夜も一緒に
ゲーム内でご飯を食べた私たちは料金を支払いお店を出る。さて、これからどうしようかなぁ。とりあえず転送装置の登録はしなきゃね。そしたら一回ログアウトかな。
「ふぅ、食ったな」
「美味しかったわね」
「うん。美味しかった。......転送装置行こう?」
「あ~そうか。まだしてなかったな」
「忘れてたわ」
話しながら私たちはサウザーの転送装置に登録を済ませ、すぐにババントラへ帰ることができるようになった。さて、どうしようか。
「これからどうする?」
「ん~私は一回落ちるわ」
「俺も。一回休憩しないとな」
案外ゆっくりしていたようで現実ではすでに4時を過ぎている感じ。ん~私も一回落ちようか。その後は9時過ぎになったらかなぁ。夜のログインかぁ。夜は何をしようかなぁ。いっそ街に戻って商売するのも良いかな?お金はいくらあっても困らないし、少しずつ使うからどうしてもね。
「私も落ちよう。」
「お、そうか。......じゃあ夜も一緒にやるか?」
「わたしはいいわよ?今日はパーティメンバーと行動しないし」
「いいの?」
「いいぞ」
「いいわよ」
「じゃあ夜もやろう!」
「おう」
「ええ」
夜も一緒にやれるのか。ならハイドの北方向の解放を済ませちゃったほうがいいかな?う~んそれは後で考えればいいかな。私たちはとりあえず宿屋に向かって歩く。街中でもログアウト出来るとはいえ宿屋のほうが安全と言うかそういう感じがするんだよね。
宿屋に到着した私たちは私とユーカ。ハイドで別れて部屋に入って行った。ゲームの中でも性別は気にすることが多いようで、宿屋の人も当然と言わんばかりにしてた。入った宿屋は多少高くても安全性が大きいところをとった。まぁ私たちプレイヤーはログアウトするとその場から消えるらしいけどね。
「じゃあ9時過ぎに」
「はーい」
「また後でね」
9時過ぎにこの宿屋のロビーで集まることになった。 こっちの部屋はツイン。向こうはシングルで値段も変わってるけど2人で割るのでシングルよりも安い。さて、ベッドに潜っておこうっと。
「よっと」
「ねぇミーノ」
「うん?」
「最近何してた?」
「最近?......東のリンゲル森に行ったりディッカで瓶買ったり調合したりかな。どうかしたの?」
「ん?いやぁ、だってね?わたしはもっとミーノと遊びたかったんだけどね」
「ん~まぁでも以前のパーティの人と行くのも楽しいんでしょ?あと、なんで同じベッドに入り込んでくるの」
私がベッドに潜り込みながら話していると何故かユーカがベッドに入り込んできた。いやいやいやなぁんで入り込んでくるんですかね?いやいやいやそんな驚いた顔してもダメだよ!中学の修学旅行でも入り込んできたけどその時は体力無くてそのまま寝ちゃったけども。
さすがに今はそんなことも無いからね?ダメだよ?現実だとユーカは寂しがりなのは分かるし、お泊りをするとまず来るだろうなぁと思ってるけども。ここが例えゲームの中だとしても、ちょっと恥ずかしいんだけど。
「え~だめ?」
「ダメだよ?恥ずかしいじゃん」
「え~......ログアウトするのに?」
「するのに。ほらほら」
「むーーー分かったよぉ」
ユーカも観念してもう一個のベッドに行ってくれたし、改めてログアウトの操作をしようかなっと。メニューを開き、ログアウトボタンを押す。フッと身体が浮かぶ感覚がしてからパチパチと言う暖炉で木が燃える音が聞こえる。
目を開けると私はソファーに座っていた。......はて、どうしてソファーに座ってるんだろうか?ふと隣を見るとアイさんがソファーでうとうととしていた。......寝そうになってない?というかなぜに?ログアウトするから起きてほしいと思い、その身体を揺する
「アイさんアイさん」
「ん......ぁ、ミーノさん」
「あの、ログアウトいいですか?」
「あ、はい。ふぁ......ふぅ。お疲れさまでした。」
そうして私は現実へと戻ってきた。さて、洗濯物でも畳むかな。私は自分の部屋をでて色々とし始めるのでした。夜にはログインするし、休憩も兼ねてるけどね。身体もバキバキとなるし、グググッと身体をほぐしつつ家事をこなすのでした。




