかなりチートでした~  作者: イ尹口欠
ひとりめの運命の人

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 旅の道中、ウルからこんなことを言われた。


「ねえイクト少年。私の運命の人って探せます?」


「え? 探せるかどうかはギフト次第ですよ?」


「じゃあ一応、やってみてくれます? 探せなくても責めませんから」


「いいですけど。…………うぇ!?」


 俺はウルさんの運命の人を探した。

 探せたのだが……なんとその運命の人は俺だったのだ。


「えーと。なんか俺らしいですよ?」


「……え? イクト少年が私の運命の人なんですか?」


「…………らしい、です」


 まじまじと見つめ合うこと数秒。

 すごい顔したまま固まってこっちを見ているノーラ。


 そして時は動き出す!


「えええええ、ちょっと待ってください、イクト少年!? それって本当なんですか!?」


「え? ええ……俺のギフトはそう言ってますよ? ふ、不思議ですねえ」


「……………………」


 ノーラの沈黙が重い。


「で、でも! 俺の運命の人はノーラだから!」


「ふーん。ウルの運命の人はイクトなんだけどね」


「いや、ノーラ……それは……その……なんでだろう?」


「知らないっ」


 プイっと横を向かれてしまった。


 ウルはウルで衝撃を受けている。

 一体、どうしたらいいのこれ。


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