次は何しようか?
ボフっとベッドに入り込む。すでに寝る準備は出来ている。両親はまた忙しそうにしている、というのも。そろそろアップデートが近いらしくそのための最終調整やらイベントやらで忙しくなっているそうで夕食とお風呂に入った後はすぐに二人で仕事部屋へ籠っていってしまった。おかげで私が茶碗洗いをすることになりましたよ!それでも時刻は9時11分。これでも頑張ったほう。でも謝ろう、うん
ログイン時にアイさんから何か言われるかと思ったけど特に何もなくそのままゲーム内へと入る。こっちだと何時だろ?お昼の12時過ぎかな?もうすぐ1時かなっと。......えっと、ゲーム内に来たはずなんだけどなぁ。あとログアウト中って身体が残らないんじゃ?!なぁんでユーカが私のベッドに入り込んで私を抱き枕にしてるんですかねぇ?!
「......ねぇユーカ」
「......」
「ふぬぬぬ!......動かない」
「......」
「......ハイドにメッセ送ろう」
『ハイドへ、ユーカに抱き着かれています。タスケテ』よし!これでいいはずだね。『ピコン』お?返信はっやいなぁ。えっと何々?『俺にその部屋に入る勇気はない。じゃあ頑張れ( ´∀`)bグッ!』......( ´∀`)bグッ!じゃないんだよなぁ。本当に!私のSTRじゃ対抗できないんだけど?!
「ふっぐぐぐ」
「......」
「起きてるんでしょ?ユーカ」
「......しょうがないにゃぁ」
「いやいやいや、まったく」
「起きるかにゃぁ」
「......その語尾は止めときなよ?」
「はーい。さて、遅かったね?」
「あ~うん。親が忙しくなりそうでね結構バタバタしてて」
「あ~なるほどね。片付けしてたのか」
「そういうこと......はぁっと」
ユーカが私のベッドから出て行ってから私もベッドから這い出る。そのまま部屋を私が先頭で出る。ハイドはどこにいるんだろう?そう思いながら階段を降りてロビーに入る。こういうの初めてかも。いつも司書さんがいたからなぁ。
ハイドはロビーで掲示板を眺めつつ待っていたようで椅子に座っていた。ハイドに近づき話しかける。
「ごめんねー」
「お、来たか」
「やほー」
「......さて、どうするよ」
「どうしようかな?東はもう解放された?」
「いいや、まだらしい。あれこれ2時間は経過しているらしいが」
「ふぅん?」
「ま、俺らには関係ないな」
「そうね」
「まぁそうだね。で、今回はどこに行く?」
「そうだなぁ」
「そうねぇ」
椅子に座り話し始める。今回のログインでどこに行こうかなぁと。私としては北か西のどちらか何だよね。東でもいいけど素材はたくさんあるからそこまでいらないんだよね。今回はどうしようかなぁ。
「んー......あぁそういえば北の解放ってユーカたちしか解放してなかったんだっけか。そっち行くか?」
「ハイド的にはいいかもね。ミーノは?」
「なんでもいいよ?まぁ北を開ける事が出来れば金属鎧とかは手に入れやすくなるかな」
「お、それはいいな。じゃあいいのか?」
「まぁミーノが主戦力だからね。」
「じゃ、ババントラに戻ろ」
宿を出て転送装置を使いババントラへと戻ってくる。ババントラは相も変わらずにぎやかですね。今がお昼時というのも関係しているんだろうけどもなかなかの盛況具合ですね。そのささやかな人混みを抜けえ北へ歩を進める。消耗品はあんまり使っていないため補給しなくてもいいみたいでそのまま北門へと向かう。
北門に向かうプレイヤーはそんなに多くない。どちらかと言うと南の方が多いかもしれない。南の方が簡単だからだとは思うけどね。さぁ!北の方に行って魔術士のレベルを上げ切っちゃう勢いで頑張ろうかな!
北は既に不人気になっているのかプレイヤーがいないいない。驚くほどいない。まぁ確かに?カッチカチだけどさぁ?ハンマーでブッ叩くとかあるじゃん?そういうのでここら辺は攻略されたんだと思ったんだけど。......これってまだ言ってなかったけ?
「しかしなぁ、北も北で不人気なんだよなぁ」
「魔法職がいないと大変だもんね」
「そうなんだよなぁ。しかも魔法を使うのにも知識がないと使えんからなぁ。」
「打撃属性の武器でブッ叩くとかすればいいのに」
「それが見つかってないのよねぇ。鍛冶師も探してるらしいけどう~ん」
まぁもう一つの方法はダメかなぁ。スライムを使う方法だしね。私もあれを量産する気はないよ?無理無理本当に時間があるときにしかできない方法なんだよね。それに一個は足りないだろうしなぁ。とりあえずは放置で。
私たちは山に向かって走る。一番遅いのは当然だけど金属鎧を着こんでいるハイド。その次に私、でユーカ。なので私たちはハイドの速度に合わせて走っている。ここまで走っているのにも関わらず疲れない。流石ゲーム!ありがとう
少しずつゴーレムやトカゲが見え始める。ゴーレムは私が魔法にて倒す。トカゲは基本的に無視して無理なときはユーカが一発殴る。そうするとモンスターはいなくなる。わんわんお達を出してもよかったんだけど場所が場所だから相性が悪い気がする。そう思って出しておらず、そのまま走り抜ける。そしてやってくるはあのボスたちとの再戦でした。もちろん順番は守ってですけどね。ここを攻略したい人は多少いるようでボス前のセーフティには人がいた。それでも南よりは少ない感じがする。




