【海賊の宝島】2
ラビちゃんが亀に対してワンパンをしてしまい本来の強さがわからなかったけどそもそもラビちゃんってこんなに強かったかなぁ?ん~強いのはいいことだよね。うん。
海岸沿いをずーっと歩いていると亀に馬に蟹が出てきて馬はなんか水で出来ていたのか半透明で魔法でワンパンしてしまいなんとも微妙な顔をしてしまった私は悪くないと思う。
蟹?蟹はテウスたち三体が押さえてラビちゃんのキックでお陀仏ですよ。ライムはすることがなくて暇そうだったけどそこまで気にしているような感じはしなかったなぁ。
馬は『シーホースの体液』をドロップし、蟹は『シークラブの亡骸』をドロップした。この三体のモンスターにしか出会わなく、代わり映えのしない探索だったけどたまに数体が固まっていることもあったし、ラビちゃんたちもレベルアップしてたしで中々経験値も美味しくいただきました。瓶も補充してあったから海水をいれてみたりもした。料理に使うかもしれないし塩を作る羽目になるかもしれないしね。
そんなことを考えながら歩いていると『ピコン』と鳴った。ユーカかな?メッセージのほうに来ていたので開くと
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楽しんでる?あっとね集合しようにもマップが出来てないからあれだけど中央に向かって進行中だよ。モンスターも私にとってはそこまでだけど苦戦しているところもある感じ。
だから集まるとしたら島の中央かな。こっちは気にせずに楽しんでもいいけど何かあったら連絡ちょうだいね。生産レベルが低くて大体の人が沈んでるから役割はバッチリ持てるよ。
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なるほど、島の中央ねぇ。まだ時間はあるからもうしばらく蟹を狩ってから中央に向かうとしますか。見える限り木とかが豊富っぽいしテウスたちの独壇場かなぁ。
それから主に蟹を狩りつつ、皆と戯れながらすごし、島の中央に向かって進行し始めた。海岸の近くには防砂林があり、そこからまたちょっと違う感じになっていた。
そこはいつものリンゲル森みたいな感じが漂うエリアだった。しばらく歩いていると警戒していたテウスとドゥーザがちょっと唸り、チューンはそれなりに警戒をしている。
さらに少し歩くと正面のほうからなにかが飛んできた。それを前を歩いているテウスが叩き落とし、お返しと言わんばかりに投げつけたものをそのまま投げ返した。.....器用すぎないか?ま、まぁいいけども。
テウスが投げたのが当たったのかすこし先のほうから『ウギャ』という声が聞こえそこに向かってドゥーザが走りだし私の視界に入らないまま『スローモンキーの毛皮』というアイテムが私のインベントリに入った。......やっぱり優秀すぎるよなぁ?!
ドゥーザが戻ってきたので私は主に頑張った2体の身体を存分に撫でた。
「よしよし、ありがと。スゴかったねぇ」
そうしているとチューンが耳をたて、周囲を警戒し始めた。テウスとドゥーザもそれとなく警戒をしているもののそこまで警戒していない。
『ガサガサ』と音がして後ろを振り替えると鹿がいた。そう鹿が。ここには鹿がいるのか......なんで鹿なんだろ?下らないことを考えているとチューンはその鹿に気配を消して向かっていった。鹿は周囲を警戒している素振りを見せるが私たちのことは目に入っていないのだろうか?結構近いところにいるんだけど。
鹿が警戒しつつ歩いていると背後にチューンの姿が見える。あそこまで近づいているのに気づかないのか鹿は。そんなことを思いつつチューンを見ているとチューンはバッと鹿に襲いかかり鹿の首を噛み千切り一発で倒した。すると当然『鹿鹿の肉2個と角を入手しました。』とアナウンスがなる。......うちの子達が優秀すぎる。
戻ってきたチューンを当然誉めて撫でる。そしてから出発する。この森には微癒草や微麻痺草、微毒草なんかの草が生息しつつキノコ類も当然ながら繁殖していた。これで回復のポーションには困らないね。テウスたちに狩りを任せつつ私とラビちゃん、ライムはそういった野草を採取しつつ中央に向かって歩いた。
中央に向かって歩いている最中。ふと視界になにか、そう何かが目について鑑識を発動させた。【マンドラゴラ】......見なかったことにしよう。うん。そうしよう。放置しておけば悪さはしないからね。放っておくのが一番だね!しかしこの後このマンドラゴラがプレイヤーに抜かれ大絶叫をかまし、死に戻りをするプレイヤーが多発することになることをまだ知らない。
順調に狩りをしつつ進んでいくとテウスたちが警戒状態に入り始めた。ドゥーザに乗っているラビちゃんも鼻をピクピクさせ耳が立ちちょっとした緊張状態になった。私も一応すぐに魔法を撃てるように準備をしておく。何かあった後では遅いからね。
そう警戒していると私の耳にも小さく『カサカサ』という音と人の話し声が聞こえ始めた。プレイヤーなのかな?ということはそろそろ中央に近づいているのかな?正直なところテウスたちを敵と見なさないのかすっごい不安ではあるけどもそのまま進んでいく。戦闘が起きませんように!
ちなみにライムはチューンの背中でのんびりと微睡んでいました。自由かっ!




